レインボー戦隊ロビン

From Wikipedia, the free encyclopedia

ジャンルSFアニメ
原作スタジオ・ゼロ(原案構成)
監督芹川有吾、田宮武、眞野好央 ほか
脚本小島和彦山中肇、小沢洋 ほか
レインボー戦隊ロビン
ジャンル SFアニメ
アニメ:レインボー戦隊ロビン
原作 スタジオ・ゼロ(原案構成)
監督 芹川有吾、田宮武、眞野好央 ほか
脚本 小島和彦山中肇、小沢洋 ほか
キャラクターデザイン 石森章太郎藤子不二雄藤本安孫子
音楽 服部公一
アニメーション制作 東映動画
放送局 NET系列
放送期間 1966年4月23日 - 1967年3月24日
話数 全48話
その他 最終回の翌週に第6話の再放送を実施
漫画:レインボー戦隊
原作・原案など スタジオ・ゼロ
作画 風田朗
出版社 講談社
掲載誌 週刊少年マガジン
発表号 1965年1月1日号 - 1965年3月28日号
巻数 全1巻(大都社
話数 全13話
その他 石森による『たのしい幼稚園』版も存在
漫画:レインボー戦隊ロビン
原作・原案など スタジオ・ゼロ
作画 吉谷竜二
出版社 秋田書店
掲載誌 冒険王
発表号 1966年7月号 - 1967年4月号
巻数 単行本化なし
話数 全11話 (1966年夏休み増刊号を含む)
テンプレート - ノート
プロジェクト アニメ漫画
ポータル アニメ漫画

レインボー戦隊ロビン』(レインボーせんたいロビン)は、1966年昭和41年)4月23日から1967年(昭和42年)3月24日までNET系列で全48話が放送された、東映動画製作のSFアニメである。白黒作品。

放送時間は、第36話までは毎週土曜日20時 - 20時30分、第37話以降は毎週金曜日19時30分 - 20時。全48話であるが、最終回放送翌週の1967年3月31日に第6話が一度再放送されたため、総放送回数は49回である[1]

この作品は、東映動画がスタジオ・ゼロへ原案を発注したもので、『里見八犬伝[2]、『キャプテン・フューチャー』、『七人の侍』などをヒントに、キャラクターデザインを石森章太郎(のちの石ノ森章太郎)や藤子不二雄(藤本弘と安孫子素雄。のちの藤子・F・不二雄藤子不二雄)で分担、石森がそれらを清書した[2]。性格設定とシノプシスには、上記三人の他につのだじろう鈴木伸一も参加している[2]。実際のアニメでは、これらのキャラクターや名称を若干変更した形で発表された。

漫画版

風田朗とスタジオ・ゼロによる漫画版『レインボー戦隊』は、アニメ版とのタイアップ作品として講談社の『週刊少年マガジン』1965年(昭和40年)1月1日号から3月28日号に全13話が連載された。風田朗は鈴木伸一が使用するペンネームであるが、名義貸しとして使われただけで、彼自身は背景等を手伝ったのみである[2]。実際の執筆者は石森と安孫子(のちの藤子)、石ノ森のアシスタントの高橋、長谷邦夫[2]である。

あまり人気が出ず、未完で終わる。単行本は大都社から全1巻が出版されたが、すぐに絶版。後に『石ノ森章太郎萬画大全集』に収録された。

アニメ放映中のタイアップとして秋田書店の『冒険王』に漫画版『レインボー戦隊ロビン』11話が連載された[注釈 1]

また、アニメ版の放送終了から6年後に石ノ森が一人で執筆した『たのしい幼稚園』版も存在する。

ストーリー

パルタ星(原作コミックではパルダ星)人と地球人の間に生まれた少年ロビンと6体のロボットたち・レインボー戦隊が主役。第1話「怪星人現わる」から第26話「パルタ星最後の日」までの、彼らがパルタ星人の地球侵略に立ち向かうシリーズと、パルタ星との戦い以降の第27話から第48話までの、一話完結でのサスペンス・コメディ・活劇などのバラエティに富んだ内容とに分かれる。

逆銀河系にあるパルタ星は爆発四散する運命にあることが判り、パルタ皇帝は地球を武力で征服して移住しようとし、まずスパイとして科学者のポルトを送り込んだ。彼は地球人に正体を知られ、追われて負傷するが、敵味方の区別無く助けてくれた地球人すみ子の優しさに触れ、パルタ星を裏切った。そのためすみ子と共にパルタ星に連行されて監禁されるが、その前に彼は、地球防衛のために密かに6体のロボットを作り、すみ子との間に生まれた男の子をロボットたちに託していた。男の子はロボットたちに、中でもすみ子の優しさを体現させた看護婦ロボットのリリに大切に育てられ、正義感の強さと優しさを併せ持つ少年に成長する。そしてパルタ星のXデーが2年後に迫った12歳の時、己の使命を知った少年は6体のロボットを率いてパルタ星の侵略から地球を守るために戦う。この少年がロビンであり、彼と6体のロボットがレインボー戦隊である。

