ウルトラマントレギア
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| ウルトラマントレギア | |
|---|---|
| ウルトラシリーズのキャラクター | |
| 初登場 | 『劇場版 ウルトラマンR/B セレクト! 絆のクリスタル』 |
| 作者 | 後藤正行 |
| 声 | 内田雄馬 |
ウルトラマントレギア(英:Ultraman Tregear[1])は、円谷プロ制作の特撮作品「ウルトラシリーズ」に登場する架空のキャラクター。2019年公開の映画『劇場版 ウルトラマンR/B セレクト! 絆のクリスタル』で初登場した。
2017年放送のテレビシリーズ『ウルトラマンジード』にて退場したウルトラマンベリアルに替わり、継続的にシリーズへ関わっていく宿敵として創作されたキャラクターである[2][3]。初登場作品『劇場版R/B』の制作時点では詳細な設定は定まっておらず、2018年放送のテレビシリーズ『ウルトラマンタイガ』にてウルトラマンタロウの親友という設定などが固められた[4]。
トレギアの名はプロデューサーの鶴田幸伸によるものであり、古代ギリシア語で「狂った好奇心」を意味している[5]。
デザインは後藤正行が担当[6]。デザイン段階では設定が固まっていなかったため、後藤の独自解釈で自分でウルトラマンのアイデンティティを否定しており、ウルトラマンの特徴である顔を仮面で隠し、自分でむしり取ったカラータイマーから出た光を拘束具で封印しているイメージとなった[出典 1]。身体各所のディテールは拘束具を思わせており、尖った爪先は初代ウルトラマンのBタイプを意識している[7]。また、ベリアルとは異なるスマートな格好良さも意図している[4]。危険を孕んだキャラクターを細長の釣り目という目付きの悪さで表現している[6]。
『劇場版R/B』『タイガ』の監督を務めた武居正能は、登場するだけで怖さを感じられるよう演出したといい、イベントなどでトレギアが登場すると子供が泣き出すのは狙い通りであったことを語っている[4]。
登場作品
- 映画『劇場版 ウルトラマンR/B セレクト! 絆のクリスタル』(2019年)
- テレビシリーズ『ウルトラマン ニュージェネレーションクロニクル』第13話「邪悪!もうひとつのクロニクル!!」(2019年)
- テレビシリーズ『ウルトラマンタイガ』(2019年)
- インターネット配信『ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ』(2019年)
- 映画『劇場版 ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』(2020年)
- インターネット配信『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』(2020年)
- インターネット配信『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』(2022年)
ウルトラマントレギアを演じた人物
データ
| ウルトラマントレギア | |
|---|---|
| 身長 | 50 m(ベスト時・伸縮自在)[出典 2] |
| 体重 | 3万7千 t(ベスト時・体の大きさに合わせて増減)[出典 2] |
| 握力 | 7万5千 t[10][15] |
| 腕力 | 9万 t[10][15] |
| ジャンプ力 | 850 m[10][15] |
| 走力 | マッハ4[10][15] |
| 最大飛行速度 | マッハ9.9[出典 3] |
| 水中速度 | マッハ3.8[10][15] |
| 地中速度 | マッハ3[10][15] |
| 年齢 | 1万2,000歳[出典 4] |
| 出身地 | M78星雲・光の国[13][14] |
| ウルトラマントレギア(アーリースタイル) | |
| 身長 | 50 m[17][18] |
| 体重 | 3万7千 t[17][18] |
| 出身地 | M78星雲[19] |
