2015年-16年のフォーミュラE

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2015年-16年のフォーミュラEのシーズン
前年: 2014年-15 翌年: 2016年-17
2015年-16年のフォーミュラEにおいてドライバーズタイトルを獲得したセバスチャン・ブエミ
2015年-16年のフォーミュラEにおいて2度目のチームズタイトルを獲得したルノーe.dams

2015年-16年のフォーミュラEは、フォーミュラEの2期目のシーズン。

  • パワートレイン開発の自由化
2015-16シーズンより、FIAから認可されたマニュファクチャラーによる独自のパワートレイン開発が可能となった。マニュファクチャラーの開発可能な範囲は、コスト制限、および最重要分野への投資・革新の促進を目的としてモーター、インバーター、ギアボックス、クーリングシステムに限定されている。2015年2月23日、FIAよりフォーミュラEの第2シーズンに参加する8つのマニュファクチャラーが発表された[1]
  • バッテリーパワーの向上
レース中に使用可能なバッテリーのパワーが、前シーズンの150kwから170kwへと増加した[2]
  • ドライバー交代の制限
前年は1台のマシンにシーズンを通して1人のドライバーが乗車した事例が半数ほどしかなく[3]、中には6人がかわるがわる乗った車もあった[4]。また、メインドライバーがダブルブッキングしてしまう大会で、リザーブドライバーの代わりに佐藤琢磨山本左近らスポット参戦者を代役に招くケースも相次いた。これらがチャンピオンシップに与える影響も考慮され[5]、2015-16シーズンでは、シーズン中のドライバー交代を1台につき2名までに制限した。また、新規約によりスチュワードが不可抗力と判断した場合を除き、最終3戦では一切のドライバー交代を禁止した。
  • ドライバーズポイント
ドライバーズポイントについては有効ポイント制が廃止され、全レースがポイント対象となる。
  • 予選方式の変更
グループ別の予選セッションのトップ5名によるスーパーポールセッションが行われ、その結果によりポールポジションから予選5位までの順位を決定。
  • フルコース・イエローの導入
レースコントロールにより「フルコース・イエロー(FCY)」を宣言できるシステムが導入。FCY中、各マシンは時速50kmでの走行に制限される。追い越し禁止となり、前車との車間距離を保たねばならない[6]
  • ファンブーストの変更
ファンブーストは決勝開始後6分経過時点まで投票可能となり、獲得したファンブーストは乗り換えた2台目のマシンにおいて使用可能となる。公式サイトやアプリ以外にもFacebook等各SNSでも投票可能。ファンブーストは180kWから200kWの範囲内で100kJ使用可能となった[7]

参戦チーム・ドライバー

2015年8月5日、FIAにより10チームのエントリーが発表された[8]。2014年-15年シーズン、チーム・アグリのメインスポンサーだった英保険会社アムリンは、新たにアンドレッティ・オートスポーツのメインスポンサーとなった[9]

またアンドレッティはマニュファクチャラーとして独自のパワートレインを使用したAndretti ATEC-01を使用する予定だったが、トラブルが発生してシーズン前のテストでほとんど走行することが出来なかったため、前年同様マクラーレン製のパワートレインを使用することになった[10]

なお、トゥルーリ・フォーミュラEチームは開幕戦北京と第2戦マレーシアを欠場。北京ではマシンのコンポーネントが税関で止められ、マシンを公式車検に持ち込むことが不可能となった。また続くマレーシアにおいても車検不通過となりレース出走を断念。両レースは共に18台で行われた[11][12]。第3戦ウルグアイを前にチームはシーズンエントリーを取消、シリーズから撤退すると報じられた[13]

