AML装甲車
From Wikipedia, the free encyclopedia
|
| |
| 基礎データ | |
|---|---|
| 全長 | 5.11 m[1] |
| 全幅 | 1.97 m[1] |
| 全高 | 2.07 m[1] |
| 重量 | 5.5 t[1] |
| 乗員数 | 3名[1] |
| 装甲・武装 | |
| 装甲 | 最大12 mm[1] |
| 主武装 |
60mm後装式迫撃砲(AML 60) GIAT F1 90mmカノン砲(AML 90) |
| 副武装 |
7.62mm機関銃NF-1 12.7mm重機関銃M2 |
| 機動力 | |
| 速度 | 90 km/h(H90型)[1] |
| エンジン |
パナールModel 4HD 水平対向4気筒空冷ガソリン 90hp |
| 懸架・駆動 | 4×4 |
| 行動距離 | 600km |
AML装甲車(フランス語:l'AutoMitrailleuse Légère)は、フランスのパナール社で設計された四輪の装輪装甲車・偵察戦闘車である(パナールにおける社内コードはAML 245[1])。
機動性が高いためにAML 60/90共に迅速な偵察行動と火力支援が可能であり、高性能な無線機を装備し、夜間作戦時には暗視装置の装備も可能であった。
1950年代、フランス軍は偵察任務にイギリス製のフェレット装甲車を装備していたが、機関銃1挺のみという貧弱な武装ゆえに威力偵察を行うのに難点が多かったため、独自に偵察用装甲車の開発を行うことを決定し、パナール社は1960年にAML装甲車の開発を開始した。
AML装甲車はフランス軍に制式採用された上に、輸出においても30ヶ国以上で導入され、1961年から1994年までに4,000両以上が生産されるという大成功を収めた[1]。さらに、南アフリカでもElandとして1,300両がライセンス生産された[1]。
フランス軍ではEBR装甲車よりも小型軽量である点を買われて空挺部隊や山岳部隊、海外駐屯部隊などに配備されていたが、1970年代末から新型のERC 90 Sagaieに更新されて退役した。
派生型

AML装甲車の派生型は、基本的に武装の違いだけであり、車体の構成(前部に操縦士、砲塔に車長と砲手が乗り込み、左右に昇降用ドア、後部にエンジン)は共通である。
- AML 60
- 60mm迫撃砲と2挺の7.62mm機関銃を装備。
- AML 60 HE60-7
- 60mm迫撃砲と2挺の12.7mm重機関銃を装備。
- AML 60 HE60-12
- 60mm迫撃砲と1挺の12.7mm重機関銃を装備。
- AML 60 HE60-20
- 60mm迫撃砲と1門の20mm機関砲を装備
- AML 60 S530
- 2門の20mm機関砲を装備した自走式対空砲。ベネズエラで運用された。
- AML 90
- 主武装に90mmカノン砲を装備。
- AML 90 Lynx
- GIAT F1 90mmカノン砲を搭載したイスパノ・スイザ社製の砲塔を装備した派生型で、暗視装置とレーザー測距儀を装備している。
- AML 20
- 比較的最近開発された派生型。AML 60の砲塔を搭載しており、60mm迫撃砲を20mm機関砲に換装している。アイルランド国防軍のみで運用されている。
- Eland 60
- AML 60 HE60-7相当の、南アフリカ製派生型。
- Eland 90
- AML 90 Lynx相当の、南アフリカ製派生型。
- Eland 20
- AML 20相当の、南アフリカ製派生型。
- パナールM3 装甲兵員輸送車
- AML装甲車の車体を流用した装甲兵員輸送車。部品の95%が共通であるため、調達維持費用の削減と共通の予備部品による整備性と稼働率の向上のためにAML装甲車とセットで購入する国が多かった。尚、フランス陸軍では採用されていない。
運用国
- アジア地域