ペリパース
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このペリパースは、ケクロプス以前にアッティカを支配したといわれる王で、大地から生まれたといわれる。神話によるとペリパースはアポローンを深く信仰して、善政を行ったが、その治世があまりに素晴らしかったため、人々はゼウスの祭祀をやめ、ペリパースをゼウスとして信仰しはじめた。しかしこれがゼウスの怒りに触れ、ゼウスはペリパースを雷で撃って滅ぼそうとした。このときアポローンはペリパースが自分を深く信仰していることをよく知っていたので、ゼウスに命を奪うことだけはやめてほしいと懇願した。そこでゼウスはペリパースの館に行き、敬虔さに免じてペリパースを鳥の王であるワシに変え、王座に侍ることを許した。またペリパースの妻が自分も鳥に変えてほしいと願ったので、彼女を鳥占いで吉兆を告げるハヤブサに変えたという[1]。
なお、オウィディウスも『変身物語』においてアッティカの王ペリパースとその妻ペーネーについてわずかに言及しており、2人が雌雄のワシに変じたとしている[2]。