化粧 (ブーシェの絵画)

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製作年1742年
寸法52.5 cm × 66.5 cm (20.7 in × 26.2 in)
『化粧』
スペイン語: La Toilette
英語: La Toilette
作者フランソワ・ブーシェ
製作年1742年
種類キャンバス上に油彩
寸法52.5 cm × 66.5 cm (20.7 in × 26.2 in)
所蔵ティッセン=ボルネミッサ美術館マドリード

化粧』(けしょう、西: La Toilette: La Toilette)は、18世紀フランスロココ期の巨匠フランソワ・ブーシェが1742年にキャンバス上に油彩で制作した風俗画である。1967年にニューヨークで購入され、ハンス・ハインリヒ・ティッセン=ボルネミッサ男爵のコレクションに入った[1]。現在は、マドリードティッセン=ボルネミッサ美術館に所蔵されている[1][2]

画面に描かれているのは、散らかった部屋の内部で婦人が召使の手を借りて、朝の身づくろいをする場面である[2]。婦人はガーターを結び付けつつ、背後から描かれた召使が差し出す帽子を見ている。この情景は、18世紀フランス富裕層の室内[2]がどのようなものであったかを示す貴重な記録となっている[1]

ブーシェによる夫人の肖像『昼間用寝台の上の女性』 (1743年)、フリック・コレクションニューヨーク

壁と椅子は明るい黄色の布地で覆われ、この布地を背景に、鳥が描かれた中国屏風が際立つ。屏風は、部屋の端および壁から青い布で垂れ下がる女性頭部のパステル画を隠している。椅子と化粧机には重い布が積まれ、暖炉前の床にもふいご、筆、など様々な品が散らばっている。同様にマントルピースの上にも、いろいろな品が散乱している。暖炉前の火除けの衝立からウールの毛糸球を取って、遊んでいる子猫が、この場の雰囲気を形作るのに貢献している[1]。なお、屏風と火除けの衝立はフランス東インド会社を通じてもたらされたもので、当時の裕福な家庭の室内を飾っていたものである[2]

画中の婦人は、時折ブーシェの絵画のモデルとなった妻マリー=ジャンヌ・ビュゾ (Marie-Jeanne Buzot) ではないかと提唱されてきた[1][2]。しかし、フリック・コレクション (ニューヨーク) などにある彼女の肖像[3]は、本作の婦人とは似ていない。さらに、ブーシェが画中の婦人を少々下品な姿で描いていることにより、彼女が彼の妻ではないとする研究者たちもいる。ここに表されているのは当時の趣味に合致する典型的な「覗き見」の場面であり、婦人は着替えという普通の家庭内の行動の範囲で、自身の脚を見せている[1]

本作で、ブーシェは黄色に重点を置き、白、赤、青色の大きな色面を用いる非常に明瞭な色彩表現をしている[1]

脚注

参考文献

外部リンク

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