南千住駅
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JR東日本の常磐線・東京メトロの日比谷線・首都圏新都市鉄道のつくばエクスプレスの3社の路線の駅がそれぞれあり、接続駅となっている。JR東日本の駅には「JJ 04」、東京メトロの駅には「H 21」[注 1]、つくばエクスプレスの駅には「TX04」の駅番号が付与されている。
JRの駅には常磐線快速電車および中距離電車のみが停車し、東京メトロ千代田線に直通している常磐線各駅停車は当駅を経由しない。常磐線各駅停車のみが停車する綾瀬・亀有方面へ向かう場合には、北隣の北千住駅で各駅停車に乗り換えが可能である[注 2]。かつては、中距離電車の当駅停車は日中のみだったが、2004年(平成16年)3月13日のダイヤ改正で終日停車するようになった[1]。かつて設定されていた通勤快速や2005年(平成17年)7月9日より設定された特別快速は、当駅を通過する。また、JRの駅は、特定都区市内制度における「東京都区内」に属している。
JRの駅からは、貨物駅である日本貨物鉄道(JR貨物)隅田川駅へと通じる常磐線支線(隅田川貨物線)が分岐しており、貨物列車のみが使用する。つくばエクスプレスの工事のため使用を休止していた時期があり、その後改築されて使用が再開された。
歴史
- 1896年(明治29年)12月25日:日本鉄道の駅として開業[2][3]。
- 1906年(明治39年)11月1日:日本鉄道が国有化し、官設鉄道の駅となる[2]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称の制定により、常磐線の所属となる。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道が発足。
- 1961年(昭和36年) 3月28日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)日比谷線の駅が開業[4]。
- 1962年(昭和37年)5月31日:日比谷線北千住駅 - 南千住駅間延伸により、営団の駅が途中駅となる。
- 1964年(昭和39年)10月1日:荷物の扱いを廃止[2]。
- 1971年(昭和46年)4月20日:緩行線(各駅停車)が営団地下鉄千代田線と相互直通運転を開始したことに伴い、国鉄の駅は快速停車駅となる。
- 1974年(昭和49年)7月1日:みどりの窓口が営業を開始[新聞 1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、国鉄の駅は東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[2]。
- 1988年(昭和63年)3月13日:普通列車(中距離電車)が日中(9 - 16時台)停車となる。
- 2001年(平成13年)11月18日:JR東日本でICカード「Suica」の利用が可能となる[報道 1]。
- 2004年(平成16年)
- 2005年(平成17年)8月24日:首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスの駅が開業[新聞 2][新聞 3]。
- 2007年(平成19年)3月18日:東京メトロ・首都圏新都市鉄道でICカード「PASMO」の利用が可能となる[報道 3]。
- 2011年(平成23年)8月31日:みどりの窓口の営業を終了。
- 2015年(平成27年)2月17日:日比谷線の駅に太陽光発電システムが導入される[報道 4]。
- 2020年(令和2年)2月7日:日比谷線ホームで発車メロディの使用を開始[5]。
お召し列車の運行
天皇が茨城県方面での公務があり、つくばエクスプレスに乗車する場合は、起点である秋葉原駅ではなく、当駅を利用する場合がある。過去に2回運行された。
駅構造
3社の駅はそれぞれ別々の建物であるため、各線相互の乗り換えの際には改札を出て道路を渡る必要がある。
