相手の胴体に両腕で抱きつくベアハグからの小外掛もある。小外掛は両腋を差した両差しの密着した状態から掛けやすいが、離れた間合いからもハイタックル、ベアハグから掛けるのが見られた。しかし、いきなりのベアハグが禁止された柔道では離れた間合いからの小外掛は見られなくなった。2025年からは両手を相手の背中で組まなければいきなりのベアハグをしてもよいことになった。
裸体のMMAでも使用される。ヒクソン・グレイシーがバーリ・トゥードジャパン94で日本で戦った際には、この工程の小外掛を多用してトーナメントを優勝している。これの他の利点として、テイクダウン後にハーフマウントポジション、または一気にマウントポジションを奪いやすい点が挙げられる。投げ技等と比較すると力強さには劣るが、失敗した際のリスクが極めて少ない点もある。のちのMMAでもこの小外掛はセオリーの一つとして重視されている。UFC 278ではレオン・エドワーズがカマル・ウスマンからベアハグからの小外掛でテイクダウンし、マウントポジションを奪っている。
相手の左襟を持った右手で釣り上げ、右袖を持った左で相手の右肘を押し上げ崩し、相手の身体を左踵に崩し、右足裏か右踵で相手の左外踵にかけて倒す小外掛もある[3]。
右手で相手の右脚を内側から取って、相手の背後から左足で相手の左脚を外から掛ける小外掛もある[4]。
二段小外掛(にだんこそとがけ)は二段モーションの小外掛。左足で相手の前に踏み出している右足に小外掛や小外刈をかけて、それがきまらないとき、続けざま二度目の左足での小外掛で倒す[5]。
または、つづけざま左足で相手の左脚を後ろから掛けて倒す[6]。
もしくは右大外刈を掛けたが相手が右脚を突っ張ったり、左に身体を捻って防ぐとき、相手の背後に回り、左足を相手の左足外横にかけて掛け倒す[6][7]。
あるいは相手の右脚での大外刈をこらえた後、体を右に開いて相手の背後に回り左脚を相手の左脚に掛け、両手を効かせて受を背後に掛け倒す[6][8]。
極めの形が小外掛の二段小外(にだんこそと)[9]。二段小外でも極めの形が小外刈だと二段小外刈となる。1982年の「講道館柔道の投技の名称」制定に向けて講道館では新名称の候補に挙がったが小外掛に含めることとなり採用されなかった[10]。
隅倒(すみたおし)は相手を前隅に傾けた後に、相手の抵抗に乗じ右後隅に崩し、左足裏を相手の右踵に当て、体を浴びせ捨て倒す小外掛。最初、相手を傾けるのは右前隅でも左前隅でもよい[11]。
外掛(そとがけ)は相手の右膝から右後足首の間に自身の左膝から左後足首を掛けて倒す小外掛。
柔道家の小田常胤は自著で相手を後方に倒す外掛を紹介している[12]。
柔道家の川石酒造之助は自著で相手を側方に倒す外掛を紹介している。釣り手の右手で受の左肩を強く持ち上げ、受の右袖を持った引手の左手を下に引き浮落に似た両手の動きで受を受の右に崩す。左脚を上げ受の右脚に掛け受を受の右に倒す[13]。