公園での会話
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| フランス語: Conversation dans un parc 英語: Conversation in a Park | |
| 作者 | トマス・ゲインズバラ |
|---|---|
| 製作年 | 1746年 |
| 種類 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 73 cm × 68 cm (29 in × 27 in) |
| 所蔵 | ルーヴル美術館、パリ |
『公園での会話』(こうえんでのかいわ、仏: Conversation dans un parc, 英: Conversation in the Park)は、18世紀イギリスの巨匠トマス・ゲインズバラが画業初期の1746年にキャンバス上に油彩で制作した絵画である[1][2]。ベンチに腰かけて語らう夫婦を描いている。作品は1952年に寄贈されて以来、パリのルーヴル美術館に所蔵されている[3][4][5]。
「語らいの場面」は当時人気の題材で、それらの絵画ではおしゃれな男女や一団が自由気ままなポーズで表現された。本作に登場しているのは、当時よく見られた大きな人造公園のベンチに座る若い男女である。2人は、画家ゲインズバラと彼が同年結婚した妻マーガレット (Margaret) の肖像であると考えられているが、確たる証拠はない[4]。いずれにしても、ヴォクスホール・ガーデンズにおけるゲインズバラの求婚に触発されたのかもしれない。理想的な情景を表したものであり、ゲインズバラが自身の肖像画で描きたいと望み、自身も加わりたいと望んでいた社会階級というものを示している[6]。
後景には、古代の寺院に似せた人工的な廃墟が見える。若い女性は裾が大きく広がった美しいピンク色のドレスを着て、正面にまっすぐ視線を向けている。横にいる男性は、明るい赤色の上衣と半ズボン、三角帽子を身に着けている。彼が持つ剣は身分の高さを示す。膝には1冊の本があり、おそらく女性に読み聞かせているのであろう。彼の手は、鑑賞者に女性を紹介するように差し伸べられている。背景の幻想的で生気に満ちた公園の風景とともに、この場面はアントワーヌ・ヴァトーなどのフランス・ロココ絵画に多くを負っている[4]。
ゲインズバラ初期の本作は風景画としての魅力も持ち、かすかにぼやけた枝葉は男女の言外の感情を映し出している。18世紀フランス絵画に触発されたイギリス的な肖像画法と「語らいの場面」は、やがて19世紀のフランス絵画やロマン派世代の画家たちに影響を及ぼすこととなる[4]。