加古川刑務所

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加古川刑務所(かこがわけいむしょ)は、法務省矯正局大阪矯正管区に属する刑務所[1]

全国の拘置所・刑務所で被収容者の使用するふとんの生地、工場着は、この刑務所の10工場にて一括生産されている[1]。課長相当職以上の幹部職員は、所長を含め18人である。

処遇指標

  • I指標(禁錮受刑者
  • A指標(26歳以上の犯罪傾向が進んでいない実刑期10年未満の男子懲役受刑者)
  • YA指標(26歳未満の犯罪傾向が進んでいない実刑期10年未満の男子懲役受刑者)
  • 女子収容区(女区)はW指標(女子収容施設)

最大収容定員

  • 1,281人(一般区961人、交通区120人、女区200人)[2]

沿革

不祥事

2022年5月、26歳の男性刑務官による暴行事件が発生した。当該刑務官は工場の副担任にあたり、男性受刑者に対し口を開くよう指示し、消毒用アルコールを口内に噴射させる暴行を行なったとされる。2023年12月25日には被害を受けた元男性受刑者が会見を開き「死ね」などの暴言や裁縫道具を用いた身体への傷害被害を受けたことを証言した。2023年12月8日、この男性刑務官は特別公務員暴行陵虐容疑で神戸地検姫路支部に書類送検された[6][7]

組織

令和7年度以降は、所長の下に3部1課を持つ3部制施設となっている。(令和6年度までは総務部、処遇部、医務課の2部制施設だった。[3]

  • 総務部(庶務課、会計課、用度課)
  • 企画調整部(警備、面会、訟務等)
  • 矯正処遇部(矯正処遇(第一担当、第二担当)、作業、教育、調査支援)
  • 医務課

外観・設備

一般区

犯罪傾向の進んでいない男子で、刑期10年未満の者を収容している[2]。一般区の3工場〜15工場(欠番あり)では、それぞれに割り当てられた製品加工や生産作業をしている[3]。また、上記の生産工場のほかにも、営繕、図書、統計、洗濯、訓練、内掃、炊場(外部委託で廃止)などの経理工場もある。 受刑者は、病棟と1寮〜5寮までの6つの寮に収容されて生活をしている。病棟と1寮と2寮と3寮は2階建てで、2階を上・1階を下と呼称。4寮と5寮は3階建てで、それぞれの階数を上・中・下と呼称。

病棟・1寮、2寮、4寮、5寮上が単独室(1寮と2寮下は調査・懲罰房)、病棟・3寮・5寮下・5寮中が共同室。※収容人数減少の為、共同室の3寮は廃止。※その他にも保護室や交通区や女区がある。

交通区

一般受刑者とは分離して、交通事犯の受刑者を収容する区画「交通区」が設けられている[2][8]。このため、千葉県の市原刑務所に対比して、西の「交通刑務所」としても知られる[1]

  • 配役
    • 交通区は残りの受刑期間が5年未満で、脱走・自殺の恐れがない受刑者を対象にしている[2][3]
    • なお、刑期が5年以上の(主に危険運転致死傷罪など)交通事犯であれば一般区に収容されるが、一般区で無事故・無違反で刑期を務め、刑期が5年を切ると交通区に配役になるパターンもある[3]
    • 交通区は、基本的に仮釈放が必ずもらえる所なので、いくら交通事犯の被収容者でも刑期が仮釈放の対象の半年を切っていると一般区に配役になる。
    • 交通区で、刑務所の遵守事項に違反して反則調査になり、懲罰になると二度と交通区には戻れず、解罰後は一般区に配役になる。
  • 管理
    • 居室に鍵がないなど、一般の刑務所より管理が緩やかである(余暇時間であれば、トイレ、集会室、洗心の間などに自由にいける)[3]。他室訪問は厳禁[3]
    • 一般区が、刑務官が主に注意・指導するのに対して交通区は「自主・自立」をモットーにした準開放区であり、受刑者どうしで注意・指導しあう[3]
    • 被収容者の称呼番号は、700番台、800番台、1500番台、1600番台、1700番台、禁錮刑の900番台、1900番台。
  • 作業・教育
    • 工場は1工場と2工場を使用する。
    • 配役した順に当番制度があり「工場週番」「寮週番」を行う[3]
    • 受刑者に対して、交通安全指導が行われる[3]
    • 敷地内の東端に100m×50mほどの大きさで、自動車教習所と同様の教習コースがあり、受刑中に仮運転免許を取得できる[3]。ただし出所後に仕事で必要、家族の同意を得ている、被害者の理解を得ていることが教習を受ける条件である[3]
    • 受刑者の中からしっかりした人物を選び、「衛生班」という受刑者の指導や、信任寮・交通区内の清掃、草刈、雑用、食堂の配食係を担当する係がいる[3]。衛生班の他に、「委員」という役割も設け、少しでも受刑者の更生になるように徹底させている[3]。委員は一つにつき各二名割り当てられ、役割は以下の通り。
      • 厚生委員:更衣室・浴室の忘れ物の管理、理髪室での髭剃りを借りに来る人の徹底指導、入浴時の受刑者への声掛け、指導。
      • 体育委員:朝、工場での体操の号令や、運動時の号令を掛ける。
      • 文化委員:交通区限定で、自主・自立を目標として「月間目標」「週間目標」「月間努力目標」が定められていて(考えるのは衛生班と各委員)、決定した目標をPCで編集して信任寮や食堂に掲示したり、同じく交通区限定誌である「復帰台」の編集をする。
      • 図書委員:集会室にある官本の貸し出しと返却の担当。

女子収容区(女区)

女子受刑者の増加に伴い、全国的に女子刑務所が定員超過となったことから、敷地内の南西側に女子収容区(女区)を新設し、2012年3月から受刑者の本格的な収容を開始した。男子の収容区画とは、壁で完全に隔離されている。また、女区の職員はほとんど女性である[9]

著名な受刑者

アクセス

脚注

外部リンク

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