大浪池
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霧島山の火山活動によって約4万年前に形成された火口の跡に水がたまってできた。この火口から噴出した大量の軽石が周辺の地層に残されており、イワオコシ軽石と呼ばれている。池の水深は11.6mで暗青緑色を呈し、透明度が高いため池底まで見通すことができる。水質は強い酸性(pH=5.20)であるが、フナが生息している[1]。池から流出する川はない。池を擁する火山の標高は1412m、水面の標高は1241mである。神龍が住むという伝説がある。
南西側にある大浪池登山口(霧島市と宮崎県小林市とを結ぶ宮崎県道・鹿児島県道1号小林えびの高原牧園線が起点)から池まで登山道があり(片道約40分)、また池の周囲には遊歩道(一周約2時間)が整備されている[2]。前者は道の全ての部分が石畳で整備されており、後者はミヤマキリシマやクマザサの藪多い登山道となっている。
大浪池登山口には霧島市が2013年度(平成25年度)に退避壕(収容可能人数29人)を設置している[3]。避難小屋に1963年(昭和38年)に鹿児島県が設置した「大浪池休憩舎」があるが、総務省九州管区行政評価局による調査が行われた2015年(平成27年)時点[4]では老朽化により使用禁止になっている[3]。なお、韓国岳との鞍部に韓国岳避難小屋がある。
秋にはカエデやアカマツなどが色づき見頃となる[2]。また、冬期には結氷する。
1959(昭和34)年2月13日に、新燃岳が小規模爆発の後、14:50に爆発的噴火が発生。その際、新燃岳火口の西北西約3kmにある警察無線中継所(大浪池火口南側外縁部に設置されていたもの。現在は撤去され国土交通省の設備が設置されている場所)が噴石による被害を受けた[5][6]。