かつてはタロウの親友であり、光の国の宇宙科学技術局に在籍していた科学者にして哲学者であった[20]。だが、ベリアルやウルトラマンヒカリが闇に堕ちていたことを知ったことで正義に疑問を抱いて光の国を出奔し、カラータイマーの奥底に古代の混沌が実体化した数百体の邪神を封じ込め、頑丈な拘束ベルトで封印した結果、闇に堕ちる[21][13]。そのため、ウルトラマンたちにとって本来は必要であるディファレーター光線を必要とせず、カラータイマーも鳴らない[21]。
怪獣を操るほか、多次元宇宙を移動して各宇宙に干渉し[注釈 1]、他の宇宙人への助力・助言や仕事の依頼を行うなど、計略を張り巡らせて暗躍することを主としている[12][21]。一方、自身も優れた戦闘力を持つ[22]。
「トレギア」という名前は、7つの宇宙で、厄災、禁忌、誘惑などを意味する言葉とされる[21][注釈 2]。
- 『ウルトラマンオーブ』のジャグラスジャグラーや『ウルトラマンジード』の伏井出ケイ、『ウルトラマンR/B』の愛染マコトや美剣サキはいずれも行動理由が分かる敵だったため、トレギアは目的が分からない敵となった[4]。
ウルトラマントレギア(アーリースタイル)
『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』で初登場[23][24]。トレギアが闇に墜ちる前の本来の姿である[23]。
- アーリースタイルのデザインは仮面を着けたトレギア同様、後藤正行が担当[17][6]。トレギアのデザイン時には登場することはまったく考えられておらず、『大いなる陰謀』の際に改めてデザインされた[6]。タロウと同世代であることから、シンプルで昭和なテイストが意識された[17]。マスクはオリジナルと同様の型から製作されたものに手を加えているため、オリジナルとは異なる[17]。ヒカリ同様、元のトレギアはアーマーが付いた状態のバランスでデザインされているため、体表のライン取りも大きく異なる[17]。カラータイマーの形状は初代ウルトラマンやウルトラマンジャックと同様である[17]。ベースとなったのは青いウェットスーツで、ライトブルーとシルバーは塗装で表現されている[17]。
装備
- トレギアアイ[出典 5]
- 霧崎がトレギアの姿に戻る際に使用する変身アイテム。トレギアの胸アーマーを模した折りたたみの状態からボタンを押すことでアイマスクのように展開し、着眼することで全身を闇のエネルギーが包み、変身を完了する。
- 当初はタイガスパークと連動させる案もあったが、複雑になりすぎることから、単体で機能するものとなった[25]。
- モンスリング(怪獣リング)
- →詳細は「ウルトラマンタイガ § 登場アイテム・劇中用語」を参照
技
- トレラアルティガイザー[出典 6]
- 両腕に全身のエネルギーを集めて撃ち出す破壊光線[出典 7]。
- トレラケイルポス[出典 8]
- 指先から破壊電磁波を打ち出す[10][21]。速射性が高く、ウルトラマンジード ウルティメイトファイナルを吹き飛ばす威力を持つ[22]。
- イスキュロス・イーバ[10][15]
- ウルトラマンロッソやウルトラマンブルのバリアと同等の堅牢さを持つ防御バリアを、身体の前面に展開する[10]。
- オプトダクリス[出典 2]
- 両目から光線を撃ち出す[10]。
- トレラ・スラー[出典 2]
- 空間を歪ませて作り出す異次元ゲート[10]。元は邪神降臨の際の魔法陣[21]。
- ギアギダージ[出典 2]
- 体を高速で回転させ、突撃する[10]。
- イスキュロス・ダイナミス[10][15]
- 生命体の内面に潜んだ怒りの本能を加速させる狂暴化促進光線を放つ[10][21]。
- トレラアルディガ[出典 2]
- 破壊エネルギーを両手先から放ち、光線に変えて殲滅させる[10]。
- トレラ・パンタスマ[出典 2]
- 相手に遠く離れた場所の映像や幻を視認させる[10]。
- トレラテムノー[16][13]
- 『タイガ』で使用。両腕から放つカッター状の光線[13]。
- トレラシウム光線[出典 9]
- アーリースタイルが『大いなる陰謀』で使用。十字に組んだ腕から放つ必殺光線。
- 『劇場版R/B』『タイガ』の監督を務めた武居は、『タイガ』時点のインタビューで腕を組んで放つ光線はウルトラマンとしての本来の姿のために温存している旨を述べていた[4]。