交響曲第1番などと同様、初期のハイドンに典型的な「急-緩-急」の3楽章から構成される交響曲である。どういうわけか、通常あるはずの繰り返し記号が一切ついていないため、ハイドンの全交響曲のうちでもっとも演奏時間が短い(約9分[2])。
- 第1楽章 アレグロ
- ハ長調、2分の2拍子、ソナタ形式。

- 第1主題の動機は付点つきリズムをもったユニゾンの上昇音階による。ト長調に転じた後に同じ動機が第2ヴァイオリンに出現し、それに対して第1ヴァイオリンが対旋律を演奏する(第2主題)。いったん短調に転じて弦楽のみでしばらく演奏された後に、ト長調に戻って盛り上がって提示部を終える。展開部では第1主題によって対位法的に盛り上がった後、第2主題による部分が21小節にわたって弦楽器のみで静かに(
)続く。再現部では第2主題は省略され、最後に長めのコーダが続く。
- 第2楽章 アンダンテ
- ト長調、4分の2拍子、ソナタ形式。
- 当時のハイドンの交響曲の通例として、緩徐楽章は弦楽器のみで演奏される。ヴァイオリンが16分音符の連続による無窮動的な旋律を演奏し、それ以外の楽器が伴奏する、2声部だけの極端に簡素な音楽になっている。
- 第3楽章 プレスト
- ハ長調、8分の3拍子、ロンド形式。
- ハイドンの交響曲で初めてロンド形式を試みた楽章である。ハ長調の明るい主題による部分が3回現れ、その間に弦楽器のみによるハ短調のエピソードと、弦とホルンによるヘ長調のエピソードの2つが挿入される。