台湾省選挙区
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1948年の区域
1969年の区域
1972年から1986年までの区域
1989年の区域
歴史

1948年中華民国立法委員選挙では、各省・直轄市にまず5議席を割り当て、300万人から100万人上回るごとに1議席を加算するとされた。当時の台湾省の人口は約600万人であったため、台湾省選挙区には8議席が割り当てられた[4]。任期は3年のため、当初は1951年に改選される予定であった。しかし、蔣介石率いる中華民国政府は、国共内戦敗北による1949年の台湾移転後も「領土全体から選出された代表者」という正当性を堅持するため、改選は凍結され万年国会が形成された[5]。
1969年、「欠員補充[6]」と「台湾省の人口増加」という名目で、立法委員を増員する初の第1回中華民国立法委員増員選挙が行われた。台湾省選挙区選出の立法委員8名のうち、1969年までに3名が辞職・死去により欠員であった。また、1969年の台湾省の人口は約1400万人で、16議席が割り当てられることになるため、今選挙では、欠員3名と人口増加分8名を合わせた11名が選出されることとなった。1967年に直轄市に昇格し、台湾省から離脱していた台北市以外の範囲で、台湾省選挙区は南北に分割された。台中県と南投県より北部は台湾省第一選挙区、彰化県より南部と花蓮県・台東県は台湾省第二選挙区となった。しかし、直轄市が優遇された結果、有権者数が約90万人の台北市選挙区が定数4に対し、有権者数が約250万人の台湾省第一選挙区は定数3、有権者数が約330万人の台湾省第二選挙区は定数4であった。選出された11人は、改選の凍結が終了するまで無期限に務めることとされた。

1972年、第1回中華民国立法委員第1次増額選挙が行われた。「動員戡乱時期における自由地区での中央民意代表の増額選挙法」第2章第9条の規定により、各省・直轄市にまず5議席を割り当て、200万人から70万人上回るごとに1議席を加算するとされた。台湾省の人口は約1320万人であったため、21議席が割り当てられた。選挙区は日本統治時代の行政区分とほぼ同じ区分に分割された。旧台北州(台北市を除く)は台湾省第一選挙区、旧新竹州は台湾省第二選挙区、旧台中州は台湾省第三選挙区、旧台南州は台湾省第四選挙区、旧高雄州・旧澎湖庁は台湾省第五選挙区、旧花蓮港庁・旧台東庁は台湾省第六選挙区となった。この選挙では、全51人のうち台湾省の6つの選挙区から21人が選出された。3年前に選出された11人と異なり、任期は3年である。
1975年、第1回中華民国立法委員第2次増額選挙が行われ、全52人のうち台湾省の6つの選挙区から22人が選出された。前回選挙と比べ、人口が約70万人増加した約1390万人であったため、1議席増加した22議席が割り当てられた。増加分は台湾省第一選挙区に振り分けられ、定数4議席となった。1978年に改選される予定であったが、直前に米台断交が発表されたことで、蔣経国総統は選挙を2年延期し、1980年まで務めた。
1980年、第1回中華民国立法委員第3次増額選挙が行われた。1979年に高雄市が直轄市に昇格し台湾省から離脱したため、台湾省第五選挙区からも離脱した。そのため、前回選挙と比べほとんどの選挙区で定数がほぼ倍増したが、高雄市選挙区が分立したため台湾省第五選挙区の定数は1しか増えなかった。この選挙では、全97人のうち台湾省の6つの選挙区から38人が選出された。
1983年、第1回中華民国立法委員第4次増額選挙が行われ、全98人のうち台湾省の6つの選挙区から39人が選出された。
1986年、第1回中華民国立法委員第5次増額選挙が行われ、全100人のうち台湾省の6つの選挙区から41人が選出された。
| 日本統治時代 台湾行政区分 |
旧台北州 (台北市を除く) |
旧新竹州 | 旧台中州 | 旧台南州 | 旧高雄州・旧澎湖庁 (1979年から高雄市を除く) |
旧花蓮港庁・旧台東庁 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 選挙区 | 台湾省第一選挙区 | 台湾省第二選挙区 | 台湾省第三選挙区 | 台湾省第四選挙区 | 台湾省第五選挙区 | 台湾省第六選挙区 | |
| 1980年人口 | 約315万人 | 約225万人 | 約332万人 | 約314万人 | 約321万人 (約199万人) |
約63万人 | |
| 選挙 | 年度 | 定数 | 定数 | 定数 | 定数 | 定数 | 定数 |
| 第1次 | 1972 | 3 | 3 | 5 | 5 | 4 | 1 |
| 第2次 | 1975 | 4 | 3 | 5 | 5 | 4 | 1 |
