音楽の稽古 (フラゴナール)
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| フランス語: La Leçon de musique 英語: The Music Lesson | |
| 作者 | ジャン・オノレ・フラゴナール |
|---|---|
| 製作年 | 1770年ごろ |
| 素材 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 109 cm × 121 cm (43 in × 48 in) |
| 所蔵 | ルーヴル美術館、パリ |
『音楽の稽古』(おんがくのけいこ、仏: La Leçon de musique、英: The Music Lesson)は、18世紀フランス・ロココ期の巨匠ジャン・オノレ・フラゴナールが1770年ごろ、キャンバス上に油彩で制作した風俗画である。1849年にイポリト・ヴァルフェルダンから寄贈されて以来[1]、パリのルーヴル美術館に所蔵されている[1][2]。

「音楽の稽古」の主題は、バロック美術において五感を表す一般的な寓意であった。オランダ黄金時代の絵画においてはよく取り上げられ、フェルメールの『音楽の稽古』 (ロイヤル・コレクション、セント・ジェームズ宮殿) は、特に名高い[3]。ちなみに、オランダの絵画では、この主題は落ち着いた生活情景を表すと同時に、多くの場合、音楽を仲立ちとする愛の戯れの表現でもあった[2]。
フラゴナールの本作にも、オランダ絵画の伝統は継承されている[2]。一方で、画家はこの主題を夢のような恋を表す「雅宴画 」の情景に変えており、若い音楽の教師が生徒の女性の胸の間を覗きこむようにしている姿を描いている[2][4]。フラゴナールは、若い2人の間に通い合う恋のきざはしのような微妙な感情をも暗示している。ほとんどスケッチに近いような素早く、軽やかな筆遣い、そして2人の姿だけをクローズアップした大胆な構図は、フラゴナール独特のものである[2]。