大盗賊

From Wikipedia, the free encyclopedia

大盗賊
LOST WORLD OF SHINBAD[注釈 1]
監督
脚本
製作
出演者
音楽 佐藤勝
製作会社 東宝
配給 東宝
公開 日本の旗 1963年10月26日
上映時間 97分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
配給収入 2億3,000万円
テンプレートを表示

大盗賊』(だいとうぞく、英題:LOST WORLD OF SHINBAD[3][4][注釈 1])は、1963年昭和38年)10月26日に公開された日本時代劇映画[出典 1]。製作[出典 2]・配給[出典 3]東宝。監督は谷口千吉[12][13]、脚本は木村武関沢新一[12]、主演は三船敏郎[3]

カラー、東宝スコープ[出典 4]ワイド[1])。上映時間は97分[5]。同時上映は『クレージー作戦 くたばれ!無責任[4]。配給収入は2億3,000万円[15][16]

戦国時代の貿易商人であった菜屋助左衛門を題材とするが、史実よりもアクションを重視した魔法や仙術も登場する破天荒な冒険活劇となっている[出典 5]。脚本は、特撮作品などを多く手がけていた木村武(馬淵薫)と関沢新一が共同で執筆した[出典 6]。助左衛門の豪放磊落ごうほうらいらくなキャラクターは、演じる三船敏郎のイメージが反映されている[8][4]。英題は『LOST WORLD OF SHINBAD』となっており、和製アラビアンナイトを意図したものとされる[19][4][注釈 1]

1966年には、本作品とほぼ同じスタッフやキャストによる姉妹作品『奇巌城の冒険』が制作された[出典 7]

あらすじ

堺の豪商である呂宋助左衛門は海賊の嫌疑をかけられ、捕らえられて火刑に処されそうになったところを役人を買収し、脱走する[24][10]。島国の狭さに嫌気が差した助左衛門は、財宝を持って手下とともに海へ旅立つ[24][10]

南シナ海への航海中、助左衛門は大嵐に遭い、漂流していたところを黒海賊に襲われ、仲間を殺されたうえに財宝を奪われてしまう[24][13]。助左衛門は島に漂着して久米地仙に助けられ[24][13]、黒海賊を追って訪れた街で自身の宝石を領主羅刹王の娘である弥々姫が着けているのを見つける[19][4]。腕を見込まれた助左衛門は城の近衛兵となり[19][4]、弥々姫に協力して羅刹王の悪評を調査すると、宰相が乗っ取りを企てており[24][13]、黒海賊の黒幕でもあることを知る[19]

城へ乗り込んだ助左衛門は地下牢へ捕らえられるが、久米地仙が助けに現れ、宰相の配下である妖婆と妖術合戦を繰り広げる[19][4]。妖婆は久米地仙によって瓢箪に封じられるが、その間に宰相は弥々姫の婚約者である明国公子を攫い、黒海賊の本拠地である大魔城へ向かう[19]。山賊の美輪と手を組んで宰相を追った助左衛門は公子を助け出すが[19][4]、大魔城では宰相が弥々姫との婚礼の儀を始めようとしていた[2][4]。公子とともに大凧で大魔城へ乗り込んだ助左衛門は、大魔術合戦の末に弥々姫を救出し、黒海賊を打倒する[19][4]。幸せな2人を見届けた助左衛門は、財宝を街に託して再び大海へ旅立っていく[19][4]

キャスト

スタッフ

本編

特殊技術

制作

本作品は企画段階で一旦制作が保留されていた[25]。その後、黒澤明の監督作品『赤ひげ』(1965年公開)の制作にあたり三船が長期間拘束されるため、その前に彼の主演作を1本制作することとなっていたが、当初に岡本喜八が監督を務める予定だった作品の脚本が間に合わず、本作品に振り替えられることとなった[25]。本作品の制作が急遽追加されたことにより、特撮班が携わる『海底軍艦』および『モスラ対ゴジラ』の制作に遅れが生じたとされる[25]

特撮については、同年に映画『マタンゴ』で導入されたオックスベリー社の最新光学合成撮影機「オプチカルプリンター1900シリーズ」が本格的に用いられた[2][26]。魔法や仙術の描写に合成が多用されたほか、大凧のシーンでも三船をミニチュアセットに合成している[出典 8]。また、船舶の多くはミニチュア特撮で表現されている[6]

本作品の撮影風景は、アメリカの雑誌『LIFE』の表紙にもなった[8]

映像ソフト

  • LDは東宝から発売された[10]。品番 TLL2245[10]

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI