シーザスターズ

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欧字表記 Sea The Stars[1]
性別 [1]
シーザスターズ
インターナショナルS出走時(2009年)
欧字表記 Sea The Stars[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2006年4月6日[1]
Cape Cross[1]
Urban Sea[1]
母の父 Miswaki[1]
生国 アイルランドの旗 アイルランド[1]
生産者 Sunderland Holdings[1]
馬主 Christopher Tsui[1]
調教師 John M Oxx[1]アイルランド
競走成績
タイトル カルティエ賞年度代表馬・最優秀3歳牡馬(2009年)
ワールドベストレースホース(2009年)
生涯成績 9戦8勝[1]
獲得賞金 4,695,446ユーロ
勝ち鞍
G12000ギニー2009年
G1ダービー2009年
G1エクリプスS2009年
G1インターナショナルS2009年
G1愛チャンピオンS2009年
G1凱旋門賞2009年
G2ベレスフォードS2008年
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シーザスターズSea The Stars2006年4月6日 - )は、アイルランド産の競走馬である[1]2009年2000ギニーダービーステークスを制してナシュワン以来のイギリスクラシック二冠を達成し、凱旋門賞に優勝した。母は当馬と同じく凱旋門賞を制したアーバンシー。半兄に同じくダービーを制したガリレオがいる。 

2歳時(2008年)

ジョン・オックス厩舎から2008年7月にデビュー。鞍上は名手マイケル・キネーン。以後引退までキネーンが手綱を取り続けることになる。その初戦は4着だったのだがこれが生涯唯一の敗戦であった。2戦目で初勝利を挙げたあと、9月28日カラ競馬場で行われた8ハロンのGIIベレスフォードステークスも連勝し、重賞を初制覇した。前述の血統もあってか、クラウデッドハウスと並んで翌年のクラシック有力候補の一頭とされる。

3歳時(2009年)

ステップレースを使わずに直行した2000ギニーには前哨戦のGIIIクレイヴンステークスを制したデレゲーター、前年のカルティエ賞最優秀2歳牡馬マスタークラフツマンなどの強豪が出走しており、良血とはいえそれほど実績を残していなかったシーザスターズは6番人気だった。しかし、レースではデレゲーターを差し切り1馬身半差で優勝。イギリスクラシックの一冠目を制した。

そしてイギリスクラシック二冠目、ダービーステークスに出走。レース前は血統などから距離延長が不安視されており、ジョン・オックス調教師も、雨で馬場が重くなれば近年の2000ギニー優勝馬のように同レースを回避する可能性も示唆していた。しかし結局、リフューズトゥベンド以来6年ぶりに2000ギニー優勝馬としてダービーに出走した。レースでは内ラチ沿いで逃げたゴールデンソード、エイジオブアクエリアスを窺いながらレースを進め、最後の直線で逃げ粘るゴールデンソードを交わすと、追い込んできたフェイムアンドグローリー以下を退けて優勝。兄ガリレオとの兄弟制覇を達成した。2000ギニー、ダービーの二冠を達成したのは、1989年のナシュワン以来20年ぶりである。

次走にはアイリッシュダービーが予定されていたが、馬場状態が悪化したことから回避。古馬との初対戦となるエクリプスステークスに参戦した。前年のセントレジャーステークスブリーダーズカップターフを制したコンデュイットら強豪古馬勢も出走していたが、単勝オッズ1.6倍の圧倒的1番人気に支持された。レースでは早めに抜け出し先頭に立つと、このレースのあとにサセックスステークスクイーンエリザベス2世ステークスとGIを連勝するリップヴァンウィンクル、同じくこのレースのあとにキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスを制するコンデュイットを振り切って優勝した。

続くインターナショナルステークスマイケル・スタウト厩舎のタータンベアラーが回避したことにより4頭立てで行われ、シーザスターズ以外はエイダン・オブライエン厩舎の管理馬という構図になった。レースは2000ギニーの敗戦後にアイリッシュ2000ギニーセントジェームズパレスステークスのGIを連勝してきたマスタークラフツマンとの事実上の一騎討ちとなった。シーザスターズは先に抜けだしたマスタークラフツマンをゴール前で差し切り、1馬身の差をつけレコードタイムで優勝[2]。GI競走4連勝を達成した。

中2週で臨んだアイリッシュチャンピオンステークスには、前走に続きマスタークラフツマンが出走してきたほか、英ダービーの敗戦後アイリッシュダービーを5馬身差の圧勝で制したフェイムアンドグローリーも参戦し、実質的にこの3強の対決となった。シーザスターズに敗戦続きのオブライエン厩舎は、前記2頭のほか3頭を出走させ、計5頭によるシーザスターズ包囲網を形成して必勝を期したが、レースでは先頭に躍り出たフェイムアンドグローリーを並ぶ間もなく交わし、2馬身2分の1差をつけて快勝。GI競走5連勝を達成した。

凱旋門賞

凱旋門賞出走時(2009年10月4日)

