メキシコシティ国際空港

メキシコ・メキシコシティにある空港 From Wikipedia, the free encyclopedia

メキシコシティ国際空港(メキシコシティこくさいくうこう、スペイン語: Aeropuerto Internacional de la Ciudad de México, 英語: Mexico City International Airport)は、メキシコ合衆国首都メキシコシティにある国際空港。自由主義者でフランスによる干渉に抵抗したベニート・フアレス大統領にちなみ、ベニート・フアレス国際空港Aeropuerto Internacional Licenciado Benito Juárez)とも呼ばれる。

ターミナル1(上)、ターミナル2(下)
ターミナル1 内部
ターミナル2 内部
ターミナル2 ラウンジ
国・地域 メキシコの旗 メキシコ合衆国
種類 民間
所有者 Grupo Aeroportuario de la Ciudad de México
概要 メキシコシティ国際空港Aeropuerto Internacional de la Ciudad de México Mexico City International Airport, 概要 ...
メキシコシティ国際空港
Aeropuerto Internacional de la Ciudad de México
Mexico City International Airport
IATA: MEX - ICAO: MMMX
概要
国・地域 メキシコの旗 メキシコ合衆国
所在地 メキシコシティ
種類 民間
所有者 Grupo Aeroportuario de la Ciudad de México
運営者 Aeropuertos y Servicios Auxiliares
開港 1931年5月15日 (1931-05-15)
拠点航空会社
敷地面積 746 ha
標高 2,230 m (7,316 ft)
座標 北緯19.43611度 西経99.07194度 / 19.43611; -99.07194
公式サイト www.aicm.com.mx ウィキデータを編集
地図
空港の位置
空港の位置
MEX
空港の位置
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空港の位置
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
05R/23L 3,900×45 アスファルト
05L/23R 3,952×45 アスファルト
統計(2024年)
旅客数 4,535万人
出典:DAFIF[1][2][2]
公式サイト[3]
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2022年3月、北方約40kmの場所に、フェリペ・アンヘレス国際空港英語版が開港した。

概要

中南米のハブ空港

メキシコシティ中心部の東5キロメートルに位置する。敷地は746haであまり広くないが、旅客数は中南米最大級の空港である。市街地にあるにもかかわらず24時間運営している上、中南米におけるハブ空港的存在であることから、メキシコ国内から諸外国への乗り継ぎだけではなく、南北アメリカの主要都市間や、南米諸国とヨーロッパ諸国の主要都市などとの間の乗り継ぎに多く利用される。

標高

空港の標高は約2,230メートルであり、世界各国の主要空港の中では異例に高い[4]。酸素濃度が薄いことから、航空機のエンジンの燃焼効率が低下し、離陸時に充分な速度が得られない上に揚力も弱くなるため、長距離便の離陸は難しかった(着陸時には燃料が消費されており機体重量が軽い為、着陸復行を含め問題ない)。

2016年1月よりアエロメヒコ航空が燃費効率向上及び航続距離の長いボーイング787を使用して、成田行きを直行化させた。全日空も2017年2月15日から同路線を同型機を使用して就航した[5]。成田〜メキシコシティ間の距離は11,186kmで、日本発着の国際線としては最長距離を結ぶ路線となった。

着陸のドラマ

着陸のドラマ

着陸時にスリルを味わえる空港として、廃止となった旧香港啓徳空港が有名だが、メキシコシティ国際空港に関しても市街地に近い空港であることから、旧香港と負けず劣らずの着陸のドラマが味わえる。着陸前の低空飛行時は大都市メキシコ市内上空を通過し、中心部の高層ビルを見ることができる。また着陸時には真下に民家が見え、まるで民家の中に不時着するかのようなスリルが体験できる。

ただし、深刻な汚染が問題となっている光化学スモッグが発生しているため、快晴の日でさえも(雨の降った直後の晴天を除いては)市内全景をはっきりと見ることはできない。なお1987年には、離陸後にエンジントラブルを起こしたダグラス DC-3型機が、空港から数キロ離れた高層ビルに接触する事故を起こしている。

モービルラウンジ

航空機への搭乗及び降機時に通常はボーディングブリッジを使用するが、ボーディングブリッジの空きがないときは、乗客がに濡れないようにモービルラウンジ英語版と呼ばれる乗り物を使用する世界でも数少ない空港である。

