海軍爆撃隊
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円谷英二が課長を務める特殊技術課による初の本格的特撮映画である[出典 2]。従来の戦記映画はドキュメンタリータッチのものが多かったが、本作品ではダイナミックなドラマ志向となり[3][5]、本作品で初めて特撮班が編成され、本格的なミニチュア操演が行われた[出典 3]。本作品の成功が、後の『ハワイ・マレー沖海戦』(1942年)をはじめとする国策映画の製作に繋がっていったとされる[4]。
現存するフィルムは53分程度の短縮版で[1]、もともとは海軍軍事普及部を通じて販売が行われていた16ミリ版を、所有者が前半部分をカットしたものと云われている。2006年に京都府の収集家宅から発見された[1]時点ですでに「消滅は時間の問題」と評されるまでに劣化が激しく、大阪芸術大学の太田米男教授のもとへ持ち込まれ、デジタル技術を用いた復元作業がおこなわれた[10]。修復されたフィルムは同年10月に開催された「第5回京都映画祭」にて上映され、同イベントの総合プロデューサーには「ミニチュアと実写のバランスが見事で、ゴジラなど後の作品につながる貴重な映像」と評された[1]。