大正洞

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三角田川の流路を示した空中写真
三角田洞に吸込まれ地下を流れて景清洞から出た水は再び大正洞に吸い込まれていく。2008年10月15日撮影の2枚を合成作成。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)(現・地図・空中写真閲覧サービス)の空中写真を基に作成

大正洞(たいしょうどう)は、山口県美祢市美東町にある鍾乳洞秋吉台秋吉台国定公園)北東部の真名ヶ岳の北麓にある犬ヶ森の谷に開口する洞窟である[1]天然記念物に指定されている。

大正洞の位置(山口県内)
大正洞
大正洞
大正洞の位置

洞口から100メートルほどは、戦乱の折に里人が飼育しているを奪われるのを恐れて、この洞窟に隠していたことから「牛隠しノ穴」または「牛隠しの洞」と呼ばれていた[1][2][3]

更に深部があることは知られていたが、学術的な探索が大正期に発見されたことから「大正洞」と名付けられた[1]1921年大正10年)1月5日に大島金蔵・政一親子が探検を行った後、1月30日に惠藤一郎(秋吉台科学博物館初代館長)が調査した[4]。そして1923年(大正12年)3月に国の天然記念物となった[1]

景清洞から地表を流れてくる三角田川が、大正洞の南東約200mにある犬ヶ森ポノール(佐山の吸い込み穴、大正洞の吸い込み穴、犬ヶ森の穴など呼ばれる)で地下に潜って形成されている[1][5]

立体的な石灰洞であり、複数の層の洞窟が竪穴でつながっている。上層、中層、下層に分かれ、上層(標高170 - 180m)は「極楽」と「高天原」と名付けられている[1]。中層は標高160mに位置する[1]。下層は標高120mまでは「地獄」と名付けられており、さらに地下水流が流れる最深部は「奈落」と名付けられている[1]。約1kmの観光コースで、「仁王門」や「獅子岩」などといった多くの鍾乳石石筍を見ることができる。比較的若い鍾乳洞で、まだ成長期にある鍾乳石が観察できる。迷路状の洞内のうち1kmが公開されているが、全長は枝洞を合わせて2km近い規模となる。

1956年(昭和31年)11月に牛隠し洞と極楽洞に照明が設けられ[1]1970年(昭和45年)には観光客の増加のため、極楽洞の北西部に出口用のトンネルが設けられた[1]

2005年に秋吉台地域の他の2つの鍾乳洞、秋芳洞、景清洞と共に秋吉台地下水系という名称でラムサール条約登録湿地となった[6]

2015年には、山口大学洞穴研究会らによる大正洞-犬ヶ森の穴の調査が行われた[5]

観光

出典

外部リンク

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