エントラント マニュファクチャラー マシン名 モーター
ギア
No. ドライバー 参戦Rd. リザーブドライバー
中華人民共和国の旗 NEXTEV・TCR・フォーミュラEチーム NEXTEV NEXTEV TCR FormulaE 001 2 1 1 ブラジルの旗 ネルソン・ピケJr.[14] All イギリスの旗 ベン・ハンリー
88 イギリスの旗 オリバー・ターベイ[15] All
フランスの旗 ルノー・e.dams ルノー・スポール[16] Renault Z.E 15 1 2 8 フランスの旗 ニコラ・プロスト[17] All
9 スイスの旗 セバスチャン・ブエミ[17] All
アメリカ合衆国の旗 ドラゴン・レーシング ヴェンチュリー・オートモービルズ[18] Venturi VM200-FE-01 1 4 7 ベルギーの旗 ジェローム・ダンブロシオ[19] All
6 フランスの旗 ロイック・デュバル[20] All
ドイツの旗 アプト・シェフラー・アウディ・スポート アプトスポーツライン ABT Schaeffler FE01 1 3 11 ブラジルの旗 ルーカス・ディ・グラッシ[21] All
66 ドイツの旗 ダニエル・アプト[22] All
イギリスの旗 DS・ヴァージン・レーシング・フォーミュラEチーム[23] オートモービル・シトロエン Virgin Racing Engineering DSV-01 2 1 2 イギリスの旗 サム・バード All
25 フランスの旗 ジャン=エリック・ベルニュ[24] All
アメリカ合衆国の旗 アンドレッティ・フォーミュラEチーム マクラーレン[10] Spark-Renault SRT_01E 1 5 28 スイスの旗 シモーナ・デ・シルベストロ[25] All
27 オランダの旗 ロビン・フラインス[26] All
日本の旗イギリスの旗 チーム・アグリ マクラーレン[27] Spark-Renault SRT_01E 1 5 55 ポルトガルの旗 アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ[28] 1-7, 9-10 エクアドルの旗 フリオ・モレノ
ドイツの旗 レネ・ラスト[29] 8
77 フランスの旗 ナタナエル・ベルトン[30] 1-3
メキシコの旗 サルバドール・デュラン[31] 4-6
中華人民共和国の旗 馬青驊[32] 7-10
インドの旗 マヒンドラ・レーシング・フォーミュラEチーム マヒンドラ Mahindra M2ELECTRO 1 4 21 ブラジルの旗 ブルーノ・セナ[33] All イギリスの旗 アダム・キャロル
23 ドイツの旗 ニック・ハイドフェルド[33] 1-2, 4-10
イギリスの旗 オリバー・ローランド[34] 3
モナコの旗 ヴェンチュリー・フォーミュラEチーム ヴェンチュリー・オートモービルズ Venturi VM200-FE-01 1 4 4 フランスの旗 ステファン・サラザン All
12 カナダの旗 ジャック・ヴィルヌーヴ[35] 1-3
イギリスの旗 マイク・コンウェイ[36] 4-10
スイスの旗 トゥルーリ・フォーミュラEチーム モトマティカ Motomatica JT-01 1 4 18 イタリアの旗 ヴィタントニオ・リウッツィ[37] 1-2
10 メキシコの旗 サルバドール・デュラン[38] 1
イタリアの旗 ヤルノ・トゥルーリ[39] 2

参戦チーム変更

  • トゥルーリは第1戦と第2戦に参戦できず、第3戦を前にシリーズからの撤退を発表。

ドライバー変更

  • トゥルーリは、契約上のトラブルより第2戦のエントリーをサルバドール・デュランからヤルノ・トゥルーリに変更[39]
  • マヒンドラは、レース中のアクシデントで負傷し、手術したニック・ハイドフェルドに変わり、第3戦のみオリバー・ローランドを起用[34]
  • ヴェンチュリーは第4戦を前に、ジャック・ヴィルヌーヴがチームを離脱したと発表。マイク・コンウェイが後任を務める[36]
  • チーム・アグリは第4戦を前に、ナタナエル・ベルトンがチームを離脱したと発表[40]。前シーズン、同チームに所属したサルバドール・デュランがチームに復帰する[31]
  • チーム・アグリは第7戦を前に、サルバドール・デュランがチームを離脱したと発表。馬青驊が後任を務める[32]
  • チーム・アグリは第8戦、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタの代役(DTMとのスケジュール重複)として、レネ・ラストの起用を発表[29]

開催スケジュール

2015年7月15日、メキシコで開催されたWMSCにて、暫定カレンダーが発表された。[41]。当初、開幕戦(北京)は2015年10月17日開催予定だったが、1週間後ろ倒しとなった[42]。その後、9月30日にパリで開催されたWMSCにて、修正版カレンダが承認された[43]。その中で唯一開催地未定となっていた第5戦は、メキシコシティ(エルマノス・ロドリゲス・サーキット)での開催で決定した。[44]

第8戦(ドイツ)は当初は前シリーズ同様にテンペルホーフ空港での開催が予定されていたが、その後ベルリン市街地での開催と変更となった[45]

当初第9戦としてモスクワ戦がカレンダーに設定されていたが、その後中止となった[46]。代替戦は行われずシリーズは全10戦となる。

Rd. レース名称 都市 開催日 周回数
1 SWUSP Beijing ePrix 中華人民共和国の旗 中国 北京 2015年10月24日 26周
2 Y Capital Management Putrajaya ePrix マレーシアの旗 マレーシア プトラジャヤ 2015年11月7日 33周
3 Julius Baer Punta del Este ePrix ウルグアイの旗 ウルグアイ プンタ・デル・エステ 2015年12月19日 33周
4 Buenos Aires ePrix アルゼンチンの旗 アルゼンチン ブエノスアイレス 2016年2月6日 35周
5 Mexico City ePrix メキシコの旗 メキシコ メキシコシティ
(エルマノス・ロドリゲス・サーキット)
2016年3月12日 43周
6 Faraday Future Long Beach ePrix アメリカ合衆国の旗 アメリカ ロングビーチ 2016年4月2日 41周
7 Visa Paris ePrix フランスの旗 フランス パリ 2016年4月23日 45周
8 BMW i Berlin ePrix ドイツの旗 ドイツ ベルリン 2016年5月21日 48周
9 Visa London ePrix Race 1 イギリスの旗 イギリス ロンドン 2016年7月2日 33周
10 Visa London ePrix Race 2 2016年7月3日 33周

結果

参照

外部リンク

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