隅返

柔道の真捨身技。すみがえし。 From Wikipedia, the free encyclopedia

隅返(すみがえし)は、柔道投技真捨身技5本の一つ。講道館国際柔道連盟 (IJF) での正式名。IJF略号SUG

隅返のイラスト

日本の選手はあまり使わないが、ソ連サンボにも類似している技があることから、ロシアジョージアなどの地域出身の選手は得意技としていることが多い[1]

概要

相手を前に崩し、仰向けに身を捨てつつ、足の甲を相手の太腿の内側に引っ掛けて、跳ね上げ、頭越しに投げる技。

巴投と混同しやすいが、巴投は足裏を相手の下腹に当てて投げる技で、この点で区別できる。

発声せずに失敗すると自分が投げられたように見えてしまうことや、読まれて大内刈小内刈などを合わせられると打つ手がないといった弱点は、他の捨身技同様である。

リスクを持つ捨身技でありながら、この技を主力とする選手としては、ソ連のグリゴリー・ベリチェフハンガリーチェース・イムレベラルーシユーリ・ルイバクフランステディ・リネール等がいる。

特に、ルイバクは2005年嘉納杯において、3試合で隅返による一本勝ちを収めている。

柔道形投の形の真捨身技の3本目にある。

講道館技研究部会は1989年2月28日に引込返との違いの判断基準について検討した。違いは両手で相手の片腕を抱えるとか後ろ帯を持たないことである。横捨身技の場合は背中を握っても引込返となる[2]

変化

右脚を相手の左脚に河津掛けの様に搦めて左手で相手の右下穿きを掴んで右足で相手を跳ね上げ体を後方に捨てる隅返もある。1998年の講道館機関誌『柔道』に、最近の国際大会で多用されている、と記載されている[3]

フック・レッグ・アンド・ソルト

フック・レッグ・アンド・ソルト (hook leg and sault) は右脚を河津掛けし、思いっきりブリッジして河津掛けを外して右足甲で相手の右脚内側を蹴り上げ後ろに反り投げる横捨身技の隅返[4]。書籍『シューティング入門 打投極』では右腕での小手投げの体勢から実施している[5]

脚注

外部リンク

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