ロビンとレインボー戦隊の苦しい戦いの末、パルタ皇帝は倒され、罪の無い多くのパルタ星人は別の星に平和的に移住し、ロビンの父母も無事に救出されて大団円となった。

しかし、地球と宇宙の平和を乱す者は後を絶たず、レインボー戦隊はその後も様々な事件に立ち向かっていく。

キャスト

レインボー戦隊

ロビン
- 里見京子
キャラクターデザイン - 石森章太郎(石ノ森章太郎)
レインボー戦隊の隊長で、正義を愛する勇敢な少年。レイガンの達人で、パイロットとしての技量は地球防衛軍のエースパイロット・タイガーを凌ぐほど。必殺技は胸の星型マークから強力な破壊光線を放つミラクルノヴァで、一度使うと寿命が3年縮む。父はパルタ星人ポルト、母は地球人のすみ子。ポルトの作った6体のロボットに育てられた。年齢は放送スタート時は12歳だが、「パルタ星最後の日」以降14歳と設定される。企画段階ではヒカルという名前であり[3]、漫画版ではその設定を受け継ぎ、星ヒカルとなっている。
リリ
声 - 新道乃里子
キャラクターデザイン - 石森章太郎
看護婦ロボット。手の先から出る復元光線によって、生体の治療のほか、メカの修理もできる。ロビンの育ての母親代わりだった。心優しく、敵兵士とのロマンスもあったりするが、ややお転婆。意外と嫉妬深い面もある。
ペガサス
声 - 関根信昭
キャラクターデザイン - 藤子不二雄の藤本弘(藤子・F・不二雄)
ロビンが乗るロケット型ロボット。ロビンが搭乗する際は、万能戦闘機に変形する。状況に応じて陸上や水中でも行動できる。大気圏内での最高速度はマッハ18で、宇宙では恒星間飛行も可能。レイガン、空対空ミサイルなどを搭載。
ベル
声 - 中村恵子
キャラクターデザイン - 東映動画
人間の3000倍の高感度の感覚器を持つ猫型のレーダーロボット。性格はそそっかしく短気で、教授と共にギャグの立ち回りが多い。スタジオ・ゼロの原案では「レーダー」という名の藤本がデザインしたロボットで、猫型ではない機械的なデザインだったが、「年齢層に合わない」という理由で変更された[4]
教授
声 - 八木光生
キャラクターデザイン - 石森章太郎
レインボー戦隊の頭脳役をつとめる老人型ロボット。小さな体で卓越した知能と判断力を持つが、ベル同様そそっかしく、ギャグの立ち回りが多い。
ウルフ
声 - 桜井英一
キャラクターデザイン - 藤子不二雄の安孫子素雄(藤子不二雄Ⓐ)
ニヒルな戦闘ロボット。感情というチャンネルを持たないとされているが、実際には喜怒哀楽を見せている。ロビンが危険に晒されると即戦闘態勢になる機能を持つ。変身能力もあり、一般人の姿になって行動することもある。
ベンケイ
声 - 篠田節夫
キャラクターデザイン - 藤子不二雄の安孫子素雄
巨大で心優しい怪力ロボット。気弱な面があり、力しか取り柄がない自分に自信喪失して、精神を病んだこともある。腹部に教授らを収納できる。
ポルト博士
声 - 篠田節夫
ロビンの父で、レインボー戦隊のロボットたちを作った人物。元はパルタ星の科学者で、地球人に変身して地球の軍備を調査していた。スパイ活動の最中に負傷し、偶然出会ったすみ子に助けられ、地球人の優しさを知ってパルタ星の侵略を阻止する決意を固めた。レインボー戦隊完成後にパルタ星に拉致され、監禁されて研究を強要される日々を送るが、後にパルタ星の平和勢力を陰から支援する。
すみ子
声 - 新道乃里子
ロビンの母で日本人。ポルト博士が地球人の味方になるきっかけを作った女性で、音楽を愛し、優しさと芯の強さを兼ね備えた女性。夫と共に、ロビンを残してパルタ星に拉致されるが、離れていてもロビンへの愛情は変わることはなく、パルタ皇帝の息子・シーザーの心にも地球人と同じ優しさを芽生えさせた。

