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明星中学校・高等学校 (大阪府)

大阪市天王寺区にある私立中学校・高等学校 From Wikipedia, the free encyclopedia

明星中学校・高等学校(めいせいちゅうがっこう・こうとうがっこう、: Meisei Junior & Senior High School)は、大阪府大阪市天王寺区餌差町にある中高一貫教育を行う私立男子中学校および全日制普通科男子高等学校。略称は明星中高または明星中明星高、通称は明星めいせい

過去の名称 明星學校
私立明星商業學校
明星商業學校
明星工業學校
明星中学校(旧制)
国公私立の別 私立学校
校訓 よき明星紳士たれ
地の塩 世の光
概要 明星中学校・高等学校, 過去の名称 ...
明星中学校・高等学校
北緯34度40分19.5秒 東経135度31分32.7秒
過去の名称 明星學校
私立明星商業學校
明星商業學校
明星工業學校
明星中学校(旧制)
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人大阪明星学園
校訓 よき明星紳士たれ
地の塩 世の光
設立年月日 1898年9月1日
創立記念日 11月1日
創立者 ヨゼフ・ウォルフ
共学・別学 男子校
中高一貫教育 併設型
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学期 3学期制
学校コード C127310000050 ウィキデータを編集(中学校)
D127310000085 ウィキデータを編集(高等学校)
高校コード 27523K
所在地 543-0016
大阪府大阪市天王寺区餌差町5番44号
外部リンク 公式ウェブサイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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概要

フランスカトリックマリア会による日本で3校目のミッション・スクールである明星学校を源流とし、大阪府内で3校目、私立校で2校目の商業学校(旧制)であった私立明星商業学校を前身校とする。「マリアニストスクール」として学校法人大阪明星学園により設置運営される。

事実上の併設型中高一貫教育校であり、高等学校において、中学校から入学した内部進学生徒と高等学校から入学した外部進学生徒との間で、3年間学級編成を別にする別クラス型である。

同府内で明治期に創立された私立の中等教育学校は、キリスト教主義学校が多く、その殆どが女子校であるが、その中でも同校は唯一の男子校となった。

現校地は、大坂冬の陣の折に真田幸村が構築したとされる大阪城出丸真田丸の比定地であり、敷地内に当該顕彰碑が設置されている[1][2]

同校は、外国語学校として創設された経緯もあり、グローバル教育に注力しており、大学入試に対応した英語学習に留まらず、英会話学習や海外研修などを通じて、より高度な語学力の取得や異文化理解等を目指している。

建学の精神

  • キリスト教の教えに基づいた教育を行う学校として、キリストが人びとに示した理想的な人間像を、生徒の一人一人の中に実現すること[3]
  • マリアニスト教育の目標に沿った教育
  1. 信仰心を育てる教育
  2. 全人教育を施す質の高い教育
  3. 「家庭の精神」を基盤とする教育
  4. 奉仕、正義、平和を目指す教育
  5. 時代の変化に適応できる(時のしるしを読む)教育[3]

育てようとする生徒像

  • 「よき明星紳士たれ」
豊かな教養と深い人間性を備え、社会に奉仕する「明星紳士」を育成する[3]
生徒が理想社会の実現のために、社会のあらゆる分野でその核となって指導的な活動をなし、他者のために働きえるような人材となるよう指導する[3]
  • 明星プロファイル
「心」- (永遠なるものを敬う心・自己の弱さを認める謙虚な心・他者を寛く受け入れる心・自然を愛し、生命を尊ぶ心)
「社会とともに」- (知的推進力コミュニケーション異文化理解・奉仕の精神・使命感)[3]

沿革

略歴

1898年明治31年)に外国語学校として開校。1900年文部省から商業学校の設立認可を受け、商都である大阪の立地を考慮して商業学校として再開すると、次第に評価を得て校舎が手狭になり[4]1903年に現在地に移転した。

