造園植物

From Wikipedia, the free encyclopedia

造園植物 (ぞうえんしょくぶつ) とは、住居庭園公園街路などの生活空間に植栽される植物である。

修景、観賞装飾環境保全、レクリエーションなどに加え、防風防火、遮蔽、境界標識といった目的にも用いられる[1]

造園植物の例(足立美術館、白砂青松庭)
造園植物の例(栗林公園)

移植後の活着をよくするために根回しがよく行われる。植栽にあたっては計画が必要であり、植栽後の管理にあたっては剪定刈込みが重要な作業となる[1]。作業時間は、その作業に応じて柔軟であることが求められるが、朝方や夕方から作業ということもあり得る。公共施設では緑化のため植栽をするが、造園空間のデザイン力が重要となる。地形や土壌に適した草木の選別や、公園であれば多くの人が利用するスペースや歩道の確保などにも気を配らなければならない。また、プライバシーや目隠し機能を意識して植物を選ぶことも重要である。

使われやすい条件

使われやすい条件は以下の通りである。形が整っているもの、果実などが美しいもの、特徴のあるもの、性質に関しては強健なもの、環境に対して適応性のあるもの、萌芽性、発根性の強いものなどである。繁殖に関しては大量生産ができるものが有利である。育成管理に関しては形が仕立てやすいもの、病虫害に強いもの、傷害からの回復力が強いものなどが望ましい。以上の条件が備われば大都市などでも使用できるが、条件に適合しないものも庭園では使用可能である[1]

歴史

人類の生活で食用、薬用など生活に必要な物資を得る以外に、生活を豊かにする目的で植物を用いたことが造園植物の始まりとみると、古代エジプトの緑陰樹がそうである。古王国から中王国時代には実用的な樹木園があり、新王国時代には庭園にアカシアナツメヤシ並木と池に水草が見られた。ギリシア時代に入ると、庭園も実用から装飾用になり、公共の場にもスズカケノキ植栽された。日本では飛鳥時代から庭園が見られるようになり、水辺の植物などが使われたとされ、奈良時代には花木が賞されたようである[1]

代表的な植物

関連項目

脚注

Related Articles

Wikiwand AI