村上ソングズ

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村上ソングズ』(むらかみソングズ)は、村上春樹和田誠の翻訳書、エッセイ集。

2007年12月10日中央公論新社より刊行された。表紙の絵と挿絵は和田誠。『エスクァイア日本版』(2004年9月号から2005年8月号まで)に連載されたものが元である。

単行本化に際し、大幅に加筆がなされ、和田のエッセイと翻訳も付け加えられた。訳された歌詞の数は29[注 1]2010年11月10日、同社の「村上春樹翻訳ライブラリー」シリーズの一冊として新書化された[2]

タイトル作者歌手・演奏者備考
God Only Knows
神のみぞ知る
ブライアン・ウィルソントニー・アッシャーザ・ビーチ・ボーイズ村上は、ウィルソンとアッシャーが書いてビーチ・ボーイズが歌った曲をほかにも訳している。「キャロライン・ノー」を写真集『波の絵、波の話』(文藝春秋、1984年3月)の中で訳した。
Happiness Is a Thing Called Joeハロルド・アーレンエドガー・イップ・ハーバーグナンシー・ウィルソン
Imitation of Liveマイケル・スタイプマイク・ミルズ、ピーター・バックR.E.M.[注 2]
Autumn in New York
(ニューヨークの秋)
ヴァーノン・デュークテッド・ストレーター村上は、エッセイ集『走ることについて語るときに僕の語ること』(文藝春秋、2007年10月)の中でもこの曲の一部を訳している。
Moonlight Driveジョン・デンスモアロビー・クリーガーレイ・マンザレクジム・モリソンザ・ドアーズ村上は、上記の『波の絵、波の話』の中でこの曲を一度訳している。
Born to Be Blueロバート・ウェルズメル・トーメヘレン・メリル
Jeanロッド・マッケンロッド・マッケン1969年公開の映画『ミス・ブロディの青春』の挿入歌。
On a Slow Boat to China
(中国行きのスロウ・ボート)
フランク・レッサービング・クロスビー & ローズマリー・クルーニー
Ingrid Bergmanウディ・ガスリー(詞)、ビリー・ブラッグ(曲)ビリー・ブラッグ & ウィルコウディ・ガスリーの未録音の詩にビリー・ブラッグが曲をつけた。
Blue Monk (Monkery's the Blues)セロニアス・モンク(曲)、アビー・リンカーン(詞)アビー・リンカーン
This House Is Empty Nowバート・バカラックエルヴィス・コステロアンネ・ソフィ・フォン・オッター
Patches
パッチズ
ロナルド・ダンバー、ジェネラル・ジョンソンクラレンス・カーター柴田元幸のエッセイ集『愛の見切り発車』(1997年7月、新潮社)に収められた「特別付録 私のロックンロール・オールタイム・トップテン」において、村上はクラレンス・カーターの「パッチズ」を10曲のうちの1曲に選んでいる。
A Sleepin' Beeハロルド・アーレントルーマン・カポーティトニー・ベネット
Going Back to Okinawaライ・クーダーライ・クーダー
God Bless the Childビリー・ホリデイアーサー・ハーツォグ・ジュニアビリー・ホリデイ
Ev'rytime We Say Goodbyeコール・ポータージューン・クリスティ(歌) & スタン・ケントン(ピアノ)
Galveston
ガルヴェストン
ジム・ウェッブグレン・キャンベル村上は、ジム・ウェッブが書いてグレン・キャンベルが歌った曲をほかにも訳している。「恋はフェニックスBy the Time I Get to Phoenix)」を上記の『波の絵、波の話』の中で訳した。
Suicide Is Painless
もしも、あの世にゆけたら
ジョニー・マンデル、マイク・アルトマンザ・マッシュ[4]1970年公開の映画『M★A★S★H マッシュ』の主題歌。
Loneliness Is a Wellアイリーン・オーバニー、ジョー・オーバニーアニタ・オデイ村上は『ポートレイト・イン・ジャズ2』(新潮社、2001年4月)でもアニタ・オデイが歌ったこの曲に触れている[注 3]
All I Wanna Do
オール・アイ・ワナ・ドゥ
デヴィッド・ベアウォルド、ビル・ボットレル、ウィン・クーパー、シェリル・クロウケヴィン・ギルバートシェリル・クロウ村上はエッセイ集『うずまき猫のみつけかた』の中でも、「オール・アイ・ワナ・ドゥ」の歌詞が生まれたいきさつを紹介している[6]
この曲を収録したアルバム『チューズデイ・ナイト・ミュージック・クラブ』が長編『騎士団長殺し』に登場する[7]
Miss Otis Regretsコール・ポーターエラ・フィッツジェラルド
Days of Wine and Roses
酒とバラの日々
ジョニー・マーサーヘンリー・マンシーニアニタ・カー・カルテット
Mr. Sheepランディ・ニューマンランディ・ニューマン村上はこの作品以外にもランディ・ニューマンの歌を訳したことがある。"Better Off Dead" を「村上朝日堂」ホームページの中で訳した[8]
Disney Girls
ディズニー・ガールズ (1957)
ブルース・ジョンストンブルース・ジョンストンこの曲が最初に収録されたのはビーチ・ボーイズのアルバム『サーフズ・アップ』(1971年)。
Five O'clock Whistleキム・ギャノン、ジョゼフ・ジョー・マイロウアイヴィ・アンダーソン
Don't Go to Strangersレッド・エヴァンズ、アーサー・ケント、デイヴ・マンジョニ・ミッチェル
State Trooperブルース・スプリングスティーンブルース・スプリングスティーン中央公論新社の担当編集者から「何かブルース・スプリングスティーンのものを」というリクエストがあり、訳したという[9]

和田誠が翻訳した歌詞

脚注

関連項目

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