上尾駅
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年表
上尾は中山道の宿場町であったが、沿道の他の宿場と比べると小さかった。1883年(明治16年)に、日本で3番目の鉄道である日本鉄道(現・高崎線)の開業とともに上尾駅が開業した。県内では浦和駅・鴻巣駅・熊谷駅と並んで古い駅となっている。中山道が駅の東を通っていたため、出口はこの東に向けて設けられた。記録に残る最古の利用者数は、1885年(明治18年)の一日141人であった[3]。
1960年(昭和35年)の利用者数は一日平均13,996人であった。この頃から駅西側の宅地開発が始まり、利便性を高めるため、駅の北に東西を結ぶ宏栄橋が1971年(昭和46年)9月18日 に架けられた[4]。1967年(昭和42年)に駅自体の橋上化工事が始まり、1968年(昭和43年)2月に東西を結ぶ自由通路が完成し、同年6月10日に新駅舎での営業が開始された。
1973年(昭和48年)には日本国有鉄道(国鉄)の労働組合による遵法闘争に怒った乗客が暴動を起こし、駅舎や電車を破壊するという騒動が起きている(上尾事件)。
国鉄分割民営化により、夕ラッシュ時に停車駅を減らした快速「タウン」(後に通勤快速)の運転が開始されたが、当駅は通過となった。そのため、上尾市は同じく通過駅となった桶川駅を有する桶川市とともに、JRに対して通勤快速の停車を長年要望し続け、2004年(平成16年)10月のダイヤ改正によって、下り2本に限って2駅への停車が実現した。
- 1883年(明治16年)7月28日:日本鉄道により開業[2]。当駅は県内および高崎線内で浦和駅・鴻巣駅・熊谷駅と並び最も古い駅となっている。
- 1896年(明治29年):駅構内に跨線橋が築造される[5]
- 1906年(明治38年)11月1日:鉄道国有化にともない官設鉄道の駅となる。
- 1911年(明治44年)7月23日:駅構内に庭園が築造され、開園式を挙行する[6]。
- 1923年(大正12年):関東大震災が発生し駅舎が一部
罹災 ()したため修繕される[7]。 - 1935年(昭和10年)2月12日:駅舎が改築され、駅舎の営業開始。なお、落成祝賀式は同年4月7日に駅前広場にて挙行された[7][2]。
- 1960年(昭和35年)6月1日:駅構内の跨線橋が架け換えられ、祝賀会が挙行される[5]。
- 1967年(昭和42年)8月:橋上化の工事開始[5]。
- 1968年(昭和43年)6月10日:新駅舎の営業開始[5]。
- 1969年(昭和44年)12月8日:新駅舎完成。
- 1973年(昭和48年)3月13日:上尾事件発生[5]。
- 1980年(昭和55年)8月21日:貨物の取り扱いを廃止[8]。
- 1983年(昭和58年)9月:東口再開発事業が完了。商業施設群「アリコベール」完成。自由通路と上下ホーム幅が拡幅される。
- 1985年(昭和60年)3月14日:新特急の停車開始。荷物扱い廃止[8]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となる[8]。同時に旅行センター開設[9]。
- 1995年(平成7年)
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[11]。
- 2002年(平成14年)3月:「JR上尾駅改修等に係る研究会」発足(官民各団体20名)。
- 2003年(平成15年)3月24日:研究会が「JR上尾駅改修等に係る提言書」を市に提出。
- 2004年(平成16年)10月16日:通勤快速の一部停車開始。
- 2007年(平成19年)
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年):駅舎改修工事完成。東西自由通路が8 mから20 mに拡張。
- 2017年(平成29年)3月4日:特急草津号(当時。現在の「草津・四万」号)の停車駅から除外される。
- 2021年(令和3年)3月13日:当駅通過の通勤快速廃止に伴い、すべての快速列車の停車駅となる。
駅構造
単式ホーム1面1線(1番線)と島式ホーム1面2線(2・3番線)の計2面3線のホームを持つ地上駅で、橋上駅舎を有する[1]。各ホームとコンコースを連絡するエスカレーター、エレベーターが設置されている。
高崎支社所属熊谷統括センター管轄の直営駅(管理駅)で、宮原駅、北上尾駅、桶川駅を管理下に置く。みどりの窓口・指定席券売機、自動改札機が設置されている。改札内にはKIOSK・そば店がある。
駅舎は東西自由通路と一体化し、東西両駅前広場のペデストリアンデッキと連結しており、バスターミナルや商業施設群と連絡する。
