ゲンと不動明王
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ストーリー
ゲンとイズミの兄妹は、木曽の山奥のセイカン寺の子供である。病気で母親を失った2人は励ましあいながら明るく暮らしていたが、兄のゲンが隣村のクオン寺に預けられることになる。間もなく兄妹の父親にあたるセイカン寺の住職は後妻を迎え、イズミには新しい母さんができる。一方、ゲンは厳格なクオン寺のおばさんになじめず、意地を張ったり寂しさを募らせたりするが、床の間に飾られた不動明王さまが心の支えとなる。しかし、ハチの巣取りに失敗して怪我をしたことが引き金となり、友達といさかいを起こしたゲンは、ついにクオン寺を飛び出してしまう。この事件のあと、ゲンはセイカン寺に帰されるが、新しい母さんに素直に接することができない。そんなある日、ゲンの夢に不動明王様が現れる。明王様に促されたゲンは、翌朝初めて「母さん」と呼ぶことが出来たのだった。
映画版
| ゲンと不動明王 | |
|---|---|
| 監督 | |
| 脚本 | |
| 原作 | 宮口しづえ |
| 製作 | 稲垣浩 |
| 出演者 | |
| 音楽 | 団伊玖磨 |
| 撮影 | |
| 編集 | 黒岩義民 |
| 製作会社 | 東宝 |
| 配給 | 東宝 |
| 公開 |
|
| 上映時間 | 102分[注釈 1] |
| 製作国 |
|
| 言語 | 日本語 |
1961年9月17日に公開された日本の特撮映画[出典 2]。製作[出典 3]・配給[2][10]は東宝。監督は稲垣浩[3]。
モノクロ、東宝スコープ[出典 4](ワイド[8])。上映時間は102分[出典 5][注釈 1]。同時上映は『アッちゃんのベビーギャング』[5]。
東宝の健全な家族向け娯楽路線として制作された[8]。子役の自然な表情が評価されており、監督の稲垣は「のびのびと勝手にやらせることがコツである」と述べている[1][2]。
三船敏郎扮する不動明王のシーンを特撮監督の円谷英二が手がけ、ブルーバック合成などを用いている[出典 6]。モノクロ作品だが、一部の特撮シーンでは赤紫色に着色処理がなされている[4]。特撮描写が見せ場となっている作品だが[14]、いわゆる東宝特撮作品には含まれないことが多い[5]。
ポスターの挿絵には筑摩書房での装幀、挿絵を担当した朝倉摂が起用された。
同年7月に公開された映画『モスラ』では、モスラが渋谷を襲撃するシーンで本作品の看板が掲げられている[15]。
2004年3月に日本映画専門チャンネルで初めてテレビ放送された[16]。
キャスト
- ゲン[出典 7]:小柳徹
- 不動明王[8][12]:三船敏郎
- イズミ[出典 7]:坂部尚子
- オッチャン[8](おっちゃん[12]):千秋実
- おその[8][12](おっちゃんの後妻):乙羽信子
- クオン寺の和尚[8][12]:笠智衆
- かね[8](大妻かね[12]):高橋とよ
- 焼酎屋のおばさん[12]:千石規子
- 光子[8](娘・光子[12]):浜美枝
- 原竹夫[8](バス運転手・原竹夫[12]):夏木陽介
- 茶屋のばあさん[8]:飯田蝶子
- すずめ屋:東郷晴子
- 小林:小杉義男
- 音爺[8]:左卜全
- 藤山:田武謙三
- 地主:香川良介
- 安井:横山運平
- 徳平:谷晃
- 佐々木:稲葉義男
- 信一:土屋嘉男
- 地主の母:音羽久米子
- 藤山の母:村田嘉久子
- きりさ:菅井きん
- マサシ:奥村弘二
- ハルキ:寺田耕司
- 佐田豊
- 沢村いき雄
- 馬野都留子
- パン屋(シキシマパン)で働くこども:中島基博