就航路線

アエロメヒコ航空ボラリスなどメキシコの大手航空会社のハブ空港となっている他、中南米諸国をはじめ世界各国から多数の航空会社が乗り入れており、メキシコ国内やカリブ海沿岸諸国だけでなく南北アメリカやヨーロッパ諸国、アジア諸国などへの便が多数就航している。

さらに見る 航空会社, 就航地 ...
航空会社就航地
メキシコの旗アエロメヒコ航空 アムステルダムボゴタブエノスアイレスカンクンシカゴ/オヘアチワワサン・フアン[6]シウダーフアレスクリアカンデンバーグアダラハラハバナエルモシージョラスベガスリマロンドン/ヒースローロサンゼルスマドリッドメデジンメリダメヒカリマイアミモンテレイモントリオールニューヨーク/JFKオーランドパリ/シャルル・ド・ゴールプエルトバヤルタキトサンフランシスコサンホセ/コスタリカロスカボスサンティアゴサンパウロシアトルソウル/仁川ティフアナ東京/成田(出発便のみ、モンテレイ経由)、トロントトゥストラグティエレスバンクーバービヤエルモサ
季節運航: アグアスカリエンテスヒューストンワトゥルコレオンオアハカ、レイノサ、タパチュラベラクルス
メキシコの旗アエロメヒコ・コネクトアカプルコアグアスカリエンテスオースティンカンペチェカンクンチェトゥマルチワワシウダーデルカルメンシウダーフアレスシウダーオブレゴンクリアカンダラス/フォートワースドゥランゴグアテマラシティエルモシージョワトゥルコヒューストン、イクスタパ、ラパスレオンロスモチスマナグア、マンサニヨ、マタモロスマサトランメリダミナティトラン、モレリア、ヌエボラレダオアハカプエルトエスコンディードプエルトバヤルタケレタロ、レイノサ、サンアントニオロスカボスサンルイスポトシサンペドロスーラサンサルバドルサントドミンゴタンピコタパチュラコマヤグアトレオントゥストラグティエレスベラクルスビヤエルモササカテカス
メキシコの旗ボラリスアカプルコボゴタカンペチェカンクンチェトゥマルシカゴ/オヘアチワワシウダーデルカルメンシウダーフアレスシウダーオブレゴンコスメルクリアカンダラス/フォートワースドゥランゴグアダラハラエルモシージョヒューストンワトゥルコ、イクスタパ、ラパスラスベガスリマロサンゼルスロスモチスマサトランメリダメヒカリマイアミモンテレイオークランドオアハカオンタリオ(CA)、オーランドプエルトエスコンディードプエルトバヤルタサクラメントサンアントニオサンノゼ(CA)、ロスカボスタパチュラティフアナトレオントゥストラグティエレスビヤエルモサ
メキシコの旗ビバアエロブスアカプルコボゴタカンペチェカンクンチェトゥマルシカゴ/オヘアチワワシウダーデルカルメンシウダーフアレスシウダーオブレゴンコスメルクリアカンダラス/フォートワースドゥランゴグアダラハラエルモシージョヒューストンワトゥルコ、イクスタパ、ラパスラスベガスロサンゼルスロスモチスマサトランメデジンメリダメヒカリモンテレイニューヨーク/JFKヌエボラレダオアハカプエルトエスコンディードプエルトバヤルタ、レイノサ、サンアントニオロスカボスタンピコティフアナトレオントゥストラグティエレスベラクルスビヤエルモササカテカス
季節運航: オースティンハバナ、バラデーロ
メキシコの旗アエロマールアカプルコシウダービクトリアコリマグアダラハラ、イクスタパ、イステペクラレドマッカレン(TX)、ピエドラス/ネグラスプエルトエスコンディードプエルトバヤルタテピクビヤエルモサ
メキシコの旗マグニチャーターズカンクンワトゥルコ、イクスタパ、メリダプエルトバヤルタロスカボス
季節運航: コスメル、マンサニヨ
アメリカ合衆国の旗アメリカン航空 シャーロットダラス/フォートワースロサンゼルスマイアミフェニックスシカゴ/オヘア(2025年10月26日より就航予定)
アメリカ合衆国の旗デルタ航空アトランタデトロイトロサンゼルスミネアポリスニューヨーク/JFKソルトレイクシティ
アメリカ合衆国の旗ユナイテッド航空 シカゴ/オヘアヒューストンニューアークサンフランシスコワシントン/ダレス
カナダの旗エア・カナダモントリオールトロントバンクーバー
パナマの旗コパ航空パナマシティ
コロンビアの旗アビアンカ航空 ボゴタカリメデジン
コロンビアの旗ビバエア・コロンビアボゴタカリカルタヘナメデジン
コロンビアの旗ウィンゴボゴタ
ブラジルの旗LATAM ブラジル サンパウロ
チリの旗LATAM チリ サンティアゴ
ペルーの旗LATAM ペルー リマ
コスタリカの旗ボラリス・コスタリカ サンホセグアテマラシティ
コスタリカの旗アビアンカ・コスタリカ サンホセ
エルサルバドルの旗ボラリス・エルサルバドルサンサルバドル
エルサルバドルの旗アビアンカ・エルサルバドルサンサルバドル
キューバの旗クバーナ航空 ハバナ
スペインの旗イベリア航空マドリッド
フランスの旗エールフランスパリ/シャルル・ド・ゴール
ドイツの旗ルフトハンザドイツ航空フランクフルトミュンヘン
イギリスの旗ブリティッシュ・エアウェイズ             ロンドン/ヒースロー
オランダの旗KLMオランダ航空 アムステルダム
トルコの旗ターキッシュ エアラインズイスタンブール
アラブ首長国連邦の旗エミレーツ航空ドバイ
中華人民共和国の旗中国南方航空深圳ティフアナ経由)
中華人民共和国の旗海南航空北京/首都(ティフアナ経由)
日本の旗全日本空輸東京/成田
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就航都市

