氷河湖
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形成メカニズム
氷河湖には、氷河消耗域表面の融解により形成されたもの、氷河前面に形成され氷河の氷体と接することで形成されたもの(氷河前縁湖)、氷河の前進時に河川をせき止めることで形成されたものなどがある[2]。
氷河湖は、氷河の侵食作用、堆積作用、ならびに融解水の集積など、複数の形成過程によって生じる。主な形成型は以下の3つに分類される。
氷食湖(侵食型)は、氷河の移動に伴う強力な侵食作用によって岩盤が削られ、形成された凹地に水が溜まることで生じる湖沼である。一般に規模が大きく、水深も深い。代表例として、フィンランドの湖沼群、北アメリカの五大湖、シベリアのバイカル湖などが挙げられる。
モレーン堰止湖(堆積型)は、氷河が運搬・堆積した土砂や岩屑(モレーン)が谷をせき止めることで形成される湖沼である。氷河の後退に伴って形成される例が多く、山岳地域に多数分布する。
融氷水湖は、氷河の融解水が低地や凹地に集積して形成される湖沼であり、氷期の末期や氷河後退期に多く出現する。短命な湖沼となる場合も多いが、大規模なものでは長期間存続することもある。