女山大根

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女山大根(おんなやまだいこん)は、佐賀県多久市の伝統野菜であり、地理的表示保護制度(GI)に登録されている[1][2]学名Raphanus sativus L. var. hortensis Backer[3]

佐賀県唐津市と多久市にまたがる標高695メートルの女山の麓で栽培されている大根である[1]。大きなものでは長さ80センチメートル、胴回り60センチメートル、重さ13キログラムに育つ[1]。一般的な青首大根は0.4キログラムから1.5キログラム程度で出荷されている[4]

茎や表皮にアントシアニンを含むため、赤い色をしている[1][4]。根の半分以上が赤紫色をしているが、赤いのは表皮のみで、中身は白い[4]。葉は赤いものもあるが、緑色のものもある[4]。この赤い色は加熱すると落ちる[1]青首大根と比べた場合、糖度が1.5倍ほど高いため大根特有の辛味は感じられない[1][5]。繊維質がきめ細かく、肉質が硬いため煮崩れしにくい[1]

生産者数は約30名で、年間約10トンを生産している(2020年時点)[2]

利用

一般的な大根と同様に利用される。赤い色合いを活かして、サラダなます柚子の果汁を加えると赤紫色が鮮やかになる)に、煮崩れしにくいことを利用して煮物に(上述のように赤い色は加熱によって失われる)[1]

変わった利用法としては、甘みと赤い色を活かしてスイーツに使用されることがある[1]。女山大根の葉の煮汁、大根おろしを使った赤紫色のゼリーシャーベットアイスクリームなどが作られている[1]

栽培

女山大根の作付けは夏の初めで、収穫は12月から翌年2月である[1]。一般的な大根と比べると作付けから収穫までに2倍ほどの時間を要するが、この栽培期間の長さが糖度の高さにもつながっているといわれている[1]

栽培に手間がかかり、揃いも悪く大量生産に向かないため、限られた地域でのみで栽培されている[1]

歴史

定義

出典

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