イーロス
From Wikipedia, the free encyclopedia
トロースの息子
ギリシア神話における都市イーリオスの建設者であり、都市名の名付け親である。トローアス地方の中心都市となり、トローイアとも呼ばれ、そちらの名の方がよく知られている。
イーロスはダルダニア(英語版)のトロースの息子で後継者であり、アッサラコスとガニュメーデースの兄弟である。プリュギアの王が開催したレスリング大会で優勝し、賞品として50人の少年と少女を得た。また王は神託に従って彼に牛を一頭与え、その牛が横たわった場所に都市を築くように言い、イーロスはそれに従った。
それからイーロスはゼウスに祈り、奇跡を願った。するとテントの目の前に天界からパラディオンが落ちてきたが、それを目にしたとたん不信心のために盲目となった。その後アテーナーに生贄を捧げると、視力を取り戻した。
イーロスは生まれ故郷のダルダニアよりもイリオスを好み、父の死後もそこに留まり、ダルダニアは弟のアッサラコスに継がせた。このためトロイは2つの王国に分断されることになった。
イーロスの後は息子のラーオメドーンが継いだ。イーロスの妻はアドラーストスの娘エウリュディケーまたはレウキッペーと言われている。イーロスには他に2人の娘があり、テミステーはカピュスと結婚し、テレクレイア (Telecleia) はキッセウスと結婚した。
系図
メルメロスの息子
ギリシア神話に登場するもう一人のイーロスは、メルメロスの息子であり、イアーソーンとメーデイアの孫である。このイーロスはエーリスとオリンピアの間にある Ephyra に住んでいた。『オデュッセイア』の中でイーロスはオデュッセウスを歓待するが、オデュッセウスから矢に塗る毒を所望されたとき、神への復讐に恐れをなして毒を提供しなかった。