目隠し鬼 (フラゴナール、1750年)
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| フランス語: Le collin maillard 英語: Blind-Man’s Buff | |
| 作者 | ジャン・オノレ・フラゴナール |
|---|---|
| 製作年 | 1750-1752年ごろ |
| 素材 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 116.8 cm × 91.4 cm (46.0 in × 36.0 in) |
| 所蔵 | トレド美術館、トリード |
『目隠し鬼』(めかくしおに、仏: Le collin maillard、英: Blind-Man’s Buff)は、18世紀フランス・ロココ期の巨匠ジャン・オノレ・フラゴナールが1750-1752年ごろ、キャンバス上に油彩で制作した絵画である。現在、米国オハイオ州のトレド美術館に所蔵されている。1901年に同美術館を設立したガラス製造業者エドワード・リビーの「リビー寄付金」によって購入された[1]。
フラゴナールはまた、サミュエル・ヘンリー・クレスのコレクションに由来し、現在サンディエゴのティムケン美術館にある『目隠し鬼』も1775-1780年に制作している[2]。18世紀には両作品のエングレービングが制作されているが、それぞれ上部が25センチほど高かった可能性がある。
この絵画は虚偽に満ちている。少女は目隠しの布から覗き見ており、目隠し鬼の遊びは誘惑の口実のようである。2人の人物は牧歌的な衣装を身に着けているが、貴族階級あるいはブルジョワ階級なのかもしれない。一方、森のように見える背景は、舞台であるのかもしれない。すなわち、作品は真実と虚偽、現実と創作の境界を破棄してしまっている[3]。
作品を所蔵するトレド美術館は、本作に関して以下のように記述している。
フラゴナールの若い人々の戯れの情景は、楽し気にエロティックで、感覚的に描かれ、ロマンチックな牧歌的主題に対する18世紀のフランスの貴族的嗜好を満たしている。人物たちは、田舎風ではあるものの、ありえないくらい清潔な流行の服装で美しく着飾っている。女性の靴には、優雅な蝶々の飾まで付いている[1]。
本作は、現在マドリードのティッセン=ボルネミッサ美術館にある『シーソー』の対作品であった[4][5]。両作品ともフラゴナールの師であったフランソワ・ブーシェの様式に多く依拠している。ブーシェの影響は、豊かな木々が画面の枠を形作っていることに見て取れる。しかし、場面の注意深い構図はフラゴナール独自のものである。目隠し鬼の遊びは求愛の比喩であり、前後に揺れるシーソーの動きは、おそらく性行為の比喩である[6]。