年表

基礎データ

所在地

明星中学校・高等学校 (大阪府)の位置(大阪府内)
明星中学校・高等学校 (大阪府)
明星中学校・高等学校 (大阪府)の位置(大阪市内)
明星中学校・高等学校 (大阪府)

アクセス

バス

(18号系統)「空清町」停留所より東北東へ約80m(徒歩約1分)
(18・85号系統)「清水谷高校前」停留所より南へ約400m(徒歩約5分)
(62・85号系統)「上本町四丁目」停留所より東へ約550m(徒歩約7分)
(18・22号系統)「真田山」停留所より西へ約700m(徒歩約9分)
(18・22・73号系統)「小橋町」停留所より北へ約800m(徒歩約10分)

鉄道

長堀鶴見緑地線  N19 玉造駅」2番出口より南西へ徒歩7分
谷町線長堀鶴見緑地線  N18  T24 谷町六丁目駅」3番出口より東へ徒歩12分
近鉄 奈良線難波線大阪線  A03  D03 大阪上本町駅」より北東へ徒歩12分

自転車

自転車通学は禁止されている。

象徴

校名

校名は、聖母マリア称号の一つである「明けの明星」に由来する。

校章

詰襟学生服の左右の襟元に付けられた金糸刺繍であしらわれたエンブレムや、金の七つボタンにある校章は、聖母マリアの象徴である「星」を中央に据え、聖母マリアの勝利の「月桂樹」を周りに配したものである。

校歌

授業開始のベルは校歌、授業終了のベルは「アヴェ・マリア」をそれぞれ用いる。

朝の祈り

朝は、8時半からお祈りをする。4月、6月〜3月は主の祈り。5月はアヴェ・マリアの祈りをそれぞれ読む。

制服

金ボタン7個の黒詰襟学生服。姉妹校の暁星学園海星学園札幌光星学園の生徒も同じ制服を着用している。1995年までは制帽もあった。

頭髪規程

長髪、染髪、脱色などは禁止で、月毎に1回頭髪検査を実施する。

携帯電話規程

携帯電話の持ち込みは禁止されていたが、2018年6月の大阪府北部地震を受けて、許可制で持込可となった。登校後は個々人のロッカーへ収めることが指導され、持ち込み許可を受けた場合でも校内および登下校中の使用は緊急時以外禁止されている。

教育課程

同校は履修漏れが無かったことが確認済みである。大学受験に影響が低い教科や科目は、卒業に必要な最低限度を履修する。

教科教育

英語

英会話学習

同校では、外国人講師 (ALT) による英会話学習だけでなく、英語を通して国際問題の学習を行い、ディスカッションやプレゼンテーションを行うことで、自らの考えや意見を英語で発信する力を身につけること目指している。この他にも、海外大学の教授を招いて、授業を行うこともある。

特別活動

学校行事

体育大会

年1回の体育祭は、「ビン釣り競走」「ラケット玉運び」「そろそろいそげ」など本校特有の競技がある。

海外研修

様々な海外留学のプログラムを実施しており、留学先もアメリカカナダオーストラリアニュージーランドカンボジアなど様々である。それらのプログラムのほとんどは夏季休暇中に実施されているが、中には3ヵ月間の留学プログラムもある。これらの留学プログラムを通して、コミュニケーション能力の上達や異文化理解を目指しているが、これらのグローバル教育の集大成として位置付けられているのが、洛星高校と共同で行われている「次世代リーダー養成プログラム」である。これは世界トップレベルの大学であるアメリカのハーバード大学の学生寮に滞在し、現地の学生と共に学ぶことで、高度な英語の発信力の獲得にとどまらず、次世代のリーダーに求められるリーダーシップを養うことを目的としている。またこれらの留学プログラムとは別に本校を休学して、1年間の海外留学を行うことも可能である。

宿泊を伴うオリエンテーションは行われている。水泳大会や水泳合宿といった夏季の体育行事は無い。また冬季の体育行事としては、球技大会マラソン大会、耐寒登山、スキー合宿も無い。文化行事としては、芸術選択科目の作品展示会・発表会や百人一首大会、合唱コンクール予餞会、芸術鑑賞会も無い。

