アンドレア・キミ・アントネッリ
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アンドレア・キミ・アントネッリ(Andrea Kimi Antonelli, 2006年8月25日 - )は、イタリア・ボローニャ出身のレーシングドライバー。身長172cm。
| アンドレア・キミ・アントネッリ Andrea Kimi Antonelli | |
|---|---|
|
| |
| 基本情報 | |
| 国籍 |
|
| 生年月日 | 2006年8月25日(19歳) |
| 出身地 |
エミリア=ロマーニャ州ボローニャ |
| 親族 |
マルコ・アントネッリ(父) (英語版) |
| 基本情報 | |
| 略称表記 | ANT |
| F1での経歴 | |
| 活動時期 | 2025- |
| 所属チーム | '25- メルセデス |
| 車番 | 12 |
| 出走回数 | 27 |
| タイトル | 0 |
| 優勝回数 | 2 |
| 表彰台(3位以内)回数 | 6 |
| 通算獲得ポイント | 222 |
| ポールポジション | 2 |
| ファステストラップ | 5 |
| 初戦 | 2025年オーストラリアGP |
| 初勝利 | 2026年中国GP |
| 2025年順位 | 7位 (150ポイント) |
| (記録は2026年第3戦日本GP終了時) | |
| 署名 | |
経歴
カート
アントネッリは7歳からカートを始め、多くのカテゴリーで成功を収めている。「イージーカート・インターナショナル・グランド・ファイナル(イージー60)[1]」「南ガルダ・ウィンター・カップ[2]」「WSK・チャンピオンズ・カップ[3]」「WSK・スーパー・マスター・シリーズ[4]」「WSK・ユーロ・シリーズ[5]」などで優勝し、2020年と2021年には2年連続で「CIK-FIA カーティング・ヨーロピアン・チャンピオンシップ」のタイトルを獲得している[6]。
フォーミュラ4
イタリアF4選手権
2021年

15歳を迎え3週間後の2021年、プレマのレースドライバーとしてレッドブル・リンクで開催された「イタリアF4選手権」の第5戦へエントリーする[7]。シングルシーターデビューを果たした最初のレースで2度の9位入賞(レース1・3)を果たし4ポイントを持ち帰った[8]。第6戦(ムジェロ)も入賞し、続く最終戦(モンツァ)・レース1ではランキング首位のオリバー・ベアマンと首位争いを繰り広げ敗れるが初の2位表彰台を獲得した[9]。総合成績はシーズン途中からの参戦にもかかわらずプレマのフルタイムドライバーであるコンラッド・ラウルセンに6ポイント差のランキング10位でシーズンを終えた[10]。ルーキーズ・チャンピオンシップの成績では4勝を挙げランキング4位というスコアになった。
2022年

2022年もプレマに残留し、「イタリアF4」へフル参戦する。チャーリー・ヴルツ、コンラッド・ラウルセン、フェラーリ・アカデミーのジェームズ・ウォートン、ラファエル・カマラが主なチームメイトとなった。開幕戦(イモラ)・レース1では、ラスト残り5周でギアボックストラブルによりリタイアを余儀なくされた。レース2は縁石に接触しフロントウィングにダメージを負い入賞圏内から遠ざかり、レース3ではチームメイトのウォートンと接触しペナルティを受け4位から10位へ後退した[11]。不運の開幕戦以降、第2戦(ミサノ)から第4戦(ヴァレルンガ)までで8勝を挙げる快進撃が続いた[12][13][14]。最終戦(ムジェロ)・レース1で優勝したことでアントネッリのタイトル獲得が確定する。シーズン13勝、2位へ104ポイントもの大差をつける圧勝劇となった[15]。
フォーミュラ4・UAE選手権
2022年の本戦出場前に、「フォーミュラ4・UAE選手権」の一部に参加した。2021年のF1最終戦アブダビGPのサポートレースとして行われた「トロフィー・ラウンド」で3位フィニッシュを受ける。2022年の本戦は第3戦のみのエントリーであったが、開幕戦でラファエル・カマラが健康上の理由で欠場が決まりその代役としてエントリーすることとなった。開幕戦はレース1・2と連勝する。レース3は3位、レース4は2位と開幕レースをすべて表彰台に登壇した[16]。第3戦もレース4で2位表彰台を獲得し、スポット参戦ながらも総合8位(117ポイント)でシーズンを終える[17]。
ADAC・フォーミュラ4選手権

