エジプト逃避途上の休息 (ブーシェ)
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| ロシア語: Отдых на пути в Египет 英語: Rest on the Flight into Egypt | |
| 作者 | フランソワ・ブーシェ |
|---|---|
| 製作年 | 1757年 |
| 種類 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 139.5 cm × 148.5 cm (54.9 in × 58.5 in) |
| 所蔵 | エルミタージュ美術館、サンクトペテルブルク |
『エジプト逃避途上の休息』(エジプトとうひとじょうのきゅうそく、露: Отдых на пути в Египет, 英: Rest on the Flight into Egypt)は、18世紀フランス・ロココ期の巨匠フランソワ・ブーシェが1757年にキャンバス上に油彩で制作した絵画である。元来、ヴェルサイユのポンパドゥール夫人の礼拝堂用に描かれた[1]。後にロシア皇帝エカチェリーナ2世のコレクションに入った作品で、1766-1774年にサンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館に収蔵されて以来[2]、同美術館に展示されている[1][2]。
作品
画面右側には聖書を持つ聖母マリアが座り、その左横では幼子イエス・キリストと洗礼者ヨハネが戯れている。画面中央には聖ヨセフの姿が見え、彼の周囲には訪れた天使たちが飛翔している。エキゾチックな植物、遠望される都市などのモティーフも描かれている[1]。しかし、この色彩豊かな画面で、様々なモティーフは相互に関連性を持っていないように見える。登場人物たちの視線も交差していない。彼らは画面に集っているものの、けっして互いにかかわりをもっていないのである。ブーシェは全体の統一性に意を注ぐことなく、それぞれのモティーフの並置によって画面を作り上げている。個々のモティーフの装飾的効果に重点を置いた、このような画面構成はタピストリーの装飾と深い関連を持っていた[1]。多彩な芸術家であったブーシェは、タピストリーの下絵も制作していた[4]。