1学期
2学期
3学期

設置する課程、学科、コースならびに定員

2012年度入学生よりコース制を再開し、6ヵ年一貫コース(特進コース・英数コース)と3ヵ年コース(文理選抜クラス・文理クラス)を配して週6日制を採る。

  • 全日制課程
    • 普通科
      • 6ヵ年一貫コース
        • S特進コース[注釈 4] - 120名(募集人員約40名:1学級)
        • 特進コース[注釈 5] - 360名(募集人員約120名:3学級)
        • 英数コース[注釈 6] - 180名(募集人員約60名:2学級)
      • 3ヵ年コース
        • 文理選抜クラス[注釈 7] - 240名(募集人員約80名:2学級)
        • 文理クラス[注釈 8] - 120名(募集人員約40名:1学級)

過去に設置されていたコース

2002年度入学生から2011年度入学生まで

高2では、エラン・エスポアール共に、文系クラスと理系クラスに分かれた。文理クラスは高2で文系クラスと理系クラスに分かれる。

  • エスポアール[注釈 9](6ヵ年コース) -(募集人員約270名:6学級;中学2年次まで/4学級;中学3年次より)
  • エラン[注釈 10](選抜クラス)-(2学級;中学3年次より編成)
  • 理系選抜クラス -(募集人員約45名:1学級)
  • 文理クラス -(募集人員約90名:2学級)

2001年度入学生まで

国公立文系・理系類型のI類クラスと私立文系・理系類型のII類クラスを分けて募集し、I類は募集人員も多く、合格最低点が高いという特徴を持っていた。高1時点では、3ヵ年生[注釈 12]と6ヵ年生[注釈 13]は別クラスとなっていた。高2以降はI類理系クラスを除き、全て3ヵ年生と6ヵ年生の両者混成クラスとなっていた。I類理系クラスは、1998年度以前の入学生まで全て6ヵ年生のみであり、1999年度以後の入学生より6ヵ年生のみの選抜クラスと、3ヵ年生と6ヵ年生の両者混成クラスに分かれた。

  • 6ヵ年課程
  • 特進 -(募集人員約180名:4学級)
  • 標準 -(募集人員約90名:2学級)
  • 3ヵ年課程
  • I類 -(募集人員約90名:2学級)
  • II類 -(募集人員約45名:1学級)

部活動

中学および高校共に、運動部は12、文化部は21(内、クラブ1、サークル1、同好会4)あり、クラブ数は33である。

かつては野球部が私学7強として有名で、1963年(昭和38年)の第45回全国高等学校野球選手権大会で優勝して以後、10年間で夏の甲子園に5回出場した。サッカー部も1965年の第44回全国高等学校蹴球選手権大会で優勝した。当時はスポーツ推薦枠での入学もあったが、現在は廃止されている。

運動部

野球部

1906年(明治39年)創部。1915年の第1回全国中等学校優勝野球大会(現在の全国高等学校野球選手権大会)から予選に参加している。かつては大阪私学7強として有名であり、夏の甲子園に8回、春の甲子園に4回出場している。特に、1963年夏(第45回大会)では、プロ野球でも活躍した真田重蔵監督の采配の下で優勝を果たした。以後、1972年までの10年間で夏の甲子園に5回出場した。国スポ優勝1回。

サッカー部

1912年(大正元年)創部。1918年の第1回日本フートボール優勝大会(現在の全国高等学校サッカー選手権大会)から8年連続で同大会に出場した。これまで選手権大会には27回出場しており、1965年の第44回大会で優勝したほか、5回の準優勝を記録している。特に、1957年から1966年にかけては10年連続で大阪代表となり、この間、優勝1回、準優勝2回を含めベスト8以上に8回進出した。国スポ優勝2回。