2022年、「イタリアF4」と並行して「ADAC・フォーミュラ4選手権」へ参戦する。開幕戦(スパ・フランコルシャン)でいきなり2勝すると[18]、第2戦(ホッケンハイムリンク)は3レース全勝しポールポジションとファステストラップを総なめにする圧倒的な走りを見せた[19]。第3戦(ザントフォールト)もPPとFLを2レース続けて記録し2勝する。レース3ではわずか0.058秒差でハットトリックを逃し、チームメイトのコンラッド・ラウルセンに敗れ2位となった。第5戦(ラウジッツ)は欠場、最終戦(ニュルブルクリンク)はレース1・2で優勝しタイトル獲得が決定した[20]。
モータースポーツ・ゲームス・F4カップ
2022年10月、アントネッリが「FIA モータースポーツ・ゲームス」のF4カップにイタリア代表として出場することが発表される[21]。本戦では予選終了間際の接触で左手首を骨折していたにもかかわらず予選・予選レース・決勝すべてで首位に立った[22]。
フォーミュラ・リージョナル・ミドル・イースト・チャンピオンシップ
2023年、ムンバイ・ファルコンズ・レーシング・リミテッドから「フォーミュラ・リージョナル・ミドル・イースト・チャンピオンシップ」へ参戦する[23]。表彰台圏内7回・シーズン3勝をマークして、初出場初タイトルを獲得する[24][25]。
フォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン・チャンピオンシップ

2023年、プレマから「フォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン・チャンピオンシップ」へエントリーする。第9戦(ザントフォールト)・レース2で優勝したことにより史上5人目のタイトル獲得が確定した[26]。
FIA フォーミュラ2選手権
飛び級でFIA フォーミュラ3を回避し、2024年のFIA フォーミュラ2選手権へ出場することが明らかとなる[27]。チームはプレマ・レーシングからのエントリーとなった[27]。
F1でのキャリア
2019年、メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チームはアントネッリがメルセデス・ジュニア・チームへ加入したことを発表した[28]。
メルセデス(2025年- )
2025年
2024年のイタリアGPでFP1デビューを果たした翌日、ジョージ・ラッセルのチームメイトとして2025年から同チームと契約することが発表された。[29]
デビュー戦となった開幕戦オーストラリアGPでは、混乱を掻い潜り5位でフィニッシュ。その後ペナルティが取り消され4位となった。これは2014年のケビン・マグヌッセンの2位フィニッシュ以来のデビュー戦での上位入賞である。
第3戦日本GPの22周目にレースの先頭に立ち、F1世界選手権のレースをリードした史上最年少ドライバー(18歳7ヶ月12日)となった。また、同GPにてレース中の最速ラップ(1:30.965)を記録した史上最年少のドライバーにもなった。
第6戦マイアミGPのスプリント予選で、最年少ポールポジション(18歳8ヶ月7日)の記録を樹立した。それまでの最年少記録は2008年イタリアGPでのセバスチャン・ベッテル(21歳72日)だったが、翌2026年シーズンの中国GPにて本戦でポールポジションを獲得しこれを塗り替えた。
第10戦カナダGPにてラッセル、マックス・フェルスタッペンに次いで3位でフィニッシュし、F1キャリア初表彰台を飾った。F1史上最年少表彰台記録としては、フェルスタッペンの18歳228日、ランス・ストロールの18歳239日に次ぐ18歳295日で歴代3番目にあたる。
第21戦サンパウロGPにてドライバーズランキング首位のランド・ノリスに次いで、自身のキャリア最高位となる2位でフィニッシュした。レース終盤はフェルスタッペンの猛追を抑え込む形となったが、同GPでのフェルスタッペンの走りはピットレーンスタートから表彰台に立ったほどの勢いであり、これは2014年ハンガリーGPでのルイス・ハミルトン以来の偉業であった。
ドライバーチャンピオンシップでは中盤で伸び悩んだこともあり最終的に150pt(7位)と、319pt(4位)を獲得したチームメイトのラッセルからは大きく引き離される形でシーズンを終えた。
2026年
第2戦中国GPにて、F1キャリア初の本戦ポールポジションを獲得、そのまま首位をキープし優勝を果たし、ファステストラップも手にした。10代でのポール・トゥ・ウィンはF1史上初。かつての記録であったベッテルの21歳2ヶ月11日を1年236日も上回る19歳6ヶ月18日で歴代最年少記録を樹立した。10代での優勝はフェルスタッペン以来の歴代2人目。また、イタリア人ドライバーの優勝はジャンカルロ・フィジケラ以来20年振りであった。
