辛亥革命により中華民国が成立したが、直隷省は清朝の実効支配下におかれていた。1912年(民国元年)3月、北京政府が成立に伴い直隷省も中華民国政府の行政権が及ぶようになり、清代の地方長官官職名であった直隷総督は直隷都督に改称された。1913年(民国2年)の『劃一現行各省地方行政官庁組織令』により民政長が新設され、民政部門を分離した行政機構が成立、1914年(民国3年)5月には民政長は巡按使と改称され、その下部に政務、財務、建設等の庁が設置された。1916年(民国5年)に巡按使は省長と改称、1928年(民国17年)6月に河北省に改編され直隷省は消滅した。
当初は保定県に設置されたが、1914年(民国3年)に天津県に移転している。