阪神110形電車
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車体
小型車1141形1145号から改造された旧性能救援車の153形153号は、阪神で最後まで残った旧小型車となっていた[1]。この153号の老朽化に伴う代替として、1987年(昭和62年)に救援車として110形110号が武庫川車両工業で製造された[2]。153号は自走可能な電動車であったが、110形は自車に動力を持たない制御貨車とすることで保守の低減が図られた[3][4]。
なお、110という車号は、初代の有蓋電動貨車である101形から数えると4代目になる。2代目以降の110号はいずれも救援車である。
車体長は17.7 m、車体幅は2.74 mで、両運転台の切妻車体となっている。前面中央部に貫通扉を設け、側面には片側2カ所に2.0 m幅の機材搬出入用引戸を設けたほか、固定窓を片側2箇所に設けた[2]。車内には155形と同様荷物棚を置くなどして救援資材を積み込んでいるほか、車内にホイストを取り付けている。屋根にはグローブ型ベンチレーターが2つ搭載されている[5]。
塗装は新造時よりジェットカーのウルトラマリンブルーがベースとなり、妻面には赤胴車のバーミリオンの帯が配された[2][6]。
主要機器
台車は直角カルダン方式のFS-206を電装解除したFS-206Tであったが[7]、後年になりFS341台車に換装された[1]。ブレーキ装置は営業車との併結を考慮してHSC電磁直通ブレーキを採用[7]、連結器はバンドン式密着連結器である[1]。