国際線

アジア・中東

日本の旗 日本
中華人民共和国の旗 中国
大韓民国の旗 韓国
トルコの旗 トルコ
アラブ首長国連邦の旗 アラブ首長国連邦

ヨーロッパ

スペインの旗 スペイン
イギリスの旗 イギリス
フランスの旗 フランス
オランダの旗 オランダ
ドイツの旗 ドイツ

北米

カナダの旗 カナダ
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国

中央アメリカ

コスタリカの旗 コスタリカ
パナマの旗 パナマ
 キューバ
グアテマラの旗 グアテマラ
ホンジュラスの旗 ホンジュラス
ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
エルサルバドルの旗 エルサルバドル

南米

ブラジルの旗 ブラジル
アルゼンチンの旗 アルゼンチン
ペルーの旗 ペルー
 チリ
 コロンビア
ベネズエラの旗 ベネズエラ

国内線

メキシコの旗 メキシコ 

過去に就航していた航空会社

施設

旅客ターミナルは2つで、滑走路を挟んで北側にターミナル1(国際線)、南側にターミナル2(国内線)が立地している。

  • ターミナル1(国際線)は1958年開業。過去に何度も増築されており、延床面積は50万㎡を超えている。3つのホテルが組み込まれている。搭乗口は33。
  • ターミナル2(国内線)は2007年に完成した。アエロメヒコ航空が入居している。同社と同じスカイチームの航空会社が数社入居しているため国際線の発着もある。搭乗口は30。

新交通システム

乗り継ぎ乗客のために、ターミナル1とターミナル2を連絡している新交通システムアエロトレン」が運行されており、乗車には有効な搭乗券を所有している必要がある。なお、アエロトレンがメンテナンスなどの運休中の場合、バスでの輸送となる。

交通

メキシコシティ市内中心部及び市街地とは、空港ターミナルに直結されているメキシコシティ地下鉄5号線の「空港ターミナル駅(Terminal Aérea駅)」からアクセスできる他、空港バスや市バス、ゾーン制運賃を採用する空港タクシーなどでアクセスすることが可能である。

新空港の建設

2014年、テスココ湖の埋め立て地にメキシコ・シティ・テスココ国際空港英語版を建設することが公表されたが、2018年、ロペス・オブラドール大統領によって建設工事が中断された[7]。2022年3月、メヒコ州スンパンゴフェリペ・アンヘレス国際空港英語版が開港している。

他、メヒコ州トルーカにも、トルーカ国際空港英語版がある。

脚注

関連項目

外部リンク

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