地球防衛軍

世界連邦長官
地球防衛軍の責任者で、レインボー戦隊との信頼関係は固い。一方で、レインボー戦隊に頼りすぎる状況を潔しとせず、パルタ星決戦ではレインボー戦隊にも極秘で支援部隊を派遣した。戦争終結後も様々な事件でレインボー戦隊に協力を依頼している。
タイガー
声 - 三田松五郎
地球防衛軍のエースパイロット。第11話で空母RX20所属のパイロットとしてロビンと出会う。当初はロビンたちに傲慢な態度で接していたが、ロビンの実力と真心に触れ、態度を改めた。第26話では、極秘の支援部隊を率いてパルタ星に乗り込みポルト夫妻を救出している。その後、第47話では新婚旅行先の月で事件に巻き込まれている。

パルタ星人

パルタ皇帝
声 - 篠田節夫
パルタ星の独裁者。冷酷でわがままな支配者で、自分の意に沿わない相手は部下でも平気で処刑する。市民に対しても高圧的な支配で臨んでいる。ただし、息子シーザーに対してだけは愛情らしきものも見せている。
パルタ将軍
皇帝を補佐するパルタ軍の総司令官。皇帝同様冷酷で残忍。
シーザー
パルタ皇帝の細胞から生み出された人造人間で、皇帝の後継者。パルタ軍のエースパイロットで、プライドの高い戦士だが、地球人の持つ愛情を理解しており、母親を持たない自身の孤独をロビンの母・すみ子に吐露している。第16話のみの登場。
ベラ
パルタ皇帝に忠誠を尽くす優秀な女性隊長だったが、パルタ皇帝の残忍さとロビンの真意を理解し、パルタ人を平和的に移住させるための抵抗運動に身を投じる。パルタ星での決戦ではレインボー戦隊と協力して市民の脱出に尽力した。第25, 26話に登場。

スタッフ

主題歌

オープニングテーマ

「レインボー戦隊ロビン」(第1話 - 第26話)
作詞 - 飯島敬 / 作曲 - 服部公一 / 歌 - レインボーハーモニー
「進め! ロビン」(第27話 - 第48話)
作詞 - 小川敬一[5] / 作曲 - 服部公一 / 歌 - 上高田少年合唱団

エンディングテーマ

「ロビンの宇宙旅行」(第1話 - 第26話)
作詞 - 小川敬一 / 作曲 - 服部公一 / 歌 - レインボーハーモニー
「すてきなリリ」(第27話 - 第48話)
作詞 - 小川敬一 / 作曲 - 服部公一 / 歌 - 前川陽子

その他の楽曲

この2曲は、1997年2月EMIミュージック・ジャパンから発売されたCD「なつかしのミュージック・クリップ12『レインボー戦隊ロビン』」に収録されている。

挿入歌「ロビンの子守唄」
作詞 - 小川敬一 / 作曲 - 服部公一 / 歌 - 井上かおる
第15話で使用された。
「(幻のオープニング)」(正式タイトル不明)
作詞 - 不明 / 作曲 - 服部公一 / 歌 - 熊倉一雄
「バラエティ編」以降のオープニングとして製作されたが使用されず、イントロ部が「進め!ロビン」に流用、また劇中でインストルメンタルとして使用されたに止まった。