| 第3次 | 1980 | 8 | 6 | 9 | 8 | 5 | 2 |
| 第4次 | 1983 | 9 | 6 | 9 | 8 | 5 | 2 |
| 第5次 | 1986 | 9 | 6 | 10 | 9 | 5 | 2 |
1989年、第1回中華民国立法委員第6次増額選挙が行われた。選挙区は、台湾省に残存する21の県・市ごとにそれぞれ分割され、台北県から反時計回りで番号が割り当てられた。選出立法委員はそれぞれの選挙区を参照。
| 行政区分 | 台北 | 宜蘭 | 桃園 | 新竹 | 苗栗 | 台中 | 彰化 | 南投 | 雲林 | 嘉義 | 台南 | 高雄 | 屏東 | 台東 | 花蓮 | 澎湖 | 基隆 | 新竹 | 台中 | 嘉義 | 台南 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 県 | 市 | |||||||||||||||||||||
| 選挙区 | 一 | 二 | 三 | 四 | 五 | 六 | 七 | 八 | 九 | 十 | 十一 | 十二 | 十三 | 十四 | 十五 | 十六 | 十七 | 十八 | 十九 | 二十 | 二十一 | |
| 選挙 | 年度 | 定数 | 定数 | 定数 | 定数 | 定数 | 定数 | 定数 | 定数 | 定数 | 定数 | 定数 | 定数 | 定数 | 定数 | 定数 | 定数 | 定数 | 定数 | 定数 | 定数 | 定数 |
| 第6次 | 1989 | 11 | 2 | 5 | 1 | 2 | 4 | 4 | 2 | 3 | 2 | 4 | 4 | 3 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 3 | 1 | 2 |
- 1969年
- 1972年-
- 1980年-
- 1989年
選出立法委員
1948年の区域
| 台湾省選挙区 | |||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 選挙 | 年度 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | ||||||||
| 第1回 | 1948 | 劉明朝 ( |
羅万俥 ( |
黄国書 ( |
蔡培火 ( |
郭天乙 ( |
謝娥 ( |
林慎 ( |
鄭品聡 ( | ||||||||
| (補欠) | 1950 | 何景寮 ( | |||||||||||||||
この選挙で当選した8名のうち、最高齢である蔡培火(1889年生)を除く7名が日本統治時代の台湾(1895年-1945年)生まれである。また、謝娥と林慎は女性で、台湾初の女性立法委員である。
1969年の区域
台湾省第一選挙区
| 台湾省第一選挙区 | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 選挙 | 年度 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | |||
| 増員 | 1969 | 劉闊才 ( |
李儒聡 ( |
劉金約 ( | |||
台湾省第二選挙区
| 台湾省第二選挙区 | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 選挙 | 年度 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | ||||
| 増員 | 1969 | 呉基福 ( |
黄宗焜 ( |
梁許春菊 ( |
郭国基 (無所属) | ||||
この選挙で当選した7名全員が日本統治時代の台湾(1895年-1945年)生まれである。また、梁許春菊は増員11名唯一の女性である。
1972年から1986年までの区域
台湾省第一選挙区
| 台湾省第一選挙区 | |||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 選挙 | 年度 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | |||||||||
| 第1次 | 1972 | 鄭水枝 ( |
邱永聡 ( |
張淑真 ( | |||||||||||||||
| 第2次 | 1975 | 林栄三 (無所属) | |||||||||||||||||
| 第3次 | 1980 | 蔡讚雄 ( |
林坤鐘 ( |
周大業 ( |
周書府 ( |
呉梓 ( |
蔡勝邦 (無所属) |
鄭余鎮 (無所属) |
黄煌雄 (無所属) | ||||||||||
| 第4次 | 1983 | 張堅華 ( |
林永瑞 ( |
方素敏 (無所属) |
謝美恵 ( | ||||||||||||||
| 第5次 | 1986 | 孫勝治 ( |
尤清 ( |
黄煌雄 ( | |||||||||||||||
台湾省第二選挙区
| 台湾省第二選挙区 | |||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 選挙 | 年度 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | ||||||
| 第1次 | 1972 | 呂学儀 ( |
邱仕豊 ( |
邱家湖 ( | |||||||||
| 第2次 | 1975 | ||||||||||||
| 第3次 | 1980 | 温錦蘭 ( |
劉碧良 ( |
李天仁 ( |
古胡玉美 ( |
張徳銘 (無所属) | |||||||
| 第4次 | 1983 | 黄栄秋 ( |
黄主文 ( |
劉興善 ( | |||||||||
| 第5次 | 1986 | 許国泰 ( | |||||||||||
台湾省第三選挙区
| 台湾省第三選挙区 | |||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 選挙 | 年度 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | ||||||||||
| 第1次 | 1972 | 張啓仲 ( |
陳幼石 ( |
劉松藩 ( |
洪宣治 ( |
黄順興 (無所属) | |||||||||||||||
| 第2次 | 1975 | ||||||||||||||||||||
| 第3次 | 1980 | 洪昭男 ( |
林庚申 ( |
謝生富 ( |
周基順 ( |
沈世雄 ( |
林炳森 ( |
許張愛簾 ( |
許栄淑 (無所属 → | ||||||||||||
| 第4次 | 1983 | 郭林勇 ( | |||||||||||||||||||
| 第5次 | 1986 | 潘至誠 ( |
林源朗 ( |
黄明和 (無所属) | |||||||||||||||||
台湾省第四選挙区
| 台湾省第四選挙区 | |||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 選挙 | 年度 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | |||||||||
| 第1次 | 1972 | 蕭天讚 ( |
辛文炳 ( |
張文献 ( |
陳水亮 ( |
許世賢 (無所属) | |||||||||||||
| 第2次 | 1975 | ||||||||||||||||||
| 第3次 | 1980 | 郭俊次 ( |
游栄茂 ( |
李宗仁 ( |
林聯輝 ( |
洪玉欽 ( |
黄正安 (無所属) |
許哲男 (無所属) | |||||||||||
| 第4次 | 1983 | 呉賢二 ( |
廖福本 ( |
林楽善 (無所属) | |||||||||||||||
| 第5次 | 1986 | 李勝峰 ( |
林時機 ( |
陳適庸 ( |
林健治 ( |
朱高正 ( | |||||||||||||
台湾省第五選挙区
| 台湾省第五選挙区 | |||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 選挙 | 年度 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | 当選者 | |||||
| 第1次 | 1972 | 張瑞妍 ( |
洪慶麟 ( |
李長貴 ( |
黄銅樹 ( | ||||||
| 第2次 | 1975 | 王金平 ( | |||||||||
| 第3次 | 1980 | 黄河清 ( |
鍾栄吉 ( |
李明相 ( |
黄余綉鸞 (無所属) | ||||||
| 第4次 | 1983 | 陳進興 ( |
余陳月瑛 (無所属) | ||||||||
| 第5次 | 1986 | 温興春 ( |
邱連輝 ( |
余政憲 ( | |||||||
台湾省第六選挙区
| 台湾省第六選挙区 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 選挙 | 年度 | 当選者 | 当選者 | ||
| 第1次 | 1972 | 許添枝 ( | |||
| 第2次 | 1975 | ||||
| 第3次 | 1980 | 饒穎奇 ( |
郭栄宗 ( | ||
| 第4次 | 1983 | ||||
| 第5次 | 1986 | 黄正一 ( | |||