北米4大プロスポーツリーグ
北米のアメリカ合衆国とカナダにおいて人気・経営規模で団体競技の頂点に位置する4つのプロスポーツリーグ
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北米4大プロスポーツリーグ(ほくべいよんだいプロスポーツリーグ、英: Big Four)は、北アメリカ(北米)のアメリカ合衆国(米国)とカナダにおいて年間収入・観客動員・メディア露出などの面で特に規模の大きいプロスポーツリーグの総称である。
アメリカンフットボールのナショナルフットボールリーグ(NFL)、バスケットボールのナショナルバスケットボールアソシエーション(NBA)、野球のメジャーリーグベースボール(MLB)、アイスホッケーのナショナルホッケーリーグ(NHL)の4リーグが一般的に4大リーグとされている[1]。世界の様々なプロスポーツリーグの年間収入においても1位(NFL)、3位(NBA)、4位(MLB)、6位(NHL)に該当する(2位はクリケットのインディアン・プレミアリーグ、5位はサッカーのプレミアリーグ)[2]。
加盟数はNFL・NHLが32チーム、NBA・MLBが30チーム。いずれも2つのリーグまたはカンファレンスに分かれるが、NFL・MLBが全域展開(アメリカン/ナショナル)、NBA・NHLが東西区分展開(イースタン/ウェスタン)という違いがある。
収入面ではいまだ4大リーグに大差をつけられているものの、サッカーのメジャーリーグサッカー(MLS)を加えて5大リーグと称することもある。MLSは加盟数30チーム、東西区分展開である。
概要
ナショナルフットボールリーグ(NFL)

ナショナルフットボールリーグ(NFL)はアメリカンフットボールの世界最高峰リーグであり、地域リーグからの様々なチームの組み合わせから1920年8月20日に設立された。
米国で最も人気のあるプロスポーツリーグであり[3]、世界で最も収益の多いプロスポーツリーグでもある[4]。2023年シーズンの1試合平均観客動員数は6万9000人を超えており、世界のプロスポーツリーグとして最多である[5]。特にダラス・カウボーイズは1試合平均観客動員数が9万3000人を超えており[6]、世界で最も資産価値の高いスポーツチームと算定されている[7]。米国の大手世論調査会社ギャラップが2023年12月に調査した結果によると、「最も観戦するのが好きなスポーツ」では1位はアメリカンフットボール(41%)であり[3]、2位に野球(10%)、3位にバスケットボール(9%)が続いた[3]。伝統的に野球が米国の「国技」、「国民的娯楽」とみなされていたが、米国のシンクタンクであるピュー研究所が2024年2月に発表した調査によると、「アメリカのスポーツ」(America's Sport)はアメリカンフットボール(53%)であり、2位に野球(27%)、3位にバスケットボール(8%)が続いた[8]。野球に取って代わり、米国の「国技」、「国民的娯楽」であるという意見が主流を占めるまでに至った[9][10]。チャンピオンチームを決定するスーパーボウルは米国で最大のスポーツイベントであり、毎年最も視聴率の高いテレビ番組である。2023年には米国のあらゆるテレビ番組の視聴者数トップ100の中で、NFLの試合が93を占めた[11]。
カナダで主に行われているフットボールは、アメリカンフットボールとは競技場の広さもルールも異なるカナディアンフットボールであるため、4大リーグで唯一、カナダに本拠地を置くチームが加盟した事例がない。なお、カナダにはカナディアンフットボールのプロスポーツリーグであるカナディアンフットボールリーグ(CFL)がある。
1949年にオールアメリカフットボールカンファレンス(AAFC)を部分的に吸収して10チームから13チームに、1970年にアメリカンフットボールリーグ(AFL)と合併してそれまでの16チームから26チームに増加し、2002年のヒューストン・テキサンズの加入によって32チームに達した。
ナショナルバスケットボールアソシエーション(NBA)

ナショナルバスケットボールアソシエーション(NBA)はバスケットボールの世界最高峰リーグであり、1946年にバスケットボールアソシエーションオブアメリカ(BAA)の名称で設立された。1979年に革新的なスリーポイントフィールドゴールが採用された。同年にマジック・ジョンソン(ロサンゼルス・レイカーズ)とラリー・バード(ボストン・セルティックス)がデビューしてからは一時期低迷していた人気が急上昇していった。1984年にはマイケル・ジョーダン(シカゴ・ブルズ)がデビューして更に人気が高まった。1984年に就任したデビッド・スターンコミッショナーは世界戦略を推し進めていき、1992年にはバルセロナオリンピックにおいてマジック・ジョンソン、ラリー・バード、マイケル・ジョーダンらも参加した「ドリームチーム」が編成されるなどして、海外における人気も高まっていった。
1949年にライバル関係にあったナショナルバスケットボールリーグ(NBL)を部分的に吸収して12チームから17チームに増加し、現在の名前に改称した。1976年にライバルのアメリカンバスケットボールアソシエーション(ABA)と合併して18チームから22チームに増加し、2004年のシャーロット・ボブキャッツの加入によって30チームに達した。米国に29チーム、カナダに1チーム存在している。
1997年にヴァイオレット・パルマー[12]とディー・キャンター[13]が、NBAと契約を交わし、4大リーグでは初めてとなる女性審判員が誕生することとなった。
また、MLSを含めない伝統的な4大リーグの枠組みの中では世界的に1番人気があるスポーツであることから最もグローバル化が進んでおり、2020-21シーズンの開幕ロスターに41か国を代表する107人(450人中)の米国以外の出身選手が登録されたことを発表した。
メジャーリーグベースボール(MLB)

メジャーリーグベースボール(MLB)は野球の世界最高峰リーグであり、1876年創設のナショナルリーグと1901年創設のアメリカンリーグの2リーグ制で構成されている。毎年、両リーグの覇者がワールドシリーズで対戦し、チャンピオンチームを決定している。
4大リーグの中で最長の歴史を誇り、野球は米国で最初のプロスポーツでもあった(1869年にシンシナティ・レッドストッキングスが最初のプロ野球チームとして創設され、ナショナルリーグが創設された1876年がMLBの始まりとされている)。そのために伝統的な人気スポーツとして「国民的娯楽」「国技」と呼ばれてきた。1920年に八百長が発覚(ブラックソックス事件)して信用を失い、人気に陰りが出てきた危機をベーブ・ルースが本塁打ブームを巻き起こして救い、より人気を高めることに成功した。その後も世界恐慌や第二次世界大戦時の不況による存続の危機を乗り越えてきた。
1901年から1960年まで60シーズンにわたって16チームのままだったが、1961年から球団拡張が始まり、1998年のアリゾナ・ダイヤモンドバックス及びタンパベイ・デビルレイズの加入によって30チームに達した。両リーグは別法人としてそれぞれ運営されてきたが、2000年にコミッショナー主導で単一の組織に統合された。2005年以降は米国に29チーム、カナダに1チーム存在している。
ナショナルホッケーリーグ(NHL)

ナショナルホッケーリーグ(NHL)はカナダの国技であるアイスホッケーの世界最高峰リーグであり、1917年にナショナルホッケーアソシエーション(NHA)から1チームを除いて脱退する形で設立された。4大リーグの中で唯一カナダ発祥であり、カナダで最も人気のあるスポーツリーグであり、2026年現在の選手の約4割がカナダ出身者で、米国出身者は3割弱である。[14]また、北欧、ロシア、チェコ、スイスといったヨーロッパ出身の選手が在籍しているのが特徴である。米国では伝統的にカナダに近い北部の州に人気が偏っており、人気面ではMLBやNBAに大きく差を付けられているため、4大スポーツリーグに含めることに対して否定的な意見も出ているが、チームの3/4以上はアメリカにあり観客動員数は毎年堅調に増え続けている。[15]
1967年に勢力を拡大していたウェスタンホッケーリーグ(WHL)に対抗してチーム数を6チームから12チームに倍増させた(エクスパンション・シックスの加入)。1979年にライバルのワールドホッケーアソシエーション(WHA)が消滅すると、新たに4チームを加えるなど拡張路線を歩み、2021年のシアトル・クラーケンの加入によって32チームに達した。米国に25チーム、カナダに7チーム存在している。
年間収入と観客動員
年間収入
| リーグ | スポーツ | 国名 | シーズン | チーム数 | 総収入 (10億ドル) |
1チーム換算 (100万ドル) |
出典 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ナショナルフットボールリーグ (NFL) | アメリカンフットボール | 米国 | 2025年 | 32 | 20 | 625 | [2] |
| ナショナルバスケットボールアソシエーション (NBA) | バスケットボール | 米国/カナダ | 2025年 | 30 | 14 | 467 | [2] |
| メジャーリーグベースボール (MLB) | 野球 | 米国/カナダ | 2025年 | 30 | 12 | 400 | [2] |
| ナショナルホッケーリーグ (NHL) | アイスホッケー | 米国/カナダ | 2025年 | 32 | 6.5 | 203 | [2] |
| メジャーリーグサッカー (MLS) | サッカー | 米国/カナダ | 2025年 | 30 | 2.2 | 73 | [16] |
| 参考: インディアン・プレミアリーグ | クリケット | インド | 2024年 | 10 | 17 | 1700 | [2] |
| 参考:プレミアリーグ | サッカー | イングランド | 2025年 | 20 | 8 | 400 | [2] |
| 参考:日本野球機構 | 野球 | 日本 | 2025年 | 12 | 1.25 (1ドル160円換算) | 104 | [17] |
NFLは世界で最も高額なテレビ放映権の契約をしているスポーツリーグであり、2023年から2033年までの11年間のシーズンを通じてのFOX、CBS、NBC、ESPN、Amazonとの一括契約により、総額1100億ドル、年平均で100億ドルの放映権料収入が入る[18]。MLBは全国放送に限って機構が一括して契約し、地域内の放送は各球団が個別に契約を結ぶ。全国放送に関しては、2014年から2021年までの8年間のシーズンを通じてESPNとFOXとの契約により、年間15億ドルの放映権料収入が入る[19]。NBAは2008-09年から2015-16年までの8年間のシーズンを通じてABC、TNTとの契約により、年間9億3,000万ドルの放映権料収入が入る[20]。 NHLは米国(カナダは含まない)において、2011-12年から2020-21年までの10年間のシーズンを通じてNBC&NBCスポーツとの契約により、年間2億ドルの放映権料収入が入る[21]。
4大スポーツリーグは専門チャンネルも設置している。NFLのNFLネットワーク(2003年開局)、MLBのMLBネットワーク(2009年開局)、NBAのNBA TV(1999年開局)、NHLのNHLネットワーク(カナダでは2001年に、アメリカ合衆国では2007年に開局)である。
観客動員
1試合平均の観客動員数はNFLが69,555人(17試合制、2024年)、MLBが29,459人(162試合制、2025年)、NBAが18,324人(82試合制、2023-24年)、NHLが17,400人(82試合制、2023-24年)である[22]。
人気
| 1位 | NFL | 53% |
| 2位 | MLB | 35% |
| 3位 | NBA | 33% |
| 4位 | NHL | 19% |
2025年のS&P グローバル・マーケット・ インテリジェンスの調査によると、アメリカ人の68%が4大プロスポーツリーグのいずれかをテレビまたは現地で観戦すると回答し、47%が複数のリーグを観戦すると回答している。リーグ別ではNFLが53%、MLBが35%、NBAが33%、NHLが19%で、NFLが最も多くのファンを集めている。NFLとNHLはファンの年齢構成に偏りが見られないが、MLBは高齢層に、NBAは若年層においてより人気が高い[23]。
2025年時点での各リーグの年間収益はNFLが約200億ドルで抜きん出ており、MLBが約120億ドル、NBAが約140億ドル、NHLが約65億ドルである。北米以外のスポーツリーグを含めても、NFL、MLB、NBAが1~3位を独占しており、NHLがインディアン・プレミアリーグ(インド)、プレミアリーグ(イングランド)に次ぐ世界第6位の規模である[24]。
| NFL | スーパーボウル | 39.4% |
| NBA | NBAファイナル第5戦 | 7.0% |
| MLB | ワールドシリーズ第5戦 | 6.0% |
| NHL | スタンレー・カップ・ファイナル第7戦 | 1.5% |
| 大学アメフト | カレッジフットボール・プレーオフ決勝 | 9.0% |
| 大学バスケ | NCAAトーナメント決勝 | 7.8% |
2023年の米国におけるスポーツ番組の視聴者数トップ50は全てNFLの試合が占めている[25]。スーパーボウルはあらゆる番組において年間最多視聴者数を記録しており、秋から冬に行われるNFLの多くのレギュラーシーズンの試合においても、ワールドシリーズやNBAファイナルの最終戦より全米視聴者数が多い[25]。NHLの優勝決定戦であるスタンレーカップ・ファイナルは全米視聴率が1%台と低水準である[25]。
ゴルフのPGAツアーや自動車競技のNASCARはファンの多さや競技レベルの高さから4大プロスポーツリーグに匹敵する報道量を誇っている。カナダにおける各リーグの人気は米国とは様相が異なり、NHLが最も人気のあるプロスポーツリーグとなっている。2025年にコンサルティング企業The Strategic Counselがカナダ全土で実施した調査では、回答者の58%が自身をNHLのファンであるとみなしている。次いで、NFL(37%)、MLB(34%)、CFL(32%)、NBA(29%)の順となっている[26]。また、2024年のカナダの世論調査では、「観戦するのが最も好きなスポーツ」としてアイスホッケー(22%)が首位であり、2位にサッカー(10%)、3位にバスケットボール(8%)がランクインした[27]。ただ、Z世代ではサッカー(22%)がバスケットボール(17%)やアイスホッケー(13%)を上回り首位となっている[27]。
選手の給与
選手の平均年俸は2018年の調査によるとNBAは777万ドル、MLBが451万ドル、NFLが291万ドル、NHLが278万ドルとなっている[29]。また、リーグの総年俸はNFLが49億4001万ドル、MLBが39億5769万ドル、NBAが34億1146万ドル、NHLが19億8479万ドルである[29]。NFLとNHLが除外条項を認めないサラリーキャップ(ハードキャップ)、NBAが除外条項を認めるサラリーキャップ(ソフトキャップ)+贅沢税、MLBはサラリーキャップは導入せずに贅沢税のみを採用している。また、チームの総年俸の上限はMLB(ロースター枠25人)が1億7,800万ドル、NFL(ロースター枠53人)が1億2,000万ドル、NHL(ロースター枠23人)が6,430万ドル、NBA(ロースター枠15人)が5,804万ドルとなっている[30]。
米国の経済誌『フォーブス』は2024年5月、スポーツ選手長者番付として世界のスポーツ選手上位50人の年収順リストを発表した[28]。NBA選手が最多の19名、NFL選手が11名、MLB選手はロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平など2名ランクインした。一方、NHL選手はランクインしなかった。
フランチャイズの場所
5大プロスポーツのフランチャイズ分布
都市圏の範囲は米国が合同統計地域(CSA)、カナダが国勢調査都市圏(CMA)に基づくが、米国のCSAが形成できない都市圏については大都市統計地域(MSA)に基づき、MSAと注記する。人口は2020年米国国勢調査、2021年カナダ国勢調査による。
| 都市圏 (主な都市) |
人口 | 国 | チーム数 | NFL | NBA | MLB | NHL | MLS |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ニューヨーク (ニューヨーク、ニューアーク) |
22,431,833 | 米国 | 11 | ジャイアンツ ジェッツ |
ニックス ネッツ |
ヤンキース メッツ |
レンジャース アイランダース デビルス |
シティFC レッドブルズ |
| ロサンゼルス (ロサンゼルス、アナハイム) |
18,644,680 | 米国 | 10 | ラムズ チャージャーズ |
レイカーズ クリッパーズ |
ドジャース エンゼルス |
キングス ダックス |
ギャラクシー ロサンゼルスFC |
| ワシントン・ボルチモア (ワシントンD.C.、ボルチモア) |
10,028,331 | 米国 | 7 | コマンダース レイブンズ |
ウィザーズ | ナショナルズ オリオールズ |
キャピタルズ | D.C.ユナイテッド |
| シカゴ (シカゴ) |
9,986,960 | 米国 | 6 | ベアーズ | ブルズ | カブス ホワイトソックス |
ブラックホークス | ファイアー |
| サンフランシスコベイエリア (サンフランシスコ、サンノゼ) |
9,225,160 | 米国 | 5 | フォーティナイナーズ | ウォリアーズ | ジャイアンツ | シャークス | アースクエイクス |
| ボストン (ボストン) |
8,349,768 | 米国 | 5 | ペイトリオッツ | セルティックス | レッドソックス | ブルーインズ | レボリューション |
| ダラス・フォートワース (ダラス、フォートワース) |
8,157,895 | 米国 | 5 | カウボーイズ | マーベリックス | レンジャーズ | スターズ | FCダラス |
| フィラデルフィア (フィラデルフィア) |
7,379,700 | 米国 | 5 | イーグルス | セブンティシクサーズ | フィリーズ | フライヤーズ | ユニオン |
| ヒューストン (ヒューストン) |
7,339,672 | 米国 | 4 | テキサンズ | ロケッツ | アストロズ | — | ダイナモ |
| アトランタ (アトランタ) |
6,976,171 | 米国 | 4 | ファルコンズ | ホークス | ブレーブス | — | ユナイテッド |
| マイアミ (マイアミ) |
6,908,296 | 米国 | 5 | ドルフィンズ | ヒート | マーリンズ | パンサーズ | インテル・マイアミ |
| トロント (トロント) |
6,202,225 | カナダ | 4 | — | ラプターズ | ブルージェイズ | メープルリーフス | トロントFC |
| デトロイト (デトロイト) |
5,424,742 | 米国 | 4 | ライオンズ | ピストンズ | タイガース | レッドウィングス | — |
| シアトル (シアトル) |
4,953,421 | 米国 | 4 | シーホークス | — | マリナーズ | クラーケン | サウンダーズ |
| フェニックス (フェニックス) |
4,899,104 | 米国 | 3 | カージナルス | サンズ | ダイヤモンドバックス | — | — |
| モントリオール (モントリオール) |
4,291,732 | カナダ | 2 | — | — | — | カナディアンズ | CFモントリオール |
| オーランド (オーランド) |
4,197,095 | 米国 | 2 | — | マジック | — | — | オーランド・シティ |
| ミネアポリス・セントポール (ミネアポリス、セントポール) |
4,078,788 | 米国 | 5 | バイキングス | ティンバーウルブズ | ツインズ | ワイルド | ユナイテッド |
| クリーブランド (クリーブランド) |
3,769,834 | 米国 | 3 | ブラウンズ | キャバリアーズ | ガーディアンズ | — | — |
| デンバー (デンバー) |
3,623,560 | 米国 | 5 | ブロンコス | ナゲッツ | ロッキーズ | アバランチ | ラピッズ |
| サンディエゴ MSA (サンディエゴ) |
3,298,634 | 米国 | 2 | — | — | パドレス | — | サンディエゴFC |
| ポートランド (ポートランド) |
3,280,736 | 米国 | 2 | — | トレイルブレイザーズ | — | — | ティンバーズ |
| シャーロット (シャーロット) |
3,232,206 | 米国 | 3 | パンサーズ | ホーネッツ | — | — | シャーロットFC |
| タンパベイエリア MSA (タンパ、セントピーターズバーグ) |
3,175,275 | 米国 | 3 | バッカニアーズ | — | レイズ | ライトニング | — |
| セントルイス (セントルイス) |
2,924,904 | 米国 | 3 | — | — | カージナルス | ブルース | シティSC |
| ピッツバーグ (ピッツバーグ) |
2,767,801 | 米国 | 3 | スティーラーズ | — | パイレーツ | ペンギンズ | — |
| ソルトレイクシティ (ソルトレイクシティ) |
2,705,693 | 米国 | 3 | — | ジャズ | — | マンモス | レアル・ソルトレイク |
| サクラメント (サクラメント) |
2,680,831 | 米国 | 2 | — | キングス | アスレチックス | — | — |
| バンクーバー (バンクーバー) |
2,642,825 | カナダ | 2 | — | — | — | カナックス | ホワイトキャップス |
| サンアントニオ (サンアントニオ) |
2,637,466 | 米国 | 1 | — | スパーズ | — | — | — |
| コロンバス (コロンバス) |
2,606,479 | 米国 | 2 | — | — | — | ブルージャケッツ | クルー |
| インディアナポリス (インディアナポリス) |
2,599,860 | 米国 | 2 | コルツ | ペイサーズ | — | — | — |
| カンザスシティ (カンザスシティ) |
2,528,644 | 米国 | 3 | チーフス | — | ロイヤルズ | — | スポルティング |
| ラスベガス (ラスベガス) |
2,317,052 | 米国 | 2 | レイダース | — | — | ゴールデンナイツ | — |
| シンシナティ (シンシナティ) |
2,291,815 | 米国 | 3 | ベンガルズ | — | レッズ | — | FCシンシナティ |
| オースティン MSA (オースティン) |
2,283,371 | 米国 | 1 | — | — | — | — | オースティンFC |
| ナッシュビル (ナッシュビル) |
2,250,282 | 米国 | 3 | タイタンズ | — | — | プレデターズ | ナッシュビルSC |
| ローリー (ローリー) |
2,242,324 | 米国 | 1 | — | — | — | ハリケーンズ | — |
| ミルウォーキー (ミルウォーキー) |
2,053,232 | 米国 | 2 | — | バックス | ブルワーズ | — | — |
| ジャクソンビル (ジャクソンビル) |
1,733,937 | 米国 | 1 | ジャガーズ | — | — | — | — |
| オクラホマシティ (オクラホマシティ) |
1,498,149 | 米国 | 1 | — | サンダー | — | — | — |
| オタワ (オタワ) |
1,488,307 | カナダ | 1 | — | — | — | セネターズ | — |
| カルガリー (カルガリー) |
1,481,806 | カナダ | 1 | — | — | — | フレームス | — |
| エドモントン (エドモントン) |
1,418,118 | カナダ | 1 | — | — | — | オイラーズ | — |
| メンフィス (メンフィス) |
1,389,905 | 米国 | 1 | — | グリズリーズ | — | — | — |
| ニューオーリンズ (ニューオーリンズ) |
1,373,453 | 米国 | 2 | セインツ | ペリカンズ | — | — | — |
| バッファロー (バッファロー) |
1,243,944 | 米国 | 2 | ビルズ | — | — | セイバーズ | — |
| ウィニペグ (ウィニペグ) |
834,678 | カナダ | 1 | — | — | — | ジェッツ | — |
| グリーンベイ (グリーンベイ) |
373,404 | 米国 | 1 | パッカーズ | — | — | — | — |

アメリカ合衆国
MLBは人口450万人以上の都市圏に少なくとも1チームを所有している唯一の主要リーグであり、200万人未満の都市圏にチームを所有していない唯一の主要リーグでもある。
NHLは450万人以上の3つの都市圏(ヒューストン、アトランタ、フェニックス)に1チームも所有していないが、150万人未満のバッファロー都市圏に1チームを所有している。
NFLではかつて存在した一つの例外と今でも存在する一つの例外が特筆すべきである。1995年から2015年までの21年間、米国で2番目に大きいロサンゼルス都市圏はチームを所有していなかった。これは前年までロサンゼルス都市圏に本拠地を置いていたレイダースとラムズの人気がいずれも低迷し、1995年からそれぞれサンフランシスコベイエリア都市圏とセントルイス都市圏へ移転したためである。しかし、2016年にラムズがロサンゼルス都市圏へ戻り、2017年にチャージャーズがサンディエゴ都市圏からロサンゼルス都市圏へ移転したことで解消された。現在でも存在する例外は、約37万人と小さいグリーンベイ都市圏にパッカーズというチームを所有しているが、チケット売上の40%をビジターチームが受け取り、TV放映権料やグッズ権料をリーグが一括管理して全チームに同額配布するレベニューシェアリング、一般市民がチームを100%所有するというユニークな制度、そして献身的なファンのおかげで生き残っている。
4大プロスポーツチームが存在しない比較的大きい都市圏には、ニューヘイブン都市圏(主な都市:ニューヘイブン、ハートフォード、人口2,659,617人)、オースティン都市圏(MSA、主な都市:オースティン、人口2,283,371人)、バージニアビーチ都市圏(主な都市:バージニアビーチ、チェサピーク、人口1,857,542人)などがある。2016年までラスベガス都市圏も該当していたが、2017年にゴールデンナイツ(NHL)が創設され、2020年にレイダース(NFL)がサンフランシスコベイエリア都市圏からラスベガス都市圏へ移転した。さらに2028年にはアスレチックス(MLB)が暫定的に本拠地を置くサクラメント都市圏からラスベガス都市圏へ移転する予定となっている。海外領土まで含めると、プエルトリコのサンフアン都市圏(主な都市:サンフアン、バヤモン、2,414,593人)も該当する。サンフアンではエクスポズ(MLB)のホームゲームが2003年と2004年の2シーズンにそれぞれ22試合開催されたことがある。
カナダ
NHLはカナダの3つの都市圏(トロント、モントリオール、オタワ)に本拠地を置く4チームで1917年に始まったが、1926年から米国でもチームが創設されるようになり、市場規模の大きさから現在は32チーム中25チームが米国に本拠地を置いている。かつてはケベックシティ都市圏(主な都市:ケベックシティ、人口839,311人)やハミルトン都市圏(主な都市:ハミルトン、人口785,184人)に本拠地を置くチームもあった。ケベックシティ都市圏のアスレチックス(ブルドッグスとも。1919年加盟)は、翌1920年にハミルトン都市圏へ移転し、タイガースと改称した。タイガースは1925年に解散したが、その資産を元にして(移転ではない)、ニューヨーク都市圏にアメリカンズが創設された(1942年解散)。その後、ケベックシティ都市圏のノルディクス(1979年加盟)は、1995年にデンバー都市圏へ移転し、アバランチと改称した。
MLBでは一時期2チームがカナダに本拠地を置いていたが、現在は1チームのみとなっている。1969年にモントリオール都市圏にてエクスポズが創設されたが、2005年にワシントン・ボルチモア都市圏へ移転し、ナショナルズと改称した。1977年にトロント都市圏にて創設されたブルージェイズは、1992年にワールドシリーズに出場・優勝した最初の米国以外のチームとなり、翌1993年にはワールドシリーズ連覇も果たしている。
NBAでも一時期2チームがカナダに本拠地を置いていたが、現在は1チームのみとなっている。1946年のBAA設立時にトロント都市圏にて創設されたハスキーズは初年の1946-47シーズン限りで解散してしまったが、1995年にラプターズが創設された。同年にはバンクーバー都市圏にてグリズリーズも創設されたが、こちらは2001年にメンフィス都市圏へ移転した。
国際的地位
ナショナルフットボールリーグ(NFL)
NFLは北米に極端に人気が集中しており、1991年から海外進出を試みてヨーロッパでリーグ戦のNFLヨーロッパを主催していたものの、期待されていた収益を生み出せずに失敗に終わり、2007年に停止した。2012年は選手全体の96.9%を米国50州出身者が占めていた[31]。ただし2007年以降は次第にヨーロッパ、中南米、オーストラリアなどでの公式戦を増やしている。
ナショナルバスケットボールアソシエーション(NBA)
NBAは比較的多くの国で人気を獲得しており、伝統的な枠組みの4大スポーツの中では最も世界的に人気の高いスポーツリーグである(2013-14年の開幕ロースター入り選手の出身国・地域数は42だった[32])。
メジャーリーグベースボール(MLB)
MLBは北米以外ではラテンアメリカと東アジアで存在感を発揮している。特にドミニカやベネズエラはMLB各チームが運営する野球アカデミーなど貧しくても才能があれば野球に専念出来る環境が充実しており[33][34]、多くの野球少年がMLBでのプレーを夢見て猛練習に励んでいる。社会主義国であり、米国と国交を断絶しているためにMLBでのプレーを国が認めていないキューバからも国内リーグ(セリエ・ナシオナル・デ・ベイスボル)に所属する多くの一流・期待の若手選手がプレーするためにこれまでに亡命している。世界第2位の年間総収入を稼ぎ、人気が非常に高い国内リーグ(日本野球機構)を有する日本からも野茂英雄、イチロー、松井秀喜、松坂大輔、ダルビッシュ有、大谷翔平などリーグを代表する多くの一流選手がこれまでにMLBでのプレーに挑戦している。韓国からは2012年オフに柳賢振が初めて国内リーグ(韓国野球委員会)から直接MLBでのプレーに挑戦した。2013年の試合出場選手の出身国・地域数は22。その割合は米国50州72.1%、ドミニカ10.2%、ベネズエラ7.5%、カナダ1.7%、プエルトリコ(米国自治領)1.6%、キューバ1.6%、メキシコ1.2%、日本0.9%、キュラソー(オランダ自治領)0.6%、パナマ0.5%などだった[35]。
ナショナルホッケーリーグ(NHL)
NHLは北米以外では北ヨーロッパ(北欧)で存在感を発揮している。かつて1976年から1991年までに開催されたスーパーシリーズではソビエト連邦国内リーグ(ソビエト・チャンピオンシップリーグ)のチームがNHLのチームと合計92試合対戦して51勝31敗10分けと圧倒する強さを見せていた。1989年の東欧革命以降は東ヨーロッパ(東欧)の多くの一流選手が主に給与面の魅力からNHLへ流出するようになったが、ロシアを中心に東欧諸国で構成されるコンチネンタルホッケーリーグ(KHL)はNHLに次ぐ世界第2位レベルのアイスホッケーリーグとして一般的に考えられている。2012-13年の試合出場選手の出身国は19。その割合はカナダ52.9%、米国23.8%、スウェーデン6.5%、チェコ5.1%、ロシア3.2%、フィンランド2.5%、スロバキア1.3%、デンマーク1.0%、スイス0.9%、ドイツ0.9%などだった[36]。
メジャーリーグサッカー(MLS)
MLSは5大リーグで最も歴史が浅いものの、選手構成の国際性では北米のプロリーグの中で突出している。2024年シーズンのロースターに名を連ねた選手の出身国・地域数は79に達し、これは北米の男子プロリーグとして最多であるだけでなく、NFL(29)、MLB(23)、NHL(22)の合計を上回り、2位のNBA(45)にも大差をつけている。またイングランド・プレミアリーグ(69)、リーグ・アン(68)、セリエA(65)、ラ・リーガ(60)、ブンデスリーガ(54)といった欧州5大リーグと比較しても、世界で最も多国籍なサッカーリーグとなっている。米国・カナダ以外の出身国ではアルゼンチン(35人)が3年連続で最多であった[37]。
欧州のトップリーグからの大物選手の獲得は、サラリーキャップの例外として高額年俸を認める特別指定選手制度(通称「ベッカム・ルール」)を利用して2007年に元イングランド代表のデビッド・ベッカムがロサンゼルス・ギャラクシーに加入したことに始まる。2023年にはリオネル・メッシが、ベッカムが共同オーナーを務めるインテル・マイアミCFに加入し、ルイス・スアレス、セルヒオ・ブスケツ、ジョルディ・アルバら元FCバルセロナの盟友もこれに続いた[38]。
配信面では、Appleが2023年から10年間・総額25億ドルでMLS全試合の独占ライブ配信権を取得しており、「MLS Season Pass」を通じて100を超える国と地域で全試合が世界同時配信されている。メッシの加入直後には1試合の視聴者数が100万人を突破するなど、いわゆる「メッシ効果」はリーグの国際的な露出を大きく押し上げた[39]。
各国代表への人材供給源としての存在感も高まっており、自国開催となった2026 FIFAワールドカップには22クラブから過去最多の45人のMLS所属選手が17カ国の代表として参加した。インテル・マイアミ所属のメッシは同大会でアルゼンチン代表の主将として8得点を挙げ、ワールドカップの通算最多得点記録を更新している[40]。
選手の育成制度
ナショナルフットボールリーグ(NFL)
カレッジフットボール(大学アメフト)は米国の学生スポーツの中で抜群の人気を誇り、NBAやMLBを上回るほどである。NFLは組織化されたファームシステムを保持していないため、ほぼすべての選手が全米大学体育協会(NCAA)に在籍した後にNFLドラフトの指名を受けている。大学で3年間プレーすればドラフトされる権利を持つ。かつて1970年代までセミプロチームやマイナーチームが存在しており、2007年まで存在したNFLヨーロッパはヨーロッパにおける普及と育成組織としての役割を担っていた。
ナショナルバスケットボールアソシエーション(NBA)
NBAゲータレードリーグ(NBAGL)がNBA傘下のプロリーグとして運営されている。2005年3月にデビッド・スターンコミッショナーが同リーグを「真のNBA傘下のファームシステム」としていく計画を発表したが、現状ではまだほとんどの新人がNCAAからNBAドラフトの指名を受けている。高校卒業後1年を経過すればドラフトされる資格があり、大学を卒業せずにプロ入りする選手が多い。
MLB(メジャーリーグベースボール)
MLBチームと契約を交わした選手の大半は直後に厳格なフランチャイズ契約を交わしている球団傘下のマイナーリーグ(MiLB)チームに配属される。そして、マイナーリーグ所属の選手全員がMLBチームとの契約下に置かれている。MiLBは7段階(AAA、AA、アドバンスドA、クラスA、ショートシーズンA、ルーキー・アドバンスド、ルーキーリーグ)に階層分けされており、MLB各チームは7から9の傘下チームを所有している。セントルイス・カージナルスのブランチ・リッキーGMが選手を育成するファームとするために1920年代にMiLB組織の拡充に努め、「既存のマイナーリーグチームの独自性を失わせることにより、野球の試合を台無しにする」と主張するケネソー・マウンテン・ランディスコミッショナーと激しく対立した。
ナショナルホッケーリーグ(NHL)
NHLの下部組織リーグは5つ存在しており、アメリカンホッケーリーグ(AHL)が最もレベルが高く、野球のMiLBで例えるとAAA級相当のリーグである。AHL所属の30チームすべてがNHLのチームと選手育成契約を結んでいるため、独立採算制で運営しているが、選手は提携しているNHLチームから供給される。更にECHLとセントラルホッケーリーグ(CHL)とフェデラルホッケーリーグ(FHL)がAA級相当のリーグであり、サザンプロフェッショナルホッケーリーグ(SPHL)がA級相当のプロリーグとして存在している。
メジャーリーグサッカー(MLS)
MLSは発足当初、他の4大リーグと同様に大学スポーツを新人供給源とする米国型の制度を採用しており、全米大学体育協会(NCAA)のカレッジサッカーでプレーした選手などを対象とするMLSスーパードラフトが毎年開催されている。昇降格のないクローズドリーグである同リーグでは、戦力均衡のために下位クラブへドラフトの指名優先権が与えられる仕組みとなっている[41]。
しかし2000年代後半以降、MLSは欧州や南米のクラブと同様の下部組織による一貫育成へと大きく舵を切っている。全クラブが自前のユースアカデミーを保有しており、2008年に導入されたホームグロウン制度により、自クラブのアカデミーで一定期間育成した選手をドラフトを経由せずトップチームと直接プロ契約させることが可能となった。各クラブはアカデミー登録選手に対する独占的な育成権(ホームグロウン優先権)を持ち、有望株を他クラブに引き抜かれることなく囲い込むことができる[42]。
ユース年代の競技環境としては、2020年に各クラブのアカデミーと全米の有力育成クラブを統合したU-13からU-19までの年代別ユースリーグ「MLS NEXT」が発足した。その最上位ディビジョンには全MLSアカデミーを含む152クラブ・1万7000人以上の選手が参加しており、北米最大級の育成プラットフォームとなっている[43]。さらに2022年には、トップチームとアカデミーの間を繋ぐ実戦の場として、MLS各クラブが保有するセカンドチームを中心に構成されるプロリーグ「MLS NEXT Pro」が創設され、30チームが参加している[44]。これにより、アカデミー(MLS NEXT)からリザーブチーム(MLS NEXT Pro)を経てトップチームへ至る一貫した育成経路が確立され、階層型のファームシステムと欧州型のクラブ内育成を折衷した独自のモデルが形成されている。この結果、かつて新人供給の柱であったスーパードラフトの比重は年々低下し、ホームグロウン契約でプロ入りする選手が増加している。
4大リーグ以外のプロスポーツリーグ
メジャーリーグサッカー(MLS)

メジャーリーグサッカー(MLS)は北米におけるサッカーの最上位リーグである。2026年シーズンは米国に27チーム、カナダに3チーム、合計で30チームが所属しており、チーム数ではNBA、MLB、NHLと同規模まで成長した。
1994年のFIFAワールドカップ開催国が米国に決定したことを契機にプロサッカーリーグを設立しようとする機運が高まり、2年後の1996年に10チームで設立された。2007年にサラリーキャップの除外対象となる特別指定選手制度が導入され、デビッド・ベッカム、ティエリ・アンリ、ズラタン・イブラヒモビッチのような海外リーグのスター選手を獲得出来るようになった。2023年には史上最高のサッカー選手の一人と称されるリオネル・メッシも加入した。メッシに支払われる年間給与は7000万ドルから8000万ドルと報道されており、当時の為替レートで100億円を大きく超えている[45]。また、2026年のフォーブスの調査によると、メッシの年収は1億4000万ドル(約222億円)であり、北米4大プロスポーツリーグに所属する全ての選手を上回った[46]。2023年から2026年に実施された世論調査によると、メッシはNBAのレブロン・ジェームズなどを上回り、「アメリカで最も人気のあるプロスポーツ選手」に複数回に渡って選出された[47]。メッシが出場した2026 FIFAワールドカップ決勝戦の全米視聴者数は、スーパーボウルを除く21世紀のスポーツ中継で最多となり、歴代のワールドシリーズやNBAファイナルを大きく上回った[48]。

2025年のエコノミストの調査によると、アメリカでのサッカーの人気は野球を上回り、アメリカンフットボールとバスケットボールに次ぐ3位に浮上した[49][50]。ワシントン・ポストは2026年、「現在のアメリカはサッカーの国だ。サッカーは完全に定着し、アメリカ文化に深く根付いている。」と結論づけた[51]。ウォール・ストリート・ジャーナルは2026年、「かつてアメリカ人はサッカーを冷ややかな目で見ていたが、今日では野球より人気が高い」と評価した[52]。2014年のESPNの世論調査によると、米国の子供の間でのMLSの人気がMLBに並んだという結果が出ており、若年層を中心に関心が高まっていた[53]。2025年シーズンでは、レギュラーシーズンの1試合平均観客動員数が2万1988人であり、NBAやNHLを上回った[54][22]。
子供の習い事としても人気が高まっており、特に教育熱心なアッパーミドル階級の母親が子供にサッカーを習わせることから「サッカーマム」と呼ばれるようになった。
カナディアンフットボールリーグ(CFL)
カナディアンフットボールリーグ(CFL)はカナディアンフットボールの唯一のプロリーグである。起源は1860年代に確認出来るが、公式には1958年に開始されたとされている。2013年はカナダに9チーム存在している。カナダ国内ではNHLに次いで2番目に人気があるスポーツリーグである。カナダの世論調査会社「アンガス・レイド」によると、2013年の人気スポーツ調査ではNHLが46%、CFLが26%、NFLが21%、MLBが20%、NBAが7%だった[55]。 現在はカナダのチームのみで構成されているリーグであるが、1993年から1995年のシーズンはアメリカ合衆国にもチームがあった('95シーズンは5チーム)。
メジャーリーグクリケット(MLC)
メジャーリーグクリケット(MLC)は米国で行われているトゥエンティ20形式のプロクリケットリーグである。2023年に開始され、6チームが所属している。下位リーグのマイナーリーグクリケットは2021年に開始しており、2023年シーズンでは26チームが所属している。クリケットは1709年の英領アメリカ時代から始まり、米国で300年以上の歴史がある[56]。1861年に起きた南北戦争以前はクリケットが米国で一番人気スポーツであったが、野球がアメリカのスポーツとしての地位を確立した19世紀後半以降は長期に渡って低迷していた[56]。近年はクリケットが一番人気の地域である南アジアや西インド諸島からの移民の流入もあり、クリケット人気が徐々に復活し、新プロリーグの創設に繋がった。2024年にはトゥエンティ20方式のワールドカップがアメリカで初開催され[57]、ニューヨーク都市圏に34,000人収容のクリケット専用スタジアムが建設されることで合意した[58]。また、2028年ロサンゼルスオリンピックでクリケットが実施されることが決定した[59]。LA28大会組織委員会のディレクターであるカンプリアーニはクリケットに関するプレゼンテーションをIOC総会で行い、「世界中に推定25億人のファンがいる世界で2番目に人気のあるスポーツを歓迎できることに興奮している」と語った[60]。LA28大会組織委員会のワッサーマン委員長は、クリケット採用に関し、「25億人のファンを有するスポーツを我々の都市にもたらす好機」と述べた[61]。MLCには、インドの大富豪であるリライアンス・インダストリーズ会長のムケシュ・アンバニ、マイクロソフトCEO兼会長のサティア・ナデラ、アドビCEO兼会長のシャンタヌ・ナラヤンなど実力者が後援者となっている[62]。
スプリングフットボールリーグ
NFL終了後から、次シーズン開始までの間の春季にはたびたびアメリカン・フットボール・リーグが試みられてきた。2026年現在では、2024年にXFLとUSFLが合併して誕生したUFL(ユナイテッド・フットボール・リーグ)が存在する。8チームが加盟する。
アリーナフットボールリーグ(AFL)
アリーナフットボールリーグ(AFL)はアリーナフットボール(屋内アメリカンフットボール)の唯一のプロリーグである。アメリカンフットボールよりもはるかに小さな室内のフィールド上でプレーされている。世界的な不況の煽りを受けて2009年8月に無期限の運営停止が発表されたが[63]、2010年にリーグが再開された。2013年は米国に14チーム存在していたが、2019年11月27日に破産申請した。
レジェンズ・フットボール・リーグ(LFL)
レジェンズ・フットボール・リーグ(LFL)は米国で行われている女性による7人制のインドア・アメリカンフットボールリーグである。ブラジャーとパンティーに似た下着風のユニフォームから以前は「ランジェリー・フットボール・リーグ(Lingerie Football League)」と言う名称だったが、2013年シーズンから「レジェンズ・フットボール・リーグ」に変更された。
ウィメンズ・ナショナルバスケットボールアソシエーション(WNBA)
ウィメンズ・ナショナルバスケットボールアソシエーション(WNBA)は女子バスケットボールの世界最高峰リーグであり、1996年に設立された。米国の歴史上で最も長く続いている女子スポーツリーグである。2026年時点ではアメリカ合衆国に15チーム存在している。
ウィメンズ・プロフェッショナル・ファストピッチ(WPF)
ウィメンズ・プロフェッショナル・ファストピッチ(WPF)は米国における女子ソフトボールリーグである。2023年に4チームで開始された。
プレミア・バレーボール・リーグ(PVL)
プレミア・バレーボール・リーグ(PVL)は米国におけるバレーボールリーグである。2012年に女子のみのリーグとして設立され、翌2013年からは男子も開幕。2017年は女子13チーム、男子15チームが参加している。