メルセデス・MGP W02
From Wikipedia, the free encyclopedia
|
| |||||||||||
| カテゴリー | F1 | ||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| コンストラクター | メルセデス | ||||||||||
| 先代 | メルセデス・MGP W01 | ||||||||||
| 後継 | メルセデス・F1 W03 | ||||||||||
| 主要諸元 | |||||||||||
| エンジン | メルセデス | ||||||||||
| タイヤ | ピレリ | ||||||||||
| 主要成績 | |||||||||||
| チーム | メルセデスGP・ペトロナス・F1チーム | ||||||||||
| ドライバー |
| ||||||||||
| 出走時期 | 2011年 | ||||||||||
| コンストラクターズタイトル | 0 | ||||||||||
| ドライバーズタイトル | 0 | ||||||||||
| 通算獲得ポイント | 165 | ||||||||||
| 初戦 | 2011年オーストラリアグランプリ | ||||||||||
| 最終戦 | 2011年ブラジルグランプリ | ||||||||||
| |||||||||||
メルセデス MGP W02 (Mercedes MGP W02) は、メルセデスGPが2011年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カー。2011年の開幕戦から最終戦まで実戦投入された。
2011年2月1日にバレンシア・サーキットで発表とシェイクダウンが行われたが[1][2]、1月30日にMGP W02の画像が流出する騒動が発生した[3]。
シャシーはショートホイールベース化をコンセプトに設計された[4]。スペインGPから、ラジエータを前後長の短い2層型に変更した[5]。
ハイノーズは先端の位置が高く、極薄かつ偏平な形状に変更されている。前年のMGP W01では左右2分割式のインダクションポッドを採用していたが、レギュレーション変更により支柱型のロールバーが使用できなくなったため、通常のタイプに戻されている。逆に、ロータス・T128やフォース・インディア VJM04は、規則の抜け穴を見つけてメルセデス方式を模倣している[6]。

技術トレンドに従い、リアサスペンションはプルロッド式に変更された[6]。序盤戦はサイドポッドの中央付近に排気口を設けていたが、これもレッドブル方式に倣い、イギリスGPからリアタイヤの内側に排気を吹きつけるブロウンディフューザーに変更した[7]。
KERSは2009年にマクラーレン・MP4-24に搭載されたメルセデス・ベンツ・ハイパフォーマンス・エンジンズ製ユニットの発展形で、メルセデスユーザーのマクラーレンやフォース・インディアにも支給される。
ウィンターテストではオーバーヒート症状が問題になり、サイドポッドの数箇所にルーバーが刻まれた。シーズン中にはインダクションポッドの両側にインテークが追加された[8]。
2011年シーズン
コンストラクターズ順位では4位となったが、レッドブル、マクラーレン、フェラーリら3強チームとの差は大きかった。ワークス復活2年目も優勝を果たせず、表彰台獲得もなかった。
MGP W02は直線では抜きん出たトップスピードを発揮し、イタリアGPの舞台となるモンツァでは、同スペックのエンジンを搭載するマクラーレンがDRSを使っても抜きあぐねるほどだった。しかし、リアタイヤの磨耗が厳しく、スティント後半にペースが落ちる問題は解消されなかった。ニコ・ロズベルグは中国GPとベルギーGPで首位を好走したが、レース終盤に燃費が悪化して順位を落とした。
シーズン終盤は、来季に向けてフロントウィング用のFダクト(Wダクト)をテストしていると報じられた[9]。これは2010年限りで禁止された切替え式と異なり、車速によって作動するパッシブタイプとみられる。また、若手ドライバーテストでは、ブロウンディフューザー禁止に備えたエキゾーストもテストした[10]。