JR東日本の駅舎は、つくばエクスプレスの建設工事に伴い2005年(平成17年)に建て替えられ、バリアフリー対応となった。また、東京メトロの駅舎も同年バリアフリー対応と内・外装の改修を目的としてリニューアルされている。なお、つくばエクスプレスの駅舎は当初からバリアフリー対応がなされている。
JR東日本
| JR 南千住駅 | |
|---|---|
|
みなみせんじゅ Minami-Senju | |
| 所在地 | 東京都荒川区南千住四丁目5-1 |
| 所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
| 電報略号 | ナン |
| 駅構造 | 高架駅 |
| ホーム | 1面2線[6] |
| 乗車人員 -統計年度- |
[JR 1]17,086人/日(降車客含まず) -2024年- |
| 開業年月日 | 1896年(明治29年)12月25日 |
| 乗入路線 2 路線 | |
| 所属路線 |
■■常磐線(快速) (線路名称上は常磐線) |
| 駅番号 | JJ04 |
| キロ程 |
3.4 km(日暮里起点) 上野から5.6 km |
| 所属路線 | 常磐線(貨物支線・隅田川貨物線) |
| キロ程 | 5.7 km(三河島起点) |
| 備考 |
|
島式ホーム1面2線を有する[6]高架駅で、ホームは2階にある。出口は南側の1か所のみで、日比谷線の駅の北口に近い。
地元住民から北口の設置の要望があるが、JR東日本は「出口を増設するほどに利用者が達していない」として自らが出資するには難色を示し、「地元(荒川区)が開設費用を負担するか、利用者が社内基準に達すれば、設置を検討する」としている。
JR東日本ステーションサービスによる業務委託駅で、自動券売機、多機能券売機[7]、指定席券売機[7]、自動改札機が設置されている。お客さまサポートコールシステムが導入されており、早朝はインターホンによる案内となる[7]。改札外にNewDaysKIOSKが、ホーム上に待合室がある。
のりば
| 番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
|---|---|---|---|
| 1 | 下り | 松戸・取手・土浦・水戸・成田方面[8] | |
| ■ 成田線 | |||
| 2 | 上り | 日暮里・上野・東京・品川方面[8] |
- 改札口(2021年5月)
- ホーム(2021年5月)
東京メトロ
| 東京メトロ 南千住駅 | |
|---|---|
|
みなみせんじゅ Minami-senju | |
| 所在地 | 東京都荒川区南千住四丁目3-1 |
| 駅番号 | H21[9] |
| 所属事業者 | 東京地下鉄(東京メトロ) |
| 所属路線 | ●[9]日比谷線 |
| キロ程 | 2.1 km(北千住起点) |
| 電報略号 | ナセ |
| 駅構造 | 高架駅 |
| ホーム | 2面2線 |
| 乗降人員 -統計年度- |
[メ 1]32,611人/日 -2024年- |
| 開業年月日 | 1961年(昭和36年)3月28日 |
相対式ホーム2面2線を有する高架駅。ホームは3階。出口は三ノ輪駅寄り(南口)と北千住駅寄り(北口)の2か所で、北口がJRの駅入口に近い。
エレベーターは北口側に設置されている。ただし、改札階から2番線(北千住方面)ホームへエレベーターで行く場合は、2階でエレベーターを乗り継ぐ必要がある。
駅北側に千住検車区が近接しており、ラッシュ時を中心に当駅始終着列車が設定されている。また、当駅で乗務員の交代が行われることがある。
当駅は、「北千住駅務管区南千住地域」として近隣の駅を管理している[10]。
のりば
| 番線 | 路線 | 行先 |
|---|---|---|
| 1 | 中目黒方面[11][12] | |
| 2 | 北千住・南栗橋方面[11][12] |
- JR南千住駅方面改札口(2016年5月)
- 日比谷線ホーム(2016年5月)
- 駅舎(北口)(2018年12月)
発車メロディ
2020年(令和2年)2月7日よりスイッチ制作の発車メロディ(発車サイン音)を使用している[5]。