発車メロディは、2010年6月1日より「上尾市歌」のサビの部分をアレンジしたものが使用されている[14]。
のりば
| 番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ■ 高崎線 | 上り | 大宮・東京・新宿・横浜方面[15] | |
| ■ 湘南新宿ライン | ||||
| ■ 上野東京ライン | ||||
| 2 | ■ 高崎線 | 下り | 熊谷・高崎・前橋方面[15] | 一部列車 |
| 3 |
- 付記事項
- 特急「あかぎ」の一部と湘南新宿ラインの列車は新宿方面に発着する。湘南新宿ラインの列車は新宿駅を経由して大船駅から東海道線へ直通する。上野東京ラインの列車は上野駅を経由して東京駅から東海道線へ直通する。
- 2番線は、一部の下り列車が特急・快速の接続・通過待ちを行う。上り線路からも発着可能だが、2024年現在で上り定期の列車発着はなく、旅客向け案内では上り方面の記載は削除されている。ダイヤ乱れ時は折り返し運転に使用されることがある。
- 下りホームには夕方ラッシュ時における降車客対策を目的としてホームから旅客を分離する空中回廊が設置されていたが、駅舎改修工事のため閉鎖・解体された。
- 改札口(2021年10月)
- 自由通路(2010年6月)
- ホーム(2021年10月)
利用状況
JR東日本によると、2024年度(令和6年度)の1日平均乗車人員は38,681人である[JR 1]。
1988年度(昭和63年度)以降の推移は以下のとおりである。年度全体の乗車人員を365(閏日が入る年度は366)で除して1日平均乗車人員を求めており、計算で生じた小数点以下の値は切り捨てているため、定期外と定期の和は必ずしも合計と一致しない。
| 1日平均乗車人員推移 | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 年度 | 定期外 | 定期 | 合計 | 順位 | 出典 | ||
| JR | 埼玉県 | 上尾市 | |||||
| 1988年(昭和63年) | 10,133 | 31,757 | 41,890 | [市 1] | |||
| 1989年(平成元年) | 10,003 | 30,786 | 40,789 | [市 2] | |||
| 1990年(平成2年) | 10,423 | 32,270 | 42,693 | ||||
| 1991年(平成3年) | 11,397 | 33,525 | 44,922 | ||||
| 1992年(平成4年) | 11,195 | 33,874 | 45,069 | ||||
| 1993年(平成5年) | 10,846 | 33,669 | 44,515 | ||||
| 1994年(平成6年) | 10,854 | 33,175 | 44,029 | ||||
| 1995年(平成7年) | 10,818 | 32,617 | 43,435 | ||||
| 1996年(平成8年) | 11,040 | 32,520 | 43,560 | ||||
| 1997年(平成9年) | 10,880 | 31,820 | 42,700 | ||||
| 1998年(平成10年) | 10,775 | 31,241 | 42,016 | ||||
| 1999年(平成11年) | 10,748 | 30,673 | 41,421 | 98位 | [JR 2] | [県 1] | [市 3] |
| 2000年(平成12年) | 10,827 | 30,264 | 41,091 | 98位 | [JR 3] | [県 2] | |
| 2001年(平成13年) | 10,891 | 29,936 | 40,827 | 100位 | [JR 4] | [県 3] | |
| 2002年(平成14年) | 11,197 | 29,586 | 40,783 | 100位 | [JR 5] | [県 4] | [市 4] |
| 2003年(平成15年) | 11,477 | 29.629 | 41,106 | 100位 | [JR 6] | [県 5] | |
| 2004年(平成16年) | 11,353 | 29,449 | 40,802 | 100位 | [JR 7] | [県 6] | |
| 2005年(平成17年) | 11,376 | 29,444 | 40,820 | 99位 | [JR 8] | [県 7] | |
| 2006年(平成18年) | 11,339 | 29,561 | 40,900 | 100位 | [JR 9] | [県 8] | |
| 2007年(平成19年) | 11,403 | 29,721 | 41,125 | [JR 10] | [県 9] | [市 5] | |
| 2008年(平成20年) | 11,418 | 29,721 | 41,140 | [JR 11] | [県 10] | ||
| 2009年(平成21年) | 10,980 | 19,611 | 40,591 | [JR 12] | [県 11] | ||
| 2010年(平成22年) | 10,870 | 29,620 | 40,491 | 100位 | [JR 13] | [県 12] | |
| 2011年(平成23年) | 10,905 | 29,490 | 40,395 | [JR 14] | [県 13] | ||
| 2012年(平成24年) | 11,352 | 29,647 | 40,999 | [JR 15] | [県 14] | ||
| 2013年(平成25年) | 11,539 | 30,310 | 41,850 | [JR 16] | [県 15] | ||
| 2014年(平成26年) | 11,553 | 29,615 | 41,168 | [JR 17] | [県 16] | ||
| 2015年(平成27年) | 11,679 | 30,090 | 41,770 | [JR 18] | [県 17] | ||
| 2016年(平成28年) | 11,609 | 30,137 | 41,747 | [JR 19] | [県 18] | ||
| 2017年(平成29年) | 11,860 | 30,150 | 42,010 | [JR 20] | [県 19] | ||
| 2018年(平成30年) | 11,934 | 30,276 | 42,210 | [JR 21] | [県 20] | ||
| 2019年(令和元年) | 11,421 | 30,233 | 41,655 | [JR 22] | [県 21] | [市 6] | |
| 2020年(令和2年) | 7,420 | 24,605 | 32,025 | [JR 23] | [県 22] | ||
| 2021年(令和3年) | 8,890 | 25,003 | 33,893 | [JR 24] | [県 23] | ||
| 2022年(令和4年) | 10,453 | 25,882 | 36,335 | [JR 25] | [県 24] | ||
| 2023年(令和5年) | 11,267 | 26,765 | 38,032 | [JR 26] | [県 25] | ||
| 2024年(令和6年) | 11,601 | 27,079 | 38,681 | [JR 1] | |||
駅周辺
バス路線
東武バスウエスト大宮営業事務所(東口)・東武バスウエスト上尾営業所(西口)・朝日自動車菖蒲営業所・丸建つばさ交通「けんちゃんバス」の路線が発着し、上尾市内循環バス「ぐるっとくん」(東武バスウエスト・協同バス・丸建つばさ交通に運行委託)も発着する。かつては東武バスが一円に路線網を保有していたが、東口では基幹路線を除いて朝日自動車に移管された。
その他、降車専用であるが国際興業バスの深夜中距離バス「ミッドナイトアロー上尾・鴻巣」も当駅東口を経由する。
路線の詳細は各事業者・営業所の記事を参照。
西口
- 1番乗り場(東武バスウエスト)
- 尾11・尾12:西上尾車庫行
- 尾13:西上尾第一団地行
- 2番乗り場(東武バスウエスト)
- 尾21:西上尾第一団地行
- 3番乗り場(東武バスウエスト)
- 尾31:西上尾第二団地行
- 尾32:リハビリセンター行(上尾市運行バス[16])
- 5番乗り場(東武バスウエスト・ぐるっとくん)
- 6番乗り場(東武バスウエスト)
- 尾61:リハビリセンター行
- 尾62:平方行
- 尾63:丸山公園行
- 川越06:埼玉医大行、川越駅行
- 扇02:指扇駅行
- 空港連絡バス(上尾駅・桶川駅 - 羽田空港線):羽田空港行
- 駐輪場前乗り場(ぐるっとくん)
- 大谷循環
- 原市瓦葺線
※4番乗り場は欠番だが、3番乗り場と5番乗り場の間にUDトラックス上尾工場行の通勤バス乗り場がある。
東口
- 1番乗り場(東武バスウエスト)
- 大51:大宮駅東口行
- 2番乗り場(東武バスウエスト)
- 尾52:吉野町車庫行
- 佐野プレミアム・アウトレット行(注:不定期運行ツアー扱い、予約制、片道のみの利用不可)
- 3番乗り場(朝日自動車)
- 4番乗り場(朝日自動車)
- 5番乗り場
- 6番乗り場
- 送迎バス・臨時バス乗り場。
