アンカイオス
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アルカディアー地方の王リュクールゴスの息子。母はクレオピューレーあるいはエウリュノメーとされる。アポロドーロスではポセイドーンの子とする記述もある。兄弟にエポコス、アムピダマース、イーアソスがある。イオーティスを妻とし、息子アガペーノールをもうけた。
アルゴナウタイに加わり、ティーピスの死後アルゴー船の舵取りを務めた。アルゴナウタイではヘラクレス、テセウスに次ぐ武勇をあげる。帰還後、カリュドーンの猪狩りに兄弟のエポコスあるいはケーペウスとともに参加した。メレアグロスがアタランテーを狩に加えようとしたとき、アンカイオスは女とともに狩りをすることに異議を唱えたとされる。狩で、アンカイオスは斧(ラブリュス)を持って猪に立ち向かったが、突き殺された。
アンカイオスの息子アガペーノールは、スパルタのヘレネーの求婚者のひとりとなり、アルカディアー人を率いてトロイア戦争に参加した。
小アンカイオス
参考図書
- アポロドーロス『ギリシア神話』(高津春繁訳、岩波文庫)
- ロバート・グレーヴス『ギリシア神話』(上・下、高杉一郎訳、紀伊國屋書店)
- カール・ケレーニイ『ギリシアの神話』(「神々の時代」・「英雄の時代」、高橋英夫訳、中央公論社)
- ロドスのアポローニオス、岡道男訳 『アルゴナウティカ アルゴ船物語』 講談社文芸文庫、1997年。上記の改訂版
- ロドスのアポローニオス、堀川宏訳 『アルゴナウティカ』 京都大学学術出版会〈西洋古典叢書〉、2019年