増田みず子
From Wikipedia, the free encyclopedia
東京都立白鷗高等学校に入ったが、受験校の校風に反発して中退し、東京都立上野高等学校の定時制に再入学[3][4]。のち、当時の心の傷跡を自伝的な作品『内気な夜景』の題材にした。東京農工大学農学部植物防疫科卒業。日本医科大学第二生化学教室勤務を経て「死後の関係」で新潮新人賞の候補となり、小説家としてデビューする。
元来、男女問わず独身生活を主題とする作家だったが、1986年の『シングル・セル』はその到達点ともいうべき長編で、「シングル」という語が少し流行語となり、また話題となった。
近年は青山学院女子短期大学で創作を指導しながら、雑誌に短篇を発表している。2020年、『月夜見』以来19年ぶりの単行本『小説』を刊行する。
略歴
- 1977年、「死後の関係」で新潮新人賞候補。
- 1978年、「個室の鍵」で第79回芥川龍之介賞候補。
- 1979年、「桜寮」で第80回芥川龍之介賞候補、「ふたつの春」で第81回芥川龍之介賞候補。
- 1980年、「慰霊祭まで」で第82回芥川龍之介賞候補
- 1982年、「小さな娼婦」で第86回芥川龍之介賞候補。
- 1983年、「内気な夜景」で第89回芥川龍之介賞候補。
- 1985年、『自由時間』で第7回野間文芸新人賞受賞。
- 1986年、『シングル・ セル』で第14回泉鏡花文学賞受賞。
- 1992年、『夢虫』で芸術選奨新人賞受賞。
- 1993年、「顔」で第20回川端康成文学賞候補。
- 1994年、「風草」で第21回川端康成文学賞候補。
- 2001年、『月夜見』で第12回伊藤整文学賞受賞。
- 2003年、「添い寝」で第29回川端康成文学賞候補。