続く第3戦日本GPではスタートミスでポールポジションから6位に下がったが、22周目のオリバー・ベアマンの大クラッシュによるセーフティカーの出動直前にピットストップを行ったことにより他のドライバーよりも有利になり、首位を取り戻しそのままポール・トゥ・ウィンでゴールし優勝した。そして僅か19歳7ヶ月4日でルイス・ハミルトンが持っていた歴代最年少チャンピオンシップリーダーの記録を更新した。また、イタリア人ドライバー50回目のポールポジションを記録した。
最年少記録
- 最年少レースリーダー(2025年第3戦日本GP 18歳7ヶ月12日)
- 最年少ファステストラップ(2025年第3戦日本GP 1:30.965 18歳7ヶ月12日)
- 最年少ポールポジション ※スプリント(2025年第6戦マイアミGPスプリント予選 18歳8ヶ月7日)
- 最年少ポールポジション ※本戦(2026年第2戦中国GP予選 19歳6ヶ月17日)
- 最年少ポール・トゥ・ウィン(2026年第2戦中国GP 19歳6ヶ月18日)
- 最年少チャンピオンシップリーダー (2026年第3戦日本GP19歳7ヶ月4日)
私生活
レース戦績
略歴
| 年 | シリーズ | チーム | レース | 勝利 | PP | FL | 表彰台 | ポイント | 順位 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021 | イタリア・F4選手権(英語版) | プレマ・パワーチーム | 9 | 0 | 0 | 0 | 3 | 54 | 10位 |
| FIA セントラル・ヨーロピアン・ゾーン・フォーミュラ4(英語版) | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 18 | 9位 | ||
| フォーミュラ4・UAE選手権 - トロフィー・ラウンド(英語版) | アブダビ・レーシング・バイ・プレマ | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | - | 3位 | |
| 2022 | フォーミュラ4・UAE選手権(英語版) | プレマ・レーシング | 4 | 2 | 1 | 2 | 4 | 117 | 8位 |
| アブダビ・レーシング・バイ・プレマ | 4 | 0 | 0 | 1 | 1 | ||||
| イタリア・F4選手権 | プレマ・レーシング | 20 | 13 | 14 | 14 | 15 | 362 | 1位 | |
| ADAC・フォーミュラ4(英語版) | 15 | 9 | 7 | 8 | 12 | 313 | 1位 | ||
| FIA モータースポーツ・ゲームズ・フォーミュラ4・カップ(英語版) | チーム・イタリア(英語版) | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | - | 1位 | |
| 2023 | フォーミュラ・リージョナル・ミドル・イースト・チャンピオンシップ(英語版) | ムンバイ・ファルコンズ・レーシング・リミテッド(英語版) | 15 | 3 | 3 | 5 | 7 | 192 | 1位 |
| フォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン・チャンピオンシップ(英語版) | プレマ・レーシング | 20 | 5 | 4 | 5 | 11 | 300 | 1位 | |
| イタリア・GT選手権 スプリント - GT3 Pro(英語版) | AKM・モータースポーツ(英語版) | 2 | 1 | 1 | 2 | 2 | - | NC† | |
| 2024 | FIA フォーミュラ2選手権(英語版) | プレマ・レーシング | 26 | 2 | 0 | 4 | 3 | 113 | 6位 |
| フォーミュラ1 | メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム | テストドライバー | |||||||
| 2025 | 24 | 0 | 0 | 3 | 3 | 150 | 7位 | ||
| 2026 | 3 | 2 | 2 | 2 | 3 | 72* | 1位* | ||
- † : ゲストドライバーとしての出走であるため、ポイントは加算されない。
- * : 現状の今シーズン順位。
イタリア・F4選手権
| 年 | エントラント | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 順位 | ポイント |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021年 | プレマ・パワーチーム | LEC 1 |
LEC 2 |
LEC 3 |
MIS 1 |
MIS 2 |
MIS 3 |
VLL 1 |
VLL 2 |
VLL 3 |
IMO 1 |
IMO 2 |
IMO 3 |
RBR 1 9 |
RBR 2 12 |
RBR 3 9 |
MUG 1 10 |
MUG 2 10 |
MUG 3 13 |
MNZ 1 2 |
MNZ 2 3 |
MNZ 3 3 |
10位 | 54 | |
| 2022年 | プレマ・レーシング | IMO 1 25† |
IMO 2 24 |
IMO 3 10 |
MIS 1 1 |
MIS 2 1 |
MIS 3 2 |
SPA 1 1 |
SPA 2 1 |
SPA 3 1 |
VLL 1 1 |
VLL 2 1 |
VLL 3 1 |
RBR 1 |
RBR 2 1 |
RBR 3 23 |
RBR 4 2 |
MNZ 1 11 |
MNZ 2 1 |
MNZ 3 C |
MUG 1 1 |
MUG 2 1 |
MUG 3 1 |
1位 | 362 |
フォーミュラ4・UAE選手権
ADAC・フォーミュラ4選手権
FIA モータースポーツ・ゲームス
フォーミュラ・リージョナル・ミドル・イースト・チャンピオンシップ
イタリア・GT選手権
FIA フォーミュラ2選手権
| 年 | エントラント | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 順位 | ポイント |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2024年 | プレマ・レーシング | BHR SPR 14 |
BHR FEA 10 |
JED SPR 6 |
JED FEA 6 |
MEL SPR Ret |
MEL FEA 4 |
IMO SPR 10 |
IMO FEA 4 |
MON SPR 4 |
MON FEA 7 |
CAT SPR 15 |
CAT FEA 12 |
RBR SPR 15 |
RBR FEA 13 |
SIL SPR 1 |
SIL FEA Ret |
HUN SPR 14 |
HUN FEA 1 |
SPA SPR 6‡ |
SPA FEA 9 |
MNZ SPR 18 |
MNZ FEA 4 |
BAK SPR 7 |
BAK FEA 3 |
LSL SPR 19† |
LSL FEA Ret |
YMC SPR WD |
YMC FEA WD |
6位 | 113 |
フォーミュラ1
| 年 | エントラント | シャシー | エンジン | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | WDC | ポイント |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2024年 | メルセデス | F1 W15 E Performance | メルセデス M15 E Performance 1.6 V6 t |
BHR | SAU | AUS | JPN | CHN | MIA | EMI | MON | CAN | ESP | AUT | GBR | HUN | BEL | NED | ITA TD |
AZE | SIN | USA | MXC TD |
SÃO | LVG | QAT | ABU | - | - |
| 2025年 | F1 W16 E Performance | メルセデス M16 E Performance 1.6 V6 t |
AUS 4 |
CHN 67 |
JPN 6 |
BHR 11 |
SAU 6 |
MIA 67 |
EMI Ret |
MON 18 |
ESP Ret |
CAN 3 |
AUT Ret |
GBR Ret |
BEL 1617 |
HUN 10 |
NED 16 |
ITA 9 |
AZE 4 |
SIN 5 |
USA 138 |
MXC 6 |
SÃO 22 |
LVG 3 |
QAT 56 |
ABU 15 |
7位 | 150 | |
| 2026年 | F1 W17 E Performance | メルセデス M17 E Performance 1.6 V6 t |
AUS 2 |
CHN 15 |
JPN 1 |
MIA 16 |
CAN |
MON |
BAR |
AUT |
GBR |
BEL |
HUN |
NED |
ITA |
ESP |
AZE |
SIN |
USA |
MXC |
SÃO |
LVG |
QAT |
ABU |
1位* | 100* | |||