エドワード・ヴァーノンの肖像
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| 英語: Portrait of Edward Vernon | |
| 作者 | トマス・ゲインズバラ |
|---|---|
| 製作年 | 1753年 |
| 種類 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 126.4 cm × 103.8 cm (49.8 in × 40.9 in) |
| 所蔵 | ナショナル・ポートレート・ギャラリー、ロンドン |
『エドワード・ヴァーノンの肖像』(エドワード・ヴァーノンのしょうぞう、英: Portrait of Edward Veron)は、18世紀イギリスの巨匠トマス・ゲインズバラが1753年にキャンバス上に油彩で制作した絵画である。イギリス海軍提督で政治家のエドワード・ヴァーノンを表している[1][2][3]。作品は1891年以来、ロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリーに所蔵されているが、貸与の形でサドベリーのゲインズバラの家に展示されている[1]。
ヴァーノンは、ジェンキンスの耳の戦争中の1739年に起きたポルトベロの海戦でポルトベロ (現在のパナマ) を手中にし[1]、イギリスの国家的英雄となった。だが、次のカルタヘナ・デ・インディアスの海戦 (1741年) では、それほどの成功を納めなかった。本作のためにゲインズバラのモデルを務めた時、ヴァーノンはイプスウィッチ選出のイギリスの国会議員であった[1]。
ヴァーノンの最大の名声につながったのは1740年の訓示で、それによれば、彼の部下の船員たちは、壊血病を防ぐためにラム酒を水で割ったものにレモン果汁を加えなければらならないというものであった。ほかのイギリス海軍もすぐにこれに従い、ヴァーノンのニックネームにちなんで、新しい飲み物を「グロッグ (grog)」と呼んだ[1]。
サフォーク出身のゲインズバラは、本作を描いた当時サフォークで仕事をしており、バースへ移るのは1759年になってからである。この時期は、画家にとって『アンドリューズ夫妻』 (ロンドン・ナショナル・ギャラリー) などの初期の作品に見られる人形のような人物像から、構図と筆致で、よりゆったりとした様式へと変貌する転換期であった[4]。本作は、イプスウィッチ郊外のナクトンにあったヴァーノンの田舎の所有地「オーウェル・パーク」で描かれたと思われる[5]。