2004年11月、天長市安楽鎮紀荘村で前漢時代の墓葬(19号墓)が発見され、119件の文物(陶器・銅器・鉄器・漆器とともに、木牘34枚)が出土した。墓主は東陽県の官吏をしていた謝孟である。内容は公文書の「戸口簿」・「算簿」、私文書の「書信」・「木刺」・「薬方」・「贈り物目録」などである。木牘は少し残欠しているものもあるが、ほとんどは完全な姿を留めており、片面だけでなく両面に書写されているものもある。字体は主として隷書だが、書風にバリエーションがあり、書き手は複数存在すると考えられる。
なお青石の板硯の入った漆硯盒も出土した。硯盒は長さ23cm、幅6.8cmの長方形を呈している。