コートレイ軍
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| Kawthoolei Army | |
|---|---|
| ကော်သူးလေတပ်မတော် | |
| 活動期間 | 2022年7月16日 – 現在 |
| 活動目的 |
カレン民族主義 分離主義 |
| 指導者 | ネダミャ[1] |
| 活動地域 |
カレン州ドゥプラヤ地区 タニンダーリ地方域メルギー(ミェイク)-タヴォイ(ダウェイ)地区 |
| 兵力 | 1500+[2] |
| 上位組織 | コートレイ政府 |
| 関連勢力 | |
| 敵対勢力 |
敵対勢力 |
| 戦闘 | ミャンマー内戦 |
| ウェブサイト | コートレイ軍FBページ |
コートレイ軍(コートレイぐん、ビルマ語: ကော်သူးလေတပ်မတော်、英語: Kawthoolei Army、略称: KTLA)はカレン民族同盟から分派したカレン族武装組織である[5][1]。
2022年1月、カレン民族同盟傘下の村落防衛組織、カレン民族防衛機構 (KNDO)のトップであったネダミャ(ボー・ミャの息子)は25人を国軍のスパイ容疑で殺害した容疑でカレン民族同盟から追放された[6]。同年6月末、ネダミャは国民統一政府 (NUG)から100万バーツの寄付金を得た[2]。
2022年7月16日、ネダミャが新たな武装組織コートレ[7]イ軍を立ち上げると、カレン民族同盟はこの動きを非難した[8]。国民防衛隊のヴェノム・コマンドーおよびライオン大隊、コラポー大尉率いるKNDO特殊大隊、サローン少佐率いる民主カレン慈善軍分派グループ、カレン民族同盟/カレン民族解放軍平和評議会の一部などがコートレイ軍に合流した[8][9]。
2023年2月、KTLAとKNU第4旅団の間で小規模な衝突が発生した[10][11]。
2023年4月、KTLAは国境警備隊の本部のあるシュエコッコに侵攻し、10,000人以上の住民がタイ側に越境し、避難することとなった[12][13]。
2024年5月15日、副司令官のソー・ワーネムが家族と共に国境警備隊に離反した。同年6月3日、同氏はコートレイ軍から永久除名された[14][15]。
2026年1月5日、ネダミャは第78回カレン民族解放記念日に合わせ、ミャワディ郡区内において「コートレイ共和国政府」の樹立と、ミャンマーからの完全な独立を宣言し、初代大統領への就任を表明した[16]。ネダミャは演説の中で、1000万人を超えるカレン民族の自決権と主権の必要性を訴え、副大統領や首相、国防相らを含む閣僚名簿を同時に発表した[17]。
しかし、カレン族最大の武装組織であるKNUはこの動向を「革命理念を欠いた無意味で恥ずべき行為」として即座に否定し、KTLAには実質的な領土も行政基盤も民衆の支持も存在しないと批判した。タイの専門家らもこの動向を厳しく分析しており、カセサート大学のラリター・ハーンウォン助教は、兵力200人足らずのKTLAには国家としての実効性や国際的な承認を得る見込みがなく、海外のカレン族コミュニティからの資金調達を狙ったPR戦略であると指摘した。また、ナレースワン大学のクリッサナ・チョースット講師は、明確な支配領域や法整備を欠いたままの宣言は国際組織へのアピールの域を出ないとし、タマサート大学のドゥンヤパーク・プリーチャラット准教授は、カレン族の理想郷を指す「コートレイ」という象徴的な名称を利用することでメディアの注目を集める手法を「高度なPR戦略」と評価している。このように、一連の独立宣言は現実的な国家樹立の動きというよりも、政治的なプレゼンスを高めるための象徴的なパフォーマンスとしての側面が強いとみなされている[18][19]。
行政組織
2023年11月14日、ネダミャを議長とするKTLAの行政組織、コートレイ政府(Government of Kawthoolei: GOK)が発足した。コートレイ政府には14の局が存在している[20]。
- 内務局
- 外務局
- 国防局
- 森林農業局
- 畜産漁業局
- 教育文化局
- 法務局
- 財務局
- 鉱山局
- 運輸国境局
- 保健局
- 宗教局
- 組織局
- 同盟局