疑惑 (江戸川乱歩)
From Wikipedia, the free encyclopedia
あらすじ
酒乱の父が殺害されたSはある疑惑を友人に打ち明ける。殺害現場に落ちていたハンカチからSは兄を疑うが、兄は櫛を拾ったことから母を疑っているらしい。だが母は、小さなほこらの後ろにあった帯から妹を疑っているようだ。そして妹はSが犯人だと思い、発見した凶器の斧をほこらの後ろに隠していた。家族が疑心暗鬼になっているのに耐えられないSは、精神的に追い詰められる。だが約一ヶ月後に再会したとき、犯人はS自身だったという。事件につながる重大なあることを忘れていたが、ふとしたことで思い出したのだった。