夢遊病者の死

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日本の旗 日本
ジャンル 短編小説
初出苦楽
1925年
夢遊病者の死
作者 江戸川乱歩
日本の旗 日本
ジャンル 短編小説
初出情報
初出苦楽
1925年
初出時の題名 『夢遊病者彦太郎の死』
出版元 プラトン社
ウィキポータル 文学 ポータル 書物
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夢遊病者の死』(むゆうびょうしゃのし)は、江戸川乱歩が発表した短編探偵小説

プラトン社の大衆娯楽誌『苦楽』の1925年7月号に掲載された。発表時は『夢遊病者彦太郎の死』という表題だったが、『夢遊病者の死』に改題している[1]。当時乱歩は『新青年』誌上でしか作品を掲載しておらず、同年は森下雨村の紹介により『写真報知』にも掲載を持ったが、『屋根裏の散歩者』を読んだ川口松太郎から、今度はこのような作品を書いて欲しいと再度依頼を出されて本作と『人間椅子』を執筆した。持ち込みや紹介ではなく、雑誌担当者の方から直接乱歩にオファーが出されたのはこれが初めての経験であった。これに乱歩は非常に嬉しく、また得意に感じたという[2]

あらすじ

夢遊病者の彦太郎は、知らず知らずに盗みを繰り返し、奉行先から暇を出される。十数年ぶりに戻った実家では、M伯爵の元で働く父親との仲がこじれる一方だ。ある日、父親が変死する。彦太郎は、伯爵邸の玄関へ駈けつけて、一人の書生に事の次第を告げた。伯爵家からの電話によって間もなく警察がやってきて、検視の結果、死因が鈍器の打撃による脳震盪と判明した。彦太郎は、夢遊病のせいで自分がやったと思い込み、その場から逃走する。暫くして彦太郎は警官に確保されるが、警官の腕に抱かれたまま息を引きとった。

彦太郎の逃亡中、現場検証中の警察に伯爵家の書生の一人が、自分が犯人だと自白してきた。昨日、伯爵邸三階の大広間で晩餐があり、片付け中に絨氈につまずいて倒れた。そのはずみに部屋の隅に置いてあった花瓶台を倒し、台の上の装飾用の花氷が、開けてあった窓から飛び出した。そして、たまたま窓の外にいた父親にぶつかったのだった。書生は良心の呵責に耐え兼ね、自首したのだった。こうして事件は解決したが、真犯人ではない彦太郎が何故逃亡したのかは誰にもわからないのだった。

収録作品

映像化リスト

脚注

外部リンク

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