チリトリー
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21世紀になってからの動向
携帯型ゲーム機の開発にも携わった横井軍平が開発した製品で[2]、のちに横井は『横井軍平ゲーム館』(ちくま文庫)の中で、「1チャンネルラジコンのレフティ(任天堂発売の「レフティRX」)を、実用的な仕事をさせるように応用させたかった」、「新聞のマンガで、ラジコン自動車に掃除機を乗せるという物が、チリトリーを作っている時に出た」などと振り返っている[3]。この「新聞のマンガ」とは、当時の朝日新聞朝刊で連載されていた4コマ漫画「フジ三太郎」と思われる。昭和54年(1979年)3月25日の紙面に、以下のような漫画が掲載されている。
1コマ目:「あたると方向のかわるオモチャ」というオモチャの自動車の絵。
2コマ目:そのオモチャを見ているビワ子(フジ三太郎の妻)。
3コマ目:ビワ子は家の外でおしゃべりをしており、その間、オモチャの自動車の上に掃除機を載せ、部屋の中を自動で掃除して回る様子が描かれる。(フジ三太郎は基本的には4コマ漫画だが、この回は3コマ目が大きく描かれ、3コマ漫画となっている)
チリトリーは後に評価が上がっており、ニュースサイトのGIGAMENは、「早過ぎたロボット掃除機」と評している[4]。
発売から20年以上経った2002年に、iRobot社から、チリトリーと似たようなコンセプトの「ルンバ」が発売され[注釈 1]、それ以降、多くの電機メーカーがロボット掃除機を製作・販売しているが、任天堂はその先駆けとなる製品を20年以上前に作っていた、ということになる[4][3]。