シーソー (フラゴナール、マドリード)
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| スペイン語: El Columpio 英語: The See-Saw | |
| 作者 | ジャン・オノレ・フラゴナール |
|---|---|
| 製作年 | 1750-1752年ごろ |
| 素材 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 120 cm × 95 cm (47 in × 37 in) |
| 所蔵 | ティッセン=ボルネミッサ美術館、マドリード |
『シーソー』(西: El Columpio、英: The See-Saw)は、18世紀フランス・ロココ期の巨匠ジャン・オノレ・フラゴナールが1750-1752年にキャンバス上に油彩で制作した絵画である。1956年にハンス・ハインリヒ・ティッセン=ボルネミッサ男爵に購入され、現在はマドリードのティッセン=ボルネミッサ美術館に所蔵されている[1]。対作品の『目隠し鬼』 (トレド美術館、米国オハイオ州) [2] が求愛に焦点を当てているのに対し、本作が表す揺れるシーソーの比喩は、恋愛が成就したことを示唆する[3]。
『シーソー』と『目隠し鬼』は元来、パリのサン=ジュリアン (Saint-Julien) 男爵のコレクションにあったが、1784年の男爵の死後の売り立てで500リーヴルで売却された。その後、画商のル・ブラン (Le Brun) に購入されたようで、2年後には別の所有者モレル (Morel) の死後に売却され、画商ジュベール (Joubert) が852リーヴルで購入している。次いで、両作はシネティ (Sinéty) 侯爵のコレクションに入り、さらに後にウィーンのナサニエル・ド・ロスチャイルド男爵、そしてプレニー・シャンベジーのモリス・ド・ロスチャイルド男爵に所有された。最終的に、両作品はアメリカの絵画市場で別々に売却された[1]。
作品
本作は、フラゴナールが最初のイタリア旅行をする前の画業初期に制作された[1]。当時、彼はフランソワ・ブーシェの工房の弟子で、1752年に名高いローマ賞を獲得した。フラゴナールは1756年から1761年までローマに滞在したが、その結果、絵画様式は大きく変わり、より装飾的なものとなった。本作は後に彼に名声をもたらすことになる諸要素を示しており、それらの要素の中には森で遊んでいる子供という主題やその表現形式も含まれる[1]。
絵画は、森の中で4人の子供たちがシーソーで遊んでいる姿を表わしている。彼らの動きと仕草、そして色彩は生命力に満ちたイメージを生み出しており、前方に揺れている少女は、画家が対角線構図を用いていることで、見事な力学的洞察を示している。筆致は流麗で、色彩は輝くばかりである[1]。本作は、フラゴナールの代表的傑作『ぶらんこ』 (ウォレス・コレクション、ロンドン) の先駆けとして重要な作品と見なされている[1]。