ソフトテニス部

高校ソフトテニス3大全国大会であるインターハイ全日本高校選抜大会国スポ(国体)において計11回の優勝実績がある。インターハイ団体の部においては1966年から1969年にかけて4連覇を達成した。2006年度にはインターハイダブルス個人戦でベスト8まで勝ち上がった。

ワンダーフォーゲル部

1998年に高校生3名と中学生1名が、チベットの未踏峰プーダカンリ(5,964m)を征服した世界記録を持つ[7]

その他

2007年度に陸上競技部、2008年度に水泳部[注釈 14]、2019年度に剣道部からインターハイ出場者を輩出した。射撃部は、1929年に25名のメンバーが全国中等学校射撃競技選手権大会で優勝したが、廃部された。

文化部

近年は文化系部活動も活発であり、全国大会へ頻繁に出場している。ディベート部や弁論部なども強豪である。2019年度にコンピュータ同好会が、コンピュータ研究部に昇格した。2024年には新たに鉄道研究同好会が結成され、明星の中で最も部員が多いクラブとなっている。

施設・設備

全教室に「地の塩、世の光」という聖句と絵画が入った額縁と、マリア像が描かれた時計が飾られている。エレベーター、地下駐車場、職員トイレは、生徒の利用が禁止である。

聖堂

正門横に聖堂があり、クリスマス等にミサを催す。

講堂棟

マリアンホール(講堂)

1,700人収容の講堂入学式卒業式、英語スピーチ・コンテスト、ディスカッション研修など、様々な行事が行われる。

プール

講堂棟屋上にある、観覧席を備えた25m・6レーンのプール

第2体育館

地下1階にある体育館

北館

聖母マリア像

「学園の保護者」であり、生徒達を導く「明星」である「聖母マリア像」が学園の屋上にあり、生徒達を見守る[注釈 15]

図書館

2フロアの図書館で、6万冊を蔵書する。

ラーニングコモンズ

図書館3階にある学習支援スペース。壁の2面をホワイトボードとして使用でき、各種協働学習を行う場所として活用される。

ラーニングセンター

個別ブース型・オープン型・eラーニング対応型の自習ブースを備える。2024年放課後学習の拠点として開設。

多目的ホール

約80人を収容するスペース。自習やアクティブラーニング等で活用される。

東館

東館ICT教室

情報化時代に対応し、オンライン英会話をはじめ、様々な授業に使用される。

剣道場

剣道の授業や、剣道部の練習場として利用される。

南館

生物実験室

無菌の状態で実験を行えるクリーンベンチをはじめ、生物実験に用いる各種設備を完備する。

体育館・食堂

第1体育館

さまざまな種目に対応し、授業やクラブ活動で利用される。

明星食堂

全638席、放課後も18時まで営業する。

グラウンド

約8,900㎡のグラウンド硬式野球サッカーの試合を行う。2027年春に、人工芝になる予定。

テニスコート

人工芝コートを4面設置している。

中高関係者と組織

中高関係者組織

  • 大阪明星学園保護者会 - 生徒保護者による保護者会組織で、会員は入会金及び年会費を納入する。
  • 大阪私立中学校高等学校保護者会連合会 - 大阪私学会館内に事務局を置く保護者会連合会。大阪明星学園保護者会の会員をもって会員とし、会員は単位分担金として会費を納入する。
  • 大阪明星学園明星同窓会 - 前身学校を含む卒業生による同窓会組織。事務局を明星高等学校内に置く。

中高関係者一覧

著名な出身者

卒業生は3万人を超える。

宗教
政治(立法・行政)
政治(司法)・法曹
メディア
経済・実業
学術
文学・芸術
舞台芸術・芸能
スポーツ(野球)
スポーツ(サッカー)
スポーツ(その他)

著名な教職員

対外関係

系列校(姉妹校)

今日、マリア会は世界30数カ国において、約1600人の会員が約8000人の教師と協力し、大学[注釈 16]、高等学校、中学校、小学校ならびに幼稚園を含む135の教育施設で教育にあたっている[8]

過去の系列校(姉妹校)

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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