一人二役 (江戸川乱歩)

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一人二役』(ひとりふたやく)は、江戸川乱歩が発表した短編小説

1925年大正14年)9月、『新小説』に掲載された。乱歩の好きな一人二役もの。乱歩曰く「もっと長く書けば面白い小説ができたのではないかと、われながらもったいないように感じたことであった」[1]

あらすじ

語り手の知人であるTという男は遊民であり、時間を持て余していた。Tには妻がいて、夫婦関係は悪くはないが女性関係が激しかった。Tは退屈しのぎとして、別の男のフリをして妻に近づいて行く。だが、妻はその男に惹かれるようになり、Tは自分自身の架空の人物に嫉妬するようになる。そして妻と別れ、架空の男として妻と同棲することになった。

それからしばらくして、語り手は別人として生きるTに偶然出会う。彼は例の妻を同伴していたので言葉をかけては悪いと、何気なく通り過ぎようとすると、意外にも声をかけてきたのはTの方だった。そしてTが語るには、妻はTの悪戯に最初から気づいて、だまされた様なていを装っていたのだそうだ。結果家庭が円満になり、仲睦むつまじくなったと語る。

収録作品

映像化

脚注

外部リンク

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