4週間後、シーザスターズは凱旋門賞に出走した。馬場状態によってはこのレースを回避、チャンピオンステークスに向かう可能性もあったが、結局出走した。このレースにはコンデュイット、フェイムアンドグローリーらこれまでに対戦した馬のほか、2007・2008年の凱旋門賞2着馬ユームザイン、GI3連勝を含む6戦全勝のキャリアで出走してきたスタセリタ、そのスタセリタに前走で先着するも降着となった2009年GI2勝のダーレミパリ大賞典ニエル賞と凱旋門賞と同じロンシャン競馬場の2400メートルの重賞を連勝中のキャヴァルリーマン、前年のジョッケクルブ賞勝ち馬で2009年もGIを2勝しているヴィジョンデタと強力なメンバーが揃ったが、現地ではレース前から最有力候補と目されており、ブックメーカーの単勝オッズも2.0倍を切る圧倒的な支持を得た。レースでは好スタートを決めるが、その影響で行きたがるそぶりを見せ、キネーンが必死に抑えて徐々にラチ沿いの中団グループまでポジションを下げる。レースはそのまま進み、最後の直線残り200mの地点でインコースから馬群を割って先頭に立ち、ユームザイン以下の追撃を封じるとそのまま先頭で押し切り2分26秒3の好タイムで快勝、GI競走6連勝を達成した。2000ギニー、ダービー、凱旋門賞を同一年にすべて制覇したのは史上初の快挙であった。また、1980年優勝馬デトロワ・1994年優勝馬カーネギー母仔に次ぐ2組目となる母・アーバンシーとの母仔制覇を成し遂げた。レース後、キネーンが「シーザスターズが凄いのは、わずか3歩でトップギアに入るところです。そんな加速の仕方は他の馬では味わったことがない」と語った。さらにガリレオモンジューロックオブジブラルタルジャイアンツコーズウェイなど自らの跨った数多の世界的名馬と比較し「生涯最高のパートナー」とこの馬を評した。

引退

その後はブリーダーズカップ・クラシックなどに出走するプランも検討されていたが、10月13日にオーナーサイドから引退することが正式に発表された[3]。10月27日には、種牡馬としてアイルランドのギルタウンスタッドで繋養されることが発表された[4]。11月17日には、2009年度のカルティエ賞年度代表馬および最優秀3歳牡馬を受賞した。2010年1月13日に発表された2009年度のワールド・サラブレッド・ランキングでは、アイリッシュチャンピオンステークスのパフォーマンスに対して136ポンドが与えられ、年間世界1位となった。135ポンドを超えるレーティングは、1997年の凱旋門賞馬パントレセレブルの137ポンド以来12年ぶりであった。

競走成績

出走日競馬場競走名距離着順騎手着差1着(2着)馬
2008.7.13カラメイドン芝7f 4着M.キネーンアタマDriving Snow
8.17レパーズタウンメイドン芝7f1着M.キネーン2 1/2馬身(Dark Humour)
9.28カラベレスフォードSG2芝8f1着M.キネーン1/2馬身(Mourayan)
2009.5.2ニューマーケット2000ギニーG1芝8f1着M.キネーン1 1/2馬身(Delegator)
6.6エプソム英ダービーG1芝12f10y1着M.キネーン1 3/4馬身(Fame and Glory)
7.4サンダウンエクリプスSG1芝10f7y1着M.キネーン1馬身Rip Van Winkle
8.18ヨークインターナショナルSG1芝10f88y1着M.キネーン1馬身(Mastercraftsman)
9.5レパーズタウン愛チャンピオンSG1芝10f1着M.キネーン2 1/2馬身(Fame and Glory)
10.4ロンシャン凱旋門賞G1芝2400m1着M.キネーン2馬身(Youmzain)

種牡馬時代

2010年の種付け料は8万5000ユーロに設定された。初年度には、2008年の凱旋門賞優勝馬ザルカヴァ、2009年のジャパンカップ優勝馬ウオッカ、2006年の1000ギニー優勝馬スペシオーサ、2007年の英・愛1000ギニー優勝馬フィンシャルベオ、2000年の英オークス優勝馬ラブディバイン、2008年の英オークス優勝馬ルックヒアー、2008年のコロネーションステークスヨークシャーオークス優勝馬ラッシュラッシーズ[注 1]、2009年のジャンロマネ賞優勝馬アルペンローズらのGI優勝馬、グランデラジョージワシントン兄弟の母ボルディゲラ、アザムールの母アスマラ、ザルカヴァの母ザルカシャらのGI優勝馬の母馬らを含む140頭の牝馬に種付けを行った[5][6]

2013年に産駒がデビュー。同年は重賞勝ち馬を出したものの、2歳リーディングでは期待ほどの成績を挙げられなかった。しかし、翌年産駒が3歳になると、38年ぶりとなる3歳牝馬によるキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス優勝を無敗で達成したタグルーダドイチェスダービーを外ラチまでふくらみながらも大差で圧勝したシーザムーンなどを送り出し、一転して高い評価を獲得した。結局2014年は2世代のみの出走ながら、英愛リーディングサイアーランキングで12位となった。その後も順調に活躍馬を送り出して2016年にはガリレオドバウィに次いでの3位に食い込んでいる[7]

2026年度の種付け料は前年の25万ユーロから増額され、30万ユーロとなることが発表された[8]

主な産駒

G1勝ち馬

2011年産
2013年産
2014年産
2015年産
2016年産
2017年産
2018年産
2019年産
2021年産
2022年産

重賞勝ち馬

2011年産
  • Afternoon Sunlight(母:Lady Luck by Kris) - デリンズタウンスタッド1000ギニートライアル(G3)
  • My Titania(母:Fairy of the Night by Danehill) - C.L.ウェルドパークS(愛G3)
  • Zarshana(母:Zarkasha by Kahyasi)-ミネルヴァ賞(仏G3)
  • Casual Smile(母:Casual Look by Red Ransom) - マッチメイカーS(G3)
  • Astronereus(母:Marie Rheinberg by Surako) - Aston Park Stakes(英G3)
2012年産

ブルードメアサイアーとしての主な産駒

血統表

脚注

外部リンク

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