各話リスト

話数サブタイトル脚本演出作画監督美術 放送日
1怪星人現わる!小島和彦[5]芹川有吾木村圭市郎沼井肇 1966年
4月23日
2ビッグアイ作戦山中肇[6]田宮武 4月30日
3黒い象神小沢洋
芹川有吾
芹川有吾若林哲弘 5月7日
4SOS航路山中肇眞野好央木村圭市郎 5月14日
5オーロラ作戦高橋潤一勝間田具治 5月21日
6宇宙にかける虹浜田稔芹川有吾 5月28日
7サハラ砂漠の脱出山中肇田宮武 6月4日
8地底基地の怪人竹田満木村圭市郎
若林哲弘
6月11日
9恐怖の渦巻白根徳重木村圭市郎 6月18日
10狙われた少女加藤精二勝間田具治木村圭市郎
若林哲弘
6月25日
11マンモス空母の危機浜田稔芹川有吾木村圭市郎 7月2日
12ダイヤモンド作戦高橋潤一田宮武若林哲弘 7月9日
13グリース星の女王浜田稔 7月16日
14トウキョウSOS小島和彦勝間田具治森三郎沢根文利 7月23日
15母の呼ぶ声林弘明眞野好央阿部隆山崎誠 7月30日
16撃墜王パルタの鷹浜田稔勝間田具治窪詔之沢根文則 8月6日
17パリ・ファッション作戦山中肇田宮武 8月13日
18危険への招待状小島和彦茂野一清鈴木伸一沼井肇 8月20日
19大洪水作戦鈴樹三千夫田宮武角田昭一沢根文則 8月27日
20パルタの罠を砕け小沢洋白根徳重窪詔之 9月3日
21ステラの記憶小島和彦眞野好央木村圭市郎椋尾篁 9月10日
22暗殺指令XYZ三芳加也勝間田具治窪詔之沼井肇 9月17日
23くじら艦隊襲来東文太茂野一清鈴木伸一 9月24日
24戦火の傷あと小島和彦田宮武吉田英一椋尾篁 10月1日
25友情の瞳山中肇白根徳重木村圭市郎沼井肇 10月8日
26パルタ星最後の日窪詔之椋尾篁 10月15日
27狂った時間吉野次郎[5]勝間田具治沼井肇 10月22日
28リリにおまかせ山中肇田宮武 10月29日
29消えた豪華船中根芳明茂野一清鈴木伸一 11月5日
30呪いの吸血鬼山中肇白根徳重窪詔之椋尾篁 11月12日
31おかしなおかしな電送マシン安藤豊弘茂野一清鈴木伸一沼井肇 11月19日
32サイボーグ作戦三芳加也眞野好央窪詔之 11月26日
33てんやわんや作戦朝風薫田宮武椋尾篁 12月3日
34幽霊ホテル小島和彦
朝風薫[7]
村山鎮雄小田部羊一沼井肇 12月10日
35大怪獣バロン安藤豊弘勝間田具治木村圭市郎 12月17日
36黒マスクの恐怖浜田稔白根徳重窪詔之椋尾篁 12月24日
37巨虫ゼミラ対怪力ガマラ東文太茂野一清鈴木伸一沼井肇 1967年
1月6日
38ハッスル・ベンケイ朝風薫竹田満奥山玲子土田勇 1月13日
39恐竜ロボット現わる浜田稔眞野好央熊川正雄沼井肇 1月20日
40バラ星雲の彼方に朝風薫田宮武小泉謙三 1月27日
41幽霊城安藤豊弘山口康男高橋信也 2月3日
42ゴライアスの眼小島和彦
朝風薫
白根徳重窪詔之椋尾篁 2月10日
43吹雪の中をつっぱしれ小島和彦勝間田具治落合道正 2月17日
44ウラガンシティの対決安藤豊弘村山鎮雄小田部羊一
奥山玲子
沼井肇 2月24日
45スピードの王者浜田稔田宮武小泉謙三横井三郎 3月3日
46ピンボケ作戦中根芳明茂野一清鈴木伸一辻忠直
小林七郎
3月10日
47幻の将軍浜田稔眞野好央熊川正雄沼井肇 3月17日
48西部のロビン吉野次郎白根徳重窪詔之椋尾篁 3月24日

 1967年(昭和42年)3月31日 第6話「宇宙にかける虹」のリピート放映を行った。

放送局

映像ソフト化

1983年から1985年に東映ビデオから、本作の傑作選ビデオ『TVヒーローシリーズ レインボー戦隊ロビン』全4巻が発売された。規格はVHS。第1巻には第1話・第11話・第13話・第28話が、第2巻には第6話・第26話が、第3巻には第16話・第17話・第30話・第33話が、第4巻には第22話・第34話・第40話が収録されている。

1995年から1996年に東映ビデオから、全話を収録したレーザーディスク全6巻が発売された。ただし、最終話の終盤で放送された「レインボー戦隊の解散宣言とお別れ」映像は収録されていない。

2005年4月20日に発売されたDVD-BOX『東映アニメモノクロ傑作選 Vol.2』には、『海賊王子』や『宇宙パトロールホッパ(パトロール・ホッパ 宇宙っ子ジュン)』とともに本作の第1話・第6話・第26話・第28話が収録されている。2006年1月25日にはブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメントから、本作のみを収録した単品DVDも発売された。

2008年7月21日に発売された『石ノ森章太郎 生誕70周年 DVD-BOX』には、本作の第1話が収録されている。

2015年8月5日に東映ビデオから『レインボー戦隊ロビン DVD-BOX 1』が、同年9月9日に『DVD-BOX 2』が発売された。上記の「レインボー戦隊の解散宣言とお別れ」映像はこの『DVD-BOX 2』に初収録されたが、その一方で上記のレーザーディスクや傑作選DVDに収録されていた一部の映像素材[注釈 2]は原版不明により未収録となっている。

他作品へのキャラクター起用

脚注

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI