プンタ・デッラ・ドガーナからのサン・マルコ湾の眺め

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製作年1740-1745年
寸法53 cm × 70 cm (21 in × 28 in)
プンタ・デッラ・ドガーナからのサン・マルコ湾の眺め
イタリア語: Veduta del bacino di San Marco dalla Punta della Dogana
英語: View of the Basin of San Marco from the Punta della Dogana
作者カナレット
製作年1740-1745年
種類キャンバス上に油彩
寸法53 cm × 70 cm (21 in × 28 in)
所蔵ブレラ美術館ミラノ

プンタ・デッラ・ドガーナからのサン・マルコ湾の眺め』(プンタ・デッラ・ドガーナからのサン・マルコわんのながめ、: Veduta del bacino di San Marco dalla Punta della Dogana: View of the Basin of San Marco from the Punta della Dogana)は、18世紀イタリアの画家カナレットキャンバス上に油彩で制作した風景画である[1]。カナレットがイギリスに旅立つ前の1740-1745年ごろに描かれた。作品は1828年以来、ミラノブレラ美術館に所蔵されている[1]

16世紀に黄金時代を迎え、ティツィアーノティントレットヴェロネーゼらの巨匠を輩出したヴェネツィア派の芸術は、17世紀には有力な画家を生むことはなかった。しかし、18世紀にふたたび華やかさを取り戻しており、その中で、カナレットやフランチェスコ・グアルディヴェネツィアの都市景観「ヴェドゥータ」を描いて有名であった[2]。ヴェドゥータは、ヴェネツィアに観光にやってきた外国人旅行客が帰国する時の絵葉書、お土産代わりに購入された[2]

作品

カナレットの技法の特徴の1つは、カメラ・オブスクラを用いたことである。当時の文献によれば、カナレットは実物を写生してから精確に建物の比率や遠近法を再現するためにカメラ・オブスクラを利用したという。しかし、画家が描いた数多くの素描は単なるスケッチで、屋外で描かれたそれらは、彼の静かなアトリエで精確さを向上させるために定規コンパスを使って描きなおされた[1]

2017年のサン・マルコ湾

プンタ・デッラ・ドガーナ英語版は、かつてヴェネツィア共和国税関の建物などがあった一角で、サン・マルコ湾をはさんでドゥカーレ宮殿のある対岸にある。本作は、そのプンタ・デッラ・ドガーナから見える埠頭やドゥカーレ宮殿 (中央)、ピアッツェッタ (宮殿左側の広場)、旧図書館の後ろにある鐘楼を表している。この眺めは、カナレットが描いたヴェネツィアの景観の中でも最も魅力的なものかもしれない。画家は細密な筆触であらゆる細部を描写し、その場所特有の空気を巧みに捉えている[3]

本作には、同様の光景を描いた別のヴァージョンが10点ほど現存している[3]

ギャラリー

脚注

参考文献

外部リンク

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