ダイオメド

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欧字表記 Diomed[1]
性別 [1]
ダイオメド
George Stubbsによる肖像
欧字表記 Diomed[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 栗毛[1]
生誕 1777年[2]
死没 1808年[3]
Florizel[1]
Spectator Mare[1]
生国 イギリスの旗 イギリス[1]
生産者 リチャード・ヴァーノン[2]
馬主 トマス・チャールズ・バンベリー[2]
競走成績
生涯成績 20戦11勝(Thoroughbred Heritage)[4]
19戦11勝(Lennox(1857))[5]
獲得賞金 7,945ギニー[5]
勝ち鞍 エプソムダービー(1780年)
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ダイオメド[注 1]Diomed1777年[1][2] - 1808年[3])はイギリス競走馬。第1回エプソムダービー(1780年)の勝ち馬である。引退後は同地で種牡馬となり、後にアメリカに輸出された。イギリスでの種牡馬成績は振るわなかったが、輸出先のアメリカでは既に高齢であったにもかかわらず、サーアーチーなどを出す活躍を見せた。

馬主チャールズ・バンベリーはオークスとダービーの創設者の1人でもあり[8]、ダイオメドのほかエレノア(1801年)、スモレンスコ(1813年)でダービーを勝っている[6]

競走馬時代

父はヘロド産駒のフロリゼル、母はスペクテイターの牝駒(Spectator mare[注 2])で[10]、1777年、ニューマーケットのリチャード・ヴァーノンによって生産され、後にバンベリーの所有となった[2]。体高15ハンド3インチ[注 3][6]、馬格の逞しい栗毛馬であった[11]

3歳の時、ニューマーケットのスウィープ・ステークス(500ギニー)で勝利をあげた後[12]、5月4日に行われた第1回エプソムダービーに出走した[6][12]。当初のダービーはそれほど重要な競走とは考えられておらず、登録馬は36頭で、うち9頭が出走したに過ぎなかった[6]。ダイオメドはBoudrooやSpitfireらを下して勝利を飾り、初代ダービー馬となった[12]

ダービー勝利後も負け知らずで、3歳を7戦無敗で終えると、4歳になってからも勝ち続け連勝を10まで伸ばした[4]。しかし、ノッティンガムでFortitudeに初の敗戦を喫すると、ニューマーケットでもBoudrooに敗れ[13]、3勝2敗でシーズンを終えた[5]

5歳時はニューマーケットでCropに対して棄権するなど、1度もレースに出走しなかった[5][13]。翌年、ギルフォードでのキングズプレート(4マイルのヒート)に勝利して復帰戦を飾ったが、その後は7戦[注 4]して1度も勝利できず、ウィンチェスターで跛行の症状が出たため、馬主の判断で競走馬を引退した[4]

種牡馬時代

米国における産駒の1頭、サーアーチー

引退後、ダイオメドはハンプシャーのアップパークで種牡馬として供用された後、サフォークのバートンに移動した[14]。その間、5ギニーで始まった種付料は一時10ギニーまで上がるも、その後は2ギニーまで下がっている[6]。代表産駒として、ロシアに輸出されたGray Diomed、エレノア(前述)の母として知られるYoung Giantessが挙げられるが[6]、同地での種牡馬成績は失敗であったとされている[注 5][6][14][15]

1798年、ダイオメドは既に21歳となっていたが、バンベリーによって50ギニーで売却され、アメリカに輸出された[注 6][6]。同地ではイギリスで低下していた受胎能力がよみがえり[14]、1803年にはリーディングサイアーを獲得している[14]。ダイオメドは高齢で輸出されながら10年にも渡り生き続け、その間、米国の競馬界に君臨することとなった[16]。自身はサーアーチー、デュロック、ハイニーズマリアなどの産駒を送り出し[4]、また、アメリカでリーディングサイアーを16回獲得した[17]レキシントンにも血を伝えている[注 7][15][19]

1808年、31歳で死亡[3]。この年にも種付が予定されていたという[7]。その死には、ジョージ・ワシントンの死と並ぶほどの哀悼が捧げられた[11][14]

競走成績

以下の情報はThoroughbred Heritage(THと記載)[4]Lennox (1857)[5]に基づく。

馬齢 成績 獲得賞金(ギニー)
TH Lennox(1857)
1780 3 7戦7勝 7戦7勝 5,165
1781 4 5戦3勝 5戦3勝 2,680
1782 5 - -
1783 6 8戦1勝 7戦1勝 100
20戦11勝 19戦11勝 7,945

血統表

脚注

参考文献

外部リンク

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