中断された眠り
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| フランス語: Le sommeil interrompu 英語: The Interrupted Sleep | |
| 作者 | フランソワ・ブーシェ |
|---|---|
| 製作年 | 1750年 |
| 種類 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 81.9 cm × 75.2 cm (32.2 in × 29.6 in) |
| 所蔵 | メトロポリタン美術館、ニューヨーク |
『中断された眠り』(ちゅうだんされたねむり、仏: Le sommeil interrompu, 英: The Interrupted Sleep)は、18世紀フランス・ロココ期の巨匠フランソワ・ブーシェが1750年にキャンバス上に油彩で制作した絵画である。対作品の『恋文』 (ワシントン・ナショナル・ギャラリー)[1] とともに1753年のサロン・ド・パリで大いに称賛され、ポンパドゥール夫人が所有していたベルヴュー城の装飾に用いられていた[2]。作品は1949年にジュール・バッシュ氏のコレクションとともに寄贈されて以来[2]、ニューヨークのメトロポリタン美術館に所蔵されている[2][3]。

本作は、『牧歌的情景』 (エルミタージュ美術館、サンクトペテルブルク) [4]や『彼らはブドウのことを考えているのですか』 (シカゴ美術館) [5]などブーシェがたびたび描いてきた「パストラル」 (牧歌) を表す作品の1つである[2]。画家のパストラル主題の作品では、農民生活の泥塗れの労働は脇に押しやられ、パントマイム劇で人気を得た優雅な服装や田園的ロマンスに取って代わられている[2]。
本作は、サイズ、構図、恋愛の主題で共通する『恋文』の対作品となっている。両作品は本来、新たに創造されたものではなく、1748年にブーシェがおそらく工房の助手の手を借りて制作した巨大なタペストリー用下絵をもとにしたものである[1]。
本作では、若い男女が緑豊かな森の中に表されている[3]。ゆったりとした白と青色のドレスを纏った若い女性が土手に背を持たせかけて眠り、目を閉じている。彼女の横には、麦わら帽子と楽譜が置かれている。赤いベストと白いシャツを身に着けた若い男性が彼女の方に身を屈め、片手に持った草で彼女の頬に優しく触れている。彼は彼女を起こしてしまったようである[3]。
女性の横にある大きな木の前には、色とりどりの花でいっぱいの籠が見える。男女の右側には、茶と白色の長い耳をした犬がいる。近くでは羊の群れが平和に草を食んでおり、遠方には白い小さな建物が見える。大きな木の枝からは鳥籠が下がり、場面の牧歌的で静穏な雰囲気を強調している[3]。