曲は1番線が「桜の川堤」、2番線が「プリズム」(いずれも福嶋尚哉作曲)である[5]。
首都圏新都市鉄道
| 首都圏新都市鉄道 南千住駅 | |
|---|---|
|
みなみせんじゅ Minami-Senju | |
| 所在地 | 東京都荒川区南千住四丁目4-1 |
| 駅番号 | TX04 |
| 所属事業者 | 首都圏新都市鉄道 |
| 所属路線 | つくばエクスプレス |
| キロ程 | 5.6 km(秋葉原起点) |
| 駅構造 | 地下駅 |
| ホーム | 2面2線 |
| 乗車人員 -統計年度- |
6,659人/日(降車客含まず) -2024年- |
| 開業年月日 | 2005年(平成17年)8月24日[新聞 2][新聞 3] |

相対式ホーム2面2線を有する地下駅。ホームドアシステムなどの安全設備が導入されている。1階地上部(JR常磐線の高架下で、駅舎の反対側)にコンコースがあり、ホームは地下2階にある。出入口と改札は1か所。開業当初は改札横に売店があったが、その後閉店し、自動販売機が設置された。
開削工法で設置された駅であり、工事の際は設置位置の上にある常磐線南千住駅全体を仮線に移す工事が行われた。
また、付近はかつての小塚原刑場の跡地にかかっており、1998年(平成10年)の先行調査では井戸状の枠と104点の頭蓋骨、2002年(平成14年)の本調査では260点以上の頭蓋骨や1,700点の四肢骨が出土した[14]。このほかに馬・犬・猫の骨、寛永通宝や下駄・煙管等の小物も出土しているが、木の棺に入れられて埋葬された馬も1点発見されている[14]。
のりば
| 番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
|---|---|---|---|
| 1 | 下り | つくば方面[15] | |
| 2 | 上り | 秋葉原方面[15] |
- 改札口(2008年2月)
- ホーム(2008年1月)
連絡運輸について
JR東日本・東京メトロ・首都圏新都市鉄道のいずれも南千住駅の名称を用いるが、当時の帝都高速度交通営団(営団地下鉄)日比谷線開業に際して日本国有鉄道(国鉄)との連絡業務を行わなかったため、長らく同じ駅名でも乗換駅として案内されないという状態になっていた。つくばエクスプレスでは開業前にはJR・東京メトロへの乗り換えが可能な案内を行っていたが、隣の北千住駅での乗り換えの方が至便であることや、同線とJR・東京メトロとの定期券での連絡運輸を設定していなかったことから、開業後も連絡運輸については従前のままである。ただし、3社ともに乗り換えの車内アナウンスは流れている。なお、2010年(平成22年)3月13日よりJR東日本とつくばエクスプレスとの間で定期券に限り当駅での連絡運輸を開始している。
利用状況
駅周辺
旧日光街道(国道4号)が当駅の西側を通っている。また、隅田川が近く江戸四宿として栄えた千住宿は当駅の付近と北千住駅の付近を総称して指しており、この辺りは小千住・千住南組といっていた。また、江戸時代の刑場である小塚原刑場、橋本左内や鼠小僧次郎吉などの墓のある回向院は当駅の近くにある。
JR駅に隣接して荒川区立南千住第二中学校がある。そのほか、東京都立産業技術高等専門学校荒川キャンパスおよび東京都立荒川工科高等学校の最寄り駅でもある。JR貨物の隅田川駅、日比谷線の車両基地である千住検車区も当駅の東側にある。また、日比谷線の駅南東部には都営バス南千住営業所があり、同営業所は都電南千住電車営業所の跡地となる。
2008年(平成20年)6月下旬には、JR駅舎前東側にマクドナルドや三徳が入居する平屋建ての商業施設がオープンした。このほか、東口側の複合商業施設としてはBiVi南千住、リブレ京成を核テナントとするLaLaテラス 南千住、23区初のロイヤルホームセンターが立地する。
バス路線
その他
当駅は先に開業した地下鉄の日比谷線が高架で建設され、つくばエクスプレスはその地下をくぐる構造であるため、日本では4例しかない「同一駅で私鉄のホームが地下にあり地下鉄のホームが高架(地上)にある」という珍しい形態となっている[注 3]。

