シュコダ14Tr

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製造年 1981年 - 1998年(量産車)
製造数 3263両(量産車)
シュコダ14Tr
シュコダ14Tr(ブルノ2011年撮影)
基本情報
製造所 シュコダオストロフ工場チェコ語版
製造年 1981年 - 1998年(量産車)
製造数 3263両(量産車)
主要諸元
電気方式 直流600 V、750 V
架空電車線方式
設計最高速度 65 km/h
車両定員 着席24人
定員80人
車両重量 10.0 t
全長 11,300 mm
全幅 2,500 mm
全高 3,410 mm(集電装置含)
床面高さ 750 mm
主電動機 6AI 2943rN
主電動機出力 100 kw
歯車比 9.82
出力 100 kw
制御装置 電機子チョッパ制御
備考 主要数値は[1][2][3][4][5]に基づく。
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シュコダ14Trチェコ語: Škoda 14Tr)は、チェコシュコダシュコダ・オストロフチェコ語版)が開発したトロリーバス車両チェコスロバキア時代から製造が始まり、民主化後も1990年代まで世界各都市に導入された[1][2][3][4]

シュコダ14Trは元々1970年代に計画が始まった形式で、チェコスロバキアの自動車メーカーであったカロッサチェコ語版と共同で製造する予定もあり、実際に1970年代前半に試作車も複数製造された。しかし、当時は安価な石油を背景にトロリーバス路線バスへの置き換えが進んでいた時期であり、この計画が実現することは無かった。その後、石油危機やそれを起因とした石油価格の上昇による需要の増加を受けて再度新型トロリーバスを設計する計画が立ち上がり、1980年に製造された試作車を経て翌1981年から量産が開始された[2][6]

構造

シュコダ14Trは多数の鋼管を用い相互に溶接したスケルトンボディと呼ばれる構造を採用しており、側面や屋根は防食処理された鋼板が用いられている。ただし初期の量産車についてはこれらの耐久性の低さが指摘され、鋼管の強化を始めとした車体の強度の増加が図られた。乗降扉は右側に3箇所設置されており、車内には一部を除いてクロスシートが配置されている。主電動機は連続出力100 kwのものが1基搭載され、電機子チョッパ制御装置を用いる事でスムーズな始動を可能としている[1][2][3]

導入都市

1970年代および1980年に製造された一連の試作車を除き、シュコダ14Trは1981年以降1998年までに合計3263両が量産され、チェコスロバキアのみならず世界の各都市へ導入が実施された。ただし、チェコで使用されていた車両については2023年6月パルドゥビツェパルドゥビツェ・トロリーバス)およびブルノブルノ・トロリーバス)での運用を最後に定期運用を終了する事になっている[2][4][7][8]

以下、シュコダ14Trが導入された都市を記す。国名および都市名は2023年時点のものである他、ウクライナについては自治権が及んでいない都市や地域も含む[2][4]

シュコダ14Tr 導入都市一覧
導入国 都市 導入車両数 備考
アルメニア エレバン
(エレバン・トロリーバス)
123両
ギュムリ 49両
アゼルバイジャン バクー
(バクー・トロリーバス)
208両
ギャンジャ 5両 [9]
ボスニア・ヘルツェゴビナ サラエヴォ
(サラエヴォ・トロリーバス)
79両
ブルガリア ヴァルナ
(ヴァルナ・トロリーバス)
30両 [10]
スリヴェン
(スリヴェン・トロリーバス)
28両 [11]
プロヴディフ
(プロヴディフ・トロリーバスポーランド語版)
24両 [12]
ソフィア
(ソフィア・トロリーバス)
20両 [13]
チェコ プルゼニ
(プルゼニ・トロリーバス)
115両 [14][15]
ブルノ
(ブルノ・トロリーバス)
103両 [16]
パルドゥビツェ
(パルドゥビツェ・トロリーバス)
48両 [17][18]
ズリーン
オトロコヴィツェチェコ語版
(ズリーン/オトロコヴィツェ・トロリーバス)
41両 [19][20]
オストラヴァ
(オストラヴァ・トロリーバス)
39両 [21][22]
テプリツェ
(テプリツェ・トロリーバス)
38両 [23][24]
フラデツ・クラーロヴェー
(フラデツ・クラーロヴェー・トロリーバス)
30両 [25][26]
イフラヴァ
(イフラヴァ・トロリーバス)
24両 [27][28]
オパヴァ
(オパヴァ・トロリーバス)
24両 [29][30]
マリアーンスケー・ラーズニェ
(マリアーンスケー・ラーズニェ・トロリーバス)
20両 3両は試作車(1972,74,80製)[31][32]
ウースチー・ナド・ラベム
(ウースチー・ナド・ラベム・トロリーバス)
5両 [33][34]
シュコダ・オストロフ工場チェコ語版 3両 試作車
営業運転には使用されなかった
中国 北京
(北京トロリーバス)
1両
瀋陽 1両
エストニア タリン
(タリン・トロリーバス)
99両
ジョージア トビリシ
(トビリシ・トロリーバス)
226両
ゴリ 3両
バトゥミ 2両
クタイシ 2両
オズルゲティ 2両
ポティ 2両
サムトレディア 2両
スフミ
(スフミ・トロリーバス)
2両
ルスタヴィ 1両
ズグディディ 1両
カザフスタン アルマトイ 12両 [35]
リトアニア ヴィリニュス
(ヴィリニュス・トロリーバス)
228両
カウナス
(カウナス・トロリーバス)
125両
ラトビア リガ
(リガ・トロリーバス)
254両 [36]
ハンガリー セゲド
(セゲド・トロリーバス)
1両
モルドバ キシナウ 9両
ドイツ ヴァイマル 12両
ポツダム
(ポツダム・トロリーバス)
5両
エーベルスヴァルデ
(エーベルスヴァルデ・トロリーバス)
3両
ロシア連邦 ヴォログダ 6両
スロバキア ブラチスラヴァ
(ブラチスラヴァ・トロリーバス)
115両 [3]
プレショフ
(プレショフ・トロリーバス)
39両 [37]
バンスカー・ビストリツァ
(バンスカー・ビストリツァ・トロリーバス)
7両 1両は直流750V用の試作車[38]
ジリナ
(ジリナ・トロリーバス)
15両 [39]
ウクライナ キーウ 354両
クリミア
(クリミア・トロリーバス)
160両
チェルニウツィー 102両
リヴィウ 91両
マリウポリ 91両
ルハーンシク 55両
イヴァーノ=フランキーウシク 31両
テルノーピリ 31両
リウネ 15両
ドネツィク 5両
ウズベキスタン タシュケント
(タシュケント・トロリーバス)
145両
ウルゲンチ
(ウルゲンチ・トロリーバス)
6両 [40]

ギャラリー

発展・改造形式

脚注

参考資料

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