トン普通語
From Wikipedia, the free encyclopedia
トン普通語は奄美語を基層言語とし、標準日本語を上層言語とする。相互理解度の観点からは奄美語よりも標準日本語に近く、関東方言の一種と位置づけるべきだとする見解もある[3]。トン普通語には世代間・男女間・地域間で差異があるが(戦前から転入者が多かった古仁屋は標準日本語に近い[3])、元々言語差が大きかった奄美の住民にとって、互いに通じ合える言葉として便利な存在であった(奄美語の中心的な方言は名瀬方言だったが、奄美全体の共通語ではなかった)[1]。奄美では大正末期・昭和初期から標準語教育が浸透していき、1950-60年代に学童期を迎えた世代(団塊の世代)で奄美語からトン普通語への言語交替が急速に進んだ(名瀬での事例。言語交替の時